日本経済を壊す 会計の呪縛(新潮新書)
著者 大畑伊知郎 (著)
デフレ不況の「真犯人」は、政府でも日本銀行でも少子高齢化でもない。金融ビッグバン後の「グローバル」な会計基準こそが元凶なのである。リストラの加速、大手電機メーカーの巨額赤...
日本経済を壊す 会計の呪縛(新潮新書)
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商品説明
デフレ不況の「真犯人」は、政府でも日本銀行でも少子高齢化でもない。金融ビッグバン後の「グローバル」な会計基準こそが元凶なのである。リストラの加速、大手電機メーカーの巨額赤字、相次ぐ百貨店の閉店……すべての背景には会計の「呪縛」があった。時価会計、減損会計、税効果会計等の性質と問題点を平易に解説しながら、日本的経営が破壊されるプロセスをロジカルに解き明かすスリリングな書。
著者紹介
大畑伊知郎 (著)
- 略歴
- 1969年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。公認会計士。あずさ監査法人大阪事務所勤務などを経て2012年に独立。
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核心をついている!
2016/09/19 19:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
大企業を中心とした人件費抑制の動きが国内消費の不振を招き、
今日のデフレの原因になっている。この主張に大いに同意した。
著者は会計ビッグバンが不況を招いたと指摘する。
減損会計がリストラを後押ししたのだと。
日本的経営の良さが消えたのは株主の意向に忠実な今の経営
が原因である。確かにその通りだと思う。
では、どうすればいいのか?そこまで踏み込んで意見を述べ
ているのが、この本の良いところ。現実を見て、対策も
提言している良書だと思う。
納得の理論
2016/04/25 23:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
変に国際会計基準を導入したのが一日本掲載弱体化の始まり。
この考えは正しいと思う。
自己資本比率を高くせよ。
それを優先することにより、利益の追求、コストカットが始まり
リストラが正当化され雇用の安心がなくなり。生活の不安による
個人消費の抑制を招いた。
資金に余裕があっても設備投資に向かわず、内部留保を選択する
ようになった。
詳しくは本書を読んで欲しいが、納得する箇所が多いこと請け負う。