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確かに
2021/09/21 23:17
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
月と生命誕生、とか、酸素があれば癌になるとか、いろいろと新しい知識が得られる本でした……が、残念なのは、次々、話題が、飛んでしまうことですね……。余り、計画たてずに、思い付きを次々書いた本みたいなー
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予想外の組み合わせ
2018/11/06 13:04
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙や地球の成り立ちと、生物とりわけ人体との関連を記述した本。
あまり考えたこともない予想外の組み合わせなので新鮮な驚きがあった。
ただし本全体としての統一性は取れてなく、面白い話題を書き連ねた との印象も受けた。
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宇宙生物学から語る病気
2021/11/27 23:31
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
癌になってしまうのはもともと生物は酸素がない状態で生まれたのを無理矢理酸素を使えるようにしているためバランスが崩れると病気になるなど人体(および地球生命)の仕組みについて宇宙物理学の世界から迫っている。
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宇宙生物学というのが流行ってきたようだ。少し宇宙というのにはこじつけのような部分があるが、知らなかったことが多くあった。病気から守るためにわざと貧血状態にするなど。
なんにしてもより高く広い視点で物を見ることはよいことだ。
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宇宙生物学、と言うか化学、特に元素から観た生物。
この元素がなぜ生命に使われているか、をひもとく際に、元素の起源である地球・宇宙が関わってくる。
しかし壮大な話で終わるわけではなくて、貧血や癌がなぜ存在しているかという話も合って、面白かった。
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「宇宙生物学」とは耳慣れない学問ジャンルですね。
『宇宙生物』までをひとかたまりで捉えると、「宇宙生命体」や「宇宙人」とかを扱う学問のようにも思えますが、そうではありません。宇宙生物学とは、宇宙的視野で生命の成り立ちや起源を解明する学問で、アストロバイオロジーとも呼ばれているのだそうです。
本書において著者は、この宇宙生物学の観点から、ナトリウム・リン・酸素・鉄といった様々な元素が生命の発生や維持に果たしている役割を分かりやすい言葉で解説していきます。
「人間は月とナトリウムの奇跡で誕生した」「地球外生命がいるかどうかは、リン次第」「毒ガス「酸素」なしには生きられない 生物のジレンマ 」「鉄をめぐる人体と病原菌との壮絶な闘い」等々、「章立て」のタイトルを辿るだけでもワクワクしますね。
切り口が斬新で刺激的、私にとってはとても興味深い内容の著作でした。
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余りに面白くてすぐに読んでしまった。
例えを上手く使って丁寧にわかりやすく書かれている。
こういう本を中高生の時に読んでいたらもっと理系科目に興味を持っていたかもしれない。
本当に知らなかったことだらけ。
最近はやりの低糖ダイエットがなぜ危険なのかもわかりやすく解説してある。
図書館で借りたのだけど、購入しようかな。
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第1章の月の話、天体としてばかりでなく人間の体に密接に関連している由.知らなかった.それから第7章の鉄と病気の関連も興味ふかい話だった.さらにアミノ酸、リン、酸素などの話も意外な事実が出てきて、非常に面白く読めた.
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何億年っていうオーダーで見ると、人体のバランスってダイナミックで、情報的には一番大きな宇宙が人体かもね。
人体に関係する主要元素が地球の成り立ちとどのように繋がっているのかがわかって、凄くいい本でした。
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地球の組成と人間の健康にこんなにも関連性が
あったなんて。人間や生物、植物も地球の一部で
あることを実感しました。
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満潮時に出産が増えるだとか、満月の夜は事故が増えるだとか、
人間と自然の関係については、まことしやかな噂が多い。
それらの真偽のほどは定かではないが、生命と自然や宇宙との繋がりが、
これほど深いものだったとは驚きだ。
原始の塩酸を大量に含んでいた海水が
塩水に変わったのは、月の引力のおかげだったとか、
老化や発癌は細胞の酸化の影響が大きいが、
それはもともと地球には酸素がなかった為、人間の細胞は本来酸素が苦手である等々、
宇宙生物学の研究成果から浮き彫りにされた、
目からウロコのトピックが満載の良書である。
生命体が宇宙の神秘的なメカニズムから生まれ、
私たちの体内に、宇宙が今も息づいていることがよく解る。
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地球の成立ちが生物にどのような影響を与えているか、いくつかのトピックで語る。
形成当初空気に酸素が少なく、地殻は鉄分が多い。ここから嫌気性生物が当初の生命体となった。一方酸素は反応生が高く、酸化しやすくそのままでは存在しにくい(二酸化炭素、エアーズロックの酸化した大地)が、結合/分解する際のエネルギーが大きいため単細胞のみの嫌気性生物が多細胞生物になるためには酸素を利用できる好気性生物になる必要があった。動物はミトコンドリア、植物はシアノバクテリアと共生して、酸素エネルギーを有効活用することに成功した。
鉄は豊富なミネラルなので、体の至る所に利用されているが、一方細菌やウィルスとかにも利用されるため、人間はあえて貧血になることで対抗しようとした。そのためアフリカなどで慢性貧血の部族に鉄剤を飲ませたところ病気が蔓延したことがある。
月はジャイアントインパクトで地球から分離したため過去は地球に近く(現在の1/12)潮汐力も非常に強かった。このため地殻が削られ鉄などのミネラルが地表に出て来た。今でも月は3.5cm/年ずつ地球から遠ざかっている。月がなければ地軸は木星の重力の影響を受けて今のような四季がちょうどある角度ではなく、灼熱と評決の星だった。
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貧血で細菌感染を防いでいるなんて驚いた。だからって瀉血するのはやだけど。
「善玉コレステロールが多すぎる」ってある人が医者から言われたと言ってたけど、何が悪いのか分からなかった。
つまり全身から肝臓に運ぶ量が多くなりすぎるのか。肝臓に負担がかかるのかな?
著者の言葉遣いの丁寧さと、分かりやすい例(室伏のハンマーとかレゴとか)のおかげで宇宙が身近に感じられた。今まであまり宇宙には興味なかった人でも、健康とか生物学に興味ある人ならば普段とは違った視点から楽しく読めると思う。
今度はアイザックアシモフの『もの言う石』とかいうの読んでみたい。
>癌で死亡する理由も 宇宙生物学によって説明がつきます 。火星や金星とともに岩石型惑星として誕生した地球の大気には 、もともと酸素は含まれておらず 、私たちの祖先は酸素がないことを前提に誕生しました 。そのため 、私たちの細胞は酸素の毒性に脆弱で 、これが発癌に深く関わっているということがわかってきたのです 。
>生命にとって 、酸素は原発に似ている ! /癌と酸素の深い関係 /活性酸素と癌 /癌予防は抗酸化成分で /人間だって日光に当たったほうがいい /運動は健康に良くない ?
>貧血は細菌から身を守る高度な防御機能だった ? /地球は鉄の塊 /生命に鉄が不可欠な理由
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タイトルに惹かれて買ったのですが、著者が吉田たかよし氏と知ってビックリ。
タレント活動している医師の本なんて期待できないと思ったのですが、読んでみて更にビックリ。
とても分かり易い言葉で地球という惑星で生まれた生物が持つ性質の必然性を解いていて、とても面白いです。
どれだけの人が同じ分野で研究をされているのか分かりませんが、生命の誕生や進化について答えを導き出すのは宇宙生物学なのかも。
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図書館で適当に選んで借りた本だったけれど、とても面白かったので改めて購入しました。
平易な文章でとてもわかりやすかったです。