読割 50
電子書籍
信長軍の司令官 部将たちの出世競争
著者 著:谷口克広
武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。この「方面軍」司令...
信長軍の司令官 部将たちの出世競争
信長軍の司令官 部将たちの出世競争
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
信長軍の司令官 部将たちの出世競争 (中公新書)
商品説明
武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の武将たちにとって究極の地位であった。尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
信長本はたくさんありますが
2008/09/27 20:35
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
信長本はたくさんありますが、この本はの信長の人事政策の焦点を当てています。
この本の読み方としては、現代のベンチャー企業に置き換えてみると面白い。つまり、急成長する会社がその成長過程で組織をどんどん変えていき、大きくさせる様を想像することができます。
ポイントは現代でいえば「役員クラス」の人事。信長帝国では「武将」つまり司令官たちをどう配置するかということです。
信長の能力主義はすでに知られているところですが、この本ではその配置絶妙さがよくわかります。
たとえば「武将」の下に「与力」をおくやり方。その方面で一緒に戦う「武将」と「与力」は相性が良くなくてはなりません。しかし、あまりに良すぎてもだめ。その方面で独断専行される可能性があるからです。
さらに遊撃隊といわれる、専属でない武将もいるため、状況に応じて臨機応変に対応できる組織づくりがなされていたようです。
信長の司令官たちは、戦国武将の名だたる者たちと直接相対するわけですからその器量は、それら武将たちに劣らないものだったのでしょう。
ひとつだけ信長がした人事ミス。それが明智光秀。結果的にそのことが本能寺で彼が暗殺されることにつながったわけです。
現代の会社に置き換えてみると一つの人事ミスが命取りになるというところでしょうか?
http://blog.livedoor.jp/c12484000/