紙の本
綺麗な探偵物語
2014/06/14 17:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BACO - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっとかっこいい探偵物語。
TVドラマを思わせるような物語の進行。
内容的にはホームドラマに近いかも。
大きな波風や非現実的な展開もなく着々としているが、中盤以降の話の展開(人間関係)は推理小説のようなひねりも感じられた。
ラストは映画のワンシーンのような結末で貫井作品にしては綺麗な仕上がりだったと思う。読みやすいのでお薦め。
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読み応えがあって面白かった。
探偵コンビがナイス過ぎる(笑)
ああいう人たちなら信用できる。もっとも、ひねくれた見方もあるかと疑ってみたりもしたけど。
ああいうラストでよかった
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カッコイイ男たちの軽やかなかけあいと、「してやったりなお仕置き」にニヤリニヤリとしながら読んでいく前半、そしてそこから一気加速ページをめくる手が止められないサスペンスフルな後半、そして…。
この緩急自在な展開がたまらん!!
自分の命をかけてさえ守りたいと思う人がいるってこと、それはヒトとして最高の幸せなのかもしれない。
母である私は、そりゃ自分の子どもなら命捨ててでも守りますよ。でも肉親じゃない、誰かをそこまで守れるか、と聞かれたら…
そういう誰かがいることは、自分にとってきっと最高の生きる意味なのだろう。だから皆藤も山南も淑子も、そして毅志も、生き生きとしているだ。
最高にカッコイイ男たちの、最高にカッコイイ物語。(私も芽衣香になりたい!!!
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内容(「BOOK」データベースより)
毅志は、横浜の馬車道近くで、母親と共に喫茶店「ペガサス」を営んでいる。ある日、空室だった「ペガサス」の2階に、皆藤と山南というふたりの男が探偵事務所を開いた。スマートで快活な彼らに憧れを抱いた毅志は、探偵仕事を手伝わせてもらうことに。しかし、付き合いを重ねるうちに、毅志は皆藤と山南に対してある疑問を抱きはじめる…。
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この著者のストーリーは以前読んだ頃と比べると今一つに感じてしまう。何だろう。何か薄っぺらに思える。次作に期待する。
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毅志は、横浜の馬車道近くで、母親と共に喫茶店「ペガサス」を営んでいる。ある日、空室だった「ペガサス」の2階に、皆藤と山南というふたりの男が探偵事務所を開いた。スマートで快活な彼らに憧れを抱いた毅志は、探偵仕事を手伝わせてもらうことに。しかし、付き合いを重ねるうちに、毅志は皆藤と山南に対してある疑問を抱きはじめる…。
・レビュー
献本企画が当たって、急いで読んだのだけれど、まとまりもよく、伏線の回収もよかった。ただ、パイロット版なのでちょっと細かいところは通常版と変わっているのかも。
全体的に良かったので、先に悪かった点を。序盤から毅志は探偵二人に距離を感じているのが判る。ただそのような状態になった理由に関してはやはり無理があるなということ。やはり普通に読めば利用されたまでとは言わなくとも、いい感じに役割に相応しい人物がいたから仲間にしたという感じがする。それは作者の意図ではないだろうからそれを払拭するだけの説得力のあるエピソードや理由が欲しかった。小説は見事に完結したが、根底の問題はあまり解決したようには思えない。
それ以外は、少々リアリティに欠けるような部分もあったけれど、探偵にカフェに金持ちと役者が揃えば探偵サスペンスとしては許容できる範囲で見事に伏線を仕込んで回収している。
『慟哭』があまりに有名で、しかも傑作だったものだから、どうしても比べられてしまうかもしれない。今回も面白いミステリではあったが衝撃という点では『慟哭』には勝てない。『プリズム』の精緻さにも一歩及ばずかという気がする。ただ、雰囲気はすごく良かった。
もっと救いのない終わり方なら面白かったのだけれど……
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現実離れしたストーリーで今ひとつ。初期の作品はよかったが、ここ数作は???
喫茶店の二階に事務所を構える探偵2人組。悪い奴らを犯罪を犯すように仕向けて刑務所送りにするが、それはラスボスの力を削ぐためにやっていたことが後半で判明する。
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面白くないこともない。といったところでしょうか。
ただ、ちょっとまわりくどい気もする。
ただ個人的に、横浜が好きなので、出てくる地名にテンションが上がった。
貫井さんの作品は、何年か前のものの方が好きかな。
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2階に間借りした探偵二人と、1階の喫茶店のマスターが事件を解決していくが、探偵二人には何やら謎が… とそこまではよかったんだけどねぇ 最後がねぇ なんだかねぇ ストンと落ち着かないんだよねぇ
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毅志は、横浜の馬車道近くで、母親と共に喫茶店「ペガサス」を営んでいる。ある日、空室だった「ペガサス」の2階に、皆藤と山南というふたりの男が探偵事務所を開いた。スマートで快活な彼らに憧れを抱いた毅志は、探偵仕事を手伝わせてもらうことに。しかし、付き合いを重ねるうちに、毅志は皆藤と山南に対してある疑問を抱きはじめる…。
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ふたりの探偵・皆藤と山南と、彼らと強く結びつく人々との事情を含めたあれこれを、探偵が事務所を構えることになったビルの一階で喫茶店を営む若者・毅志が、憧れのまなざしを持って語る物語である。皆藤と山南に惹かれ、日々の鬱屈から逃れるためもあり、探偵の仕事を手伝うことになる毅志だが、ふたりの間に入り込んで行けないもどかしさも感じているのであった。そのわけが、この物語の根底にあるのは、後半になってやっと判るのだが、最後の最後の処理の仕方が、それまでのスマートさと比べて、いささか芸がないように思われるのが残念でもある。相手の性質が悪かったせいもあるのかもしれないが、それにしてもなにかもっとカタルシスを得られる対処法はなかったものかと思われてならない。そのこと以外は人と人との結びつきの強さ深さを思わされ、ページを捲る手が止まらない一冊であった。
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★3つ評価の殆ど全ては「読みやすさ」。
■ ■ ■ ■ ■
お話の方は、なんとなし、すっきりしないのさ。
主人公といっしょに、どっか煙にまかれたまま終わってしまったような。
セリフとか手紙とか
そういったもので説明だけされてもなぁぁぁ。
なんかもっと納得できるエピソードとか挿められてほしかった。
■ ■ ■ ■ ■
キャラ読み派としても、ね
すべての人物が中途半端な感じ。
主人公はそういった煮え切らないキャラって設定だからまだしも
探偵ふたりも淑子もそんなに魅力的か?
芽衣香ちゃんよかウチの子のがまだ可愛いらしいしさぁ。←
■ ■ ■ ■ ■
なんか東野圭吾に続き、貫井徳郎も
あたしには合わなくなっちゃってるのかなぁ?
トシをとるってこういうことなのかなぁ?
だとしたら、ちょっと悲しいなぁ。
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喫茶店の二階に構えられた探偵事務所と、その仕事の手伝いをする喫茶店マスター。一見普通に思えた依頼の内容とその結果だが、徐々にきな臭いものが感じられるようになってくる。探偵たちの目的はいったい何なのか。
そして明らかになった繋がりと、恐るべき敵の存在。大切な存在を守り抜こうとする彼らの絆が素晴らしくも切ない。だけどこの物語はきっとハッピーエンドなのだと信じたいなあ。
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横浜の馬車道で、母親が営む喫茶店の大柄なマスターが
その2階をかり、探偵事務所を構える2人の仕事を少し手伝わはります
罠にはめたり、はめたり
単純と思っていた事件の裏側に流れるものは
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オシャレな感じの探偵二人組が横浜の馬車道を舞台に活躍するハードボイルド調の物語
タカ&ユージみたい
映像化を目的に作られたかのように登場人物が個性的で魅力的
episode1では、強姦犯を
episode2では、◯◯詐欺師を
罠にはめて、警察送りにしていくんだけど
この二つの事柄は、過去から現在にある大きな事件、探偵の二人に大きく係わる事件解決への序章なのだ
おー
こう繋がるか・・・・・・
でもねー
前半から感じるポップな軽さから後半に訪れる悲劇とがちょいと違和感があって・・・ここって感動しなきゃいけないシーンなのかな???ってイマイチ乗りきれなかった
・・・・・・・どうしても貫井作品には、始終、重ーくて、悲し~物語を求めちゃうんですよねー・・・・・・・
映像化されたらいい感じになりそう
貫井氏の新境地
かな
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ちょっと期待はずれかなぁ。
いろいろな依頼がすべて結びついていてっていくのは
好きなパターンなんだけど尻すぼみだった。