読割 50
電子書籍
夜叉桜
著者 あさのあつこ (著)
江戸の町で女が次々と殺された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、被害者が挿していた簪(かんざし)が小間物問屋主人・清之介の「遠野屋」...
夜叉桜
夜叉桜 長編時代小説 (光文社文庫 「弥勒」シリーズ)
商品説明
江戸の町で女が次々と殺された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、被害者が挿していた簪(かんざし)が小間物問屋主人・清之介の「遠野屋」で売られていたことを知る。因縁ある二人が再び交差したとき、事件の真相とともに女たちの哀しすぎる過去が浮かび上がった。生きることの辛さ、人間の怖ろしさと同時に、人の深い愛を『バッテリー』の著者が満を持して描いたシリーズ第2作。
著者紹介
あさのあつこ (著)
- 略歴
- 1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。「バッテリー」で野間児童文芸賞、「バッテリー�」で日本児童文学者協会賞を受賞。
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紙の本
凛とした文体
2019/06/26 09:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の本を読むのはこれで2冊目。何とも凛とした文体で、そこが気に入ったので2冊目を購読。こういう文体、大好きです!
紙の本
弥勒シリーズ2 夜叉桜
2019/06/18 07:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
前日までカズオ イシグロの「わたしを離さないで」を読んでいて、
次に夜叉桜を読み始めました。
「わたしをー」の主人公たちも夜叉桜の清之介も、
誰かの道具になるためだけに生まれ、育てられて来ました。
自分の意志も夢もすべて諦めざるをえない人生とは
どんなに絶望的なものだろうか・・・
想像するだけで眩暈がしそうです。
二冊続けて暗い気分のまま終わるかと思いましたが後半救いがありました。
清之介が自我に目覚めて進むべき道を自ら探求し始めたからです。
到底納得できない理由で女性が、
それもさんざん苦労を重ねながらも健気に生きてきた女性ばかりが
何人も殺された残酷なストーリーでしたが、
最後は明日への希望の光が見えたので続きが読みたくなりました。
電子書籍
弥勒の月の続編ですね
2021/04/30 21:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んで良かったです!弥勒の月の消化不良のモヤモヤ感が、ぬぐい去られた気分になりました。……とはいっても、ストーリーは、次々、殺人事件が起こるという……決して後味の良い小説ではないのですが……。