純愛【イラスト入り】

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投稿者：まぎぃ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルは純愛とシンプルだけど、ホラーでした。
催眠術を得意とする医師、「鈴木」。駅で気分が悪くなったところを、偶然彼に助けられる。「鈴木」は同級生だったような気がするがはっきりと思い出せない。
なぜか鈴木に監禁され、陵辱される日々。だけれど、次第に鈴木に対する興味が湧き。。。

執着ものとみせつつ、ホラーレベルになっているところが怖い。もう、何が必然で偶然であったのかも、そもそも彼が鈴木なのかどうかも分からない。でもいい。。。
のでしょう、主人公にとっては。

読み応えある1冊でした。サスペンスが入っていて満足。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

と・・・この作品読んでいると
なんかずぶずぶ沼にはまって行く感じです。
後書きの「世にも不思議な物語」のような話を・・・って
書いてあったのですがまさにそのとおりでして。

「純愛」
これ読んだ時点ではなんかもう足元がぐずぐずに崩れていくような感じで
妙な気分に。
しかも、踏ん張ろうとしていうるのに沼にはまっていって、
首元まで沈んだところで終了みたいな。
「忘却」
こちらも「純愛」同様にずぶずぶな感じで終了
読者自身も曖昧模糊な闇に取り残されている感じです。
「回帰」
謎回収みたいな感じな話になっておりますが、
これ本当に？？？なの。
もう妄想なのか現実なのか、
嘘ついているのか、本当のこと話しているのか
わけわからない感じになってしまいました。
どこまでも不安定で底なし沼に放りだされたまま
終わってしまった感じです。
結局現実がわからないまま、
読者には鈴木の本名もわからないまま・・・
ドイツには本当に行ったんだよね？？
白井さんの執着も激しかったので、
鈴木（仮）宅に突撃してくると思ったのですが、
そこまではこなかったですね。
（あんなに投資したのにねぇ）
でも、白井さんもあそこまで清水に執着するってことは
清水には何か魔性的なものがあるのでは？？？
って思ってしまいました。

この物語の不穏さを奈良千春さんの絵がさらに増長してまして
特に197ページの鈴木（仮）の笑みが・・・
「どこまでが本当！！！」って叫びたくなるくらいでした。
（心の中で叫んでおりました）

「世にも不思議な物語」的作品ということならば、
これはまさにそのような作品に仕上がってました。

☆3.5評価の4です。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヤンデレ執着攻の洗脳話でした。
監禁、強姦、ストーカーとヘビーな内容なのに、他の執着モノと違って攻の存在がまるでぼんやり夢のような感じでした。
虚構か現実かわからないまま、受もまた攻を愛し始める二人だけのハッピーエンド。
こういうのをメリバっていうんだな～と思いました。