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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
鴇先生、かっこいい!
桃さんもかなりがんばってます。
動物園のアイドル七森さんとの三角関係?はどうなるんでしょう。
ダチョウがああだったとは…
2013/07/19 10:38
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投稿者:たなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作に続いて、鴇先生の乱闘シーンが良かった。
服部君は一体何者なんだ…笑
事件に巻き込まれすぎる飼育員
2015/08/21 21:48
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投稿者:たぬき - この投稿者のレビュー一覧を見る
出発点としてミステリの舞台が動物園てきつくないか、と思いつつ、シリーズが重なるにつれ登場人物が「事件に巻き込まれすぎ」と認識してしまっている苦境に、それでもどんどん続編が出ないかと期待をしてしまう。もうコ〇ン君ばりに無限ループの世界で事件に巻き込まれたらよいと思う。ワニ、アルパカ、ダチョウときて、最近はやりのウォンバットはどうだろうかなどと夢想してしまう。話は常に「動物が好きだから飼育員!」と「大好きな動物を飼育してしまっている」という葛藤や、現代の人間と動物の関係から起こる問題などが絡められていて真剣な気持ちになる部分も多々ある。
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動物園の仕事以外でいろいろ大変な動物園です。
どのキャラクターも魅力的ですが
やはりお姉さんキャラの鴇先生が素敵。
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基本的には変わらずのほのぼの系ですが、表出する悪意や事件の影響範囲の大きさにぞっとしてしまう1編でした。しかも実現可能に思えるところがまた恐い。
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動物園を舞台にしたシリーズの第2作。
創元から出てるシリーズと同じく、ほのぼのしつつも発生する事件はシリアスでなかなかシビアだった。
『日常の謎』的な舞台でシリアスな事件を扱うのが著者の作風だと思うのだが、今回は両者が乖離しすぎていて、まとまりに欠ける印象だったのが残念。
しかし、動物に関するプチ蘊蓄は読んでいて面白い。
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『午後からはワニ日和』から何ヶ月か経ったあとの話です。
マラソン大会に乱入したダチョウを桃くん達が捕まえ、それがテレビやネットを通して有名になり、その頃から彼らの周囲で異変が起こり出します。どうやら同僚の鴇先生のストーカーの仕業のようだ、と桃くん達は調査をしていくうちに大きな事件に巻き込まれます。
一応、ミステリーらしく密室殺人が起こりますが、あまり作中で大きなウェイトを占めているわけではありません。ですが、犯人がしようとしていたことはけっこうスケールが大きく、意外性もありました。
最後に桃くんが犯人に言った言葉も良かったです。
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動物かわいすぎるw
悪そうな奴は結局悪いヤツだったが、初っぱなのある意味のどかなダチョウ暴走事件がああつながるとは-!
面白かった-。続きあるのかなー。あるといいなー。
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動物園シリーズの第2弾。一見、ほのぼのとした
日常ミステリ風ですが、今作も巻き起こる事件は
結構シリアスで大袈裟で、物騒です。
なのに...主要登場人物の楓ヶ丘動物園の飼育員達の
キャラによって相殺される、なんとも似鳥さん
らしい作品。
今作はダチョウが主役で、市民マラソンのコースに
突如乱入してきたダチョウから物語が始まる。
偶然(w)居合わせた、楓ヶ丘動物園の奇人職員達が
無事に捕獲するも、彼等の周辺にきな臭い異変が
起こる。主人公「桃」、そして獣医の「鴇」先生が
何者かに拉致監禁され、その現場からは身元不明の
焼死体が発見される...。
とかなり物騒。さらにここから事件は大きく発展
するのですが、今作の読みどころは事件やミステリ的な
部分よりも、ちょいちょい挟まれる動物蘊蓄と、
キャラを楽しむのが正解かと。さらにパワーアップした
爬虫類担当職員の「服部」くん。彼の紹介が「とりあえず
彼は変態である」というたった一文w。さらに彼の飼い犬の
「ディオゲネス」も輪をかけて...アレですw。
独特ののほほんとした雰囲気、楽しませてくれるキャラ、
動物達、そして小ネタにミステリを少々トッピングした...
そういうミステリです。
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動物園が舞台のミステリー、読みきりかと思ってたら2作目が出た。
マラソン大会にダチョウが乱入するという掴みはいいが、今作はどちらかと言えば人間関係が中心に話が回る。動物にまみれたほのぼのした雰囲気の一方、動物たちがミステリー的舞台装置に徹する双極性がある。全体的に軽めではあるが油断ならない。
鴇先生のヒロイン力が意外や高い。年上趣味を持ってたらやられていた。
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このシリーズに関しては脚注が面白い。薀蓄・・・(じゃないか?)、まあトリビアなのか?・・・なんか話術の妙って感じである。桃本君・・・確かに身近に居たら苗字で呼びにくそうである。学園ミステリィのシリーズにはどこか切なさや甘酸っぱさがあるが、こちらは動物園という(遠足とかデートとかで言ったりするんだけど内部についてはよくわからない)空間を利用した・・・動物相手ゆえにどこか自然な感じに突き抜けた話になっている。日常では必要ないかも的な知識も増えるし楽しい。
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“「いえ。その……」北斗君は消え入りそうな声で言った。「……やっぱり、その……鴇先輩の彼氏、とか……そういうのなんでしょうか」
「は」いきなりのことで、僕は一瞬、訊かれた内容が分からなかった。「あの、僕が、ってことですか?別に、そういうわけでは」
「あ、そうなんですか?」北斗君の声が面白くらいに踊りあがった。
「『そういうわけでは』って、ちょっとはっきりしないですよね」なぜか七森さんが、前を向いたままぼそりと言った。「それって、そういうつもりはあるってことですか?」
「ええ?いや」正面を見ると北斗君がこちらをじっと見ている。隣を見ると七森さんもこちらを向いた。
「いや、なんでそんな話になるの?」
「でも、鴇先生が一番よく話をするのって、男性陣の中だと絶対桃さんですよ」
「そうかなあ。園長とはけっこう、いいコンビな感じだけど」楓ヶ丘の園長・佐世保修氏は宮内庁の幹部めいた上品な初老男性で、そういえば鴇先生となんとなく釣り合う。
「うん。意外と園長とか。園長だって、たしか奥さんがだいぶ前」
「園長さんより桃さんですよ。もしかして、黙ってるだけで実は前から彼女がいたんですか?」
「いないよ」なんで僕が質問攻めに遭っているのかよく分からない。
「じゃあ鴇先生意外に誰か、好きな人がいるんですか」
「いや、それは……あのう七森さん、なんで話題が僕のことになってるの?」
「いえ、そこはクリティカルに問題になります」”[P.77]
2巻目。
服部君の変態度が高まってきてるような。
表紙絵も帯の下に潜んでてびっくりした。
最後のオチが重くも、個性的なキャラが好き。
“「で、服部君」運転席のドアを開けたところで気付いた。「このディオゲネス、どうやったら降りるの?」
「空腹を感じれば降ります。あるいは、眠り始めたら降ろせるかと」
「肩車されたまま寝るのか」僕の後頭部には、まだ荒い息遣いが伝わってくる。「乗せてたら運転できないんだけど。こらディオゲネス。降りろ」
「あ、乱暴に扱うと喜んでしまいますよ」
「変態じゃないか」
「当然です。僕の犬ですよ?」
「そんな堂々と言われても」
「どうしてもすぐ降ろしたい場合はこうして」服部君は七森さんを押して僕の横に立たせた。すると、ひょい、と肩が軽くなった。「隣に人を置けば自然と移ります」
かわりに隣の七森さんから悲鳴があがる。「重いですねこの子」
「……変な犬だ」なんかそういう寄生虫がいたな、と思い出す。”[P.184]
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マラソン大会にダチョウが乱入?偶然居合わせたキリン担当の桃本くんを筆頭とした楓ヶ丘動物園の面々のアクロバティックな捕獲劇が、報道されると、動物園に鴇先生のストーカーが現れて…。似鳥鶏の動物園ミステリ第二段。
探偵のはずの主人公より、ツンデレ獣医の鴇先生、マニアックで変態な爬虫類担当服部くん、動物園のアイドル七森さんと、周りの人達の方がキャラが濃く、そして冷静に鋭く謎解きの鍵を拾っていくのは、葉山くんシリーズを継承してるカンジ。
動物園の日常に起こり、飼育員だからこそ溶ける風変わりな謎が面白く、素人探偵がわたわたしながら謎解きするカンジもいい。
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楓ヶ丘動物園シリーズ2作目。
展開が1作目と似てるのと服部君が万能すぎてどうなんだとも思いましたが、相変わらずキャラクターがたっていて肝心の謎についても結構面白かったです。
マラソンにダチョウ乱入事件と鴇先生のストーカー事件。一見かかわりのなさそうな2つの事件と日常のちょっとした謎が積み重なって、最後に全部解けるというのはすっきりします。最後の桃本のセリフももやもやした部分を全部言ってくれてすかっとしました。桃本はパッとしないようで要所で決めてくれるいいワトソンだと思います。
たまにはいる作者の脚注というかぼやき?みたいのと服部君の変態発言はもっと少なくてもいいなと思いました。ディオゲネスは面白かったです。
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タイトルだけでがっつりわしづかみされてしまう、楓ヶ丘動物園シリーズ第2弾!楽しみにしてたけど予想以上に面白かったー。結構シリアスな事件なのに似鳥鶏さんの軽快な文体とかキャラクタがたまらん。後半、事件のシリアスな核心に近付いてるのに服部家の切り札らディオゲネスさんのくだりが面白すぎて面白すぎて必死で笑いを堪える不審者になってしまった。面白かったー!はやくも第三弾に期待!