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空海「秘蔵宝鑰」 こころの底を知る手引き ビギナーズ 日本の思想
著者 著者:空海 , 訳者:加藤 純隆 , 訳者:加藤 精一
『三教指帰』で仏教の思想が最高であると宣言した空海は、多様化する仏教の中での最高のものを、心の発達段階として究明する。思想家空海の真髄を示す、集大成の名著。詳しい訳文でそ...
空海「秘蔵宝鑰」 こころの底を知る手引き ビギナーズ 日本の思想
空海「秘蔵宝鑰」 こころの底を知る手引き (角川ソフィア文庫 ビギナーズ日本の思想)
商品説明
『三教指帰』で仏教の思想が最高であると宣言した空海は、多様化する仏教の中での最高のものを、心の発達段階として究明する。思想家空海の真髄を示す、集大成の名著。詳しい訳文でその醍醐味を味わう。
※本作品は紙版の書籍から解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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紙の本
空海の思想がよく分かる
2015/10/27 21:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
空海の思想の集大成である「秘蔵宝鑰」が、大変読みやすくなっている。
意訳が適切で、専門家でない者にも理解しやすい。
あらためて弘法大師の思想が素晴らしいと再確認された。
何度でも読み返したい。
紙の本
良心的「意訳」
2018/11/04 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
空海24歳の時の「三教指帰」から下って著者晩年の著作で、名をなした彼が当時の天皇に献上されたと言われる。書下し文も最初は参照していたがしまいには面倒になり、「意訳」の方だけ読んだ。それでも「三教指帰」に比べると理解するのには難儀する。漢字の用語のオンパレードで文章が読みやすくなっていても減殺すること甚だしい。しかし著述は大変体系的に説かれていて、その教義も幅広く深いと感じる。空海言うところの、顕教に対する密教の至上主義。法華経よりも華厳経を上位機に置いているのも興味深い。文章そのものは譬喩も巧みでつまらないとは思わないが、やはり歯が立たなかったのは確か。もう少し注釈で捕捉してくれてもと思わないでもないが、それが煩わしく感じるかもしれず、この「意訳」は著作の理解を手助けしてくれるので大変良心的であると思う。