獣の奏者 外伝 刹那
著者 上橋菜穂子 (著)
児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた! 王国の行く末を左右しかねない、政治的な運...
獣の奏者 外伝 刹那
商品説明
児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた! 王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、苛酷な日々を、ひとりの女性として、母親として、いかに生きていたのか。時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。単行本未収録の書き下ろし短編「綿毛」も収録。
目次
- 綿毛
- 刹那
- 秘め事
- 初めての……
- 人生の半ばを過ぎた人へ
- 綿毛が飛んだ日──文庫版 あとがき
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獣の奏者の番外編
2016/09/01 00:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kakako - この投稿者のレビュー一覧を見る
エリンとイアルの結婚までの話や、若き日のエサルの話などが載っています。
エリンとイアルの不器用さがほほえましく、結ばれてよかったなと、読んでいて、楽しかったです。
ファン喜ぶことこの上無し
2016/05/16 00:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:守護神将吉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛が溢れています
若干ネタバレ
お互い気付いているのに想っているのに
自分の役職、境遇、そして家族となり生きていく決意
本編では描かれなかったエリンとイアルのいわゆる馴れ初めが描かれています
思わずニヤけてしまう場面や2人だからこその問題に対しどう向き合っていくか、とても胸にクルものがあります。
もう熱いです
また番外編ということでイアルから見た、エリンの出産
ジェシの誕生が描かれています。
この話では、イアルのエリンに対する想いの重さだけでなく、それを理解し行動する夫としての妻の願いを叶えるため妻を守るため、普段静かなイアルがもうガンバってます!
イアルの熱意にシビレて下さい
またエリンの師であるエサル師のLoveが書かれています
そして最後にジェシの成長
だれもが通る赤ん坊を卒業するということを表す乳離れ
単純にまだエリンに甘えていたいジェシと
ジェシが自分の胸を咥える姿を見て母としての喜びを離したくないエリン
それを見かけたイアルの一言
「うん、厳しいよイアル」
しかしその一言でエリンとジェシそれぞれが決意を胸にする…
こよ話を読むと自分の時もそうだったのかな?と思うところがあります。
やはり親子っていいですね
獣の奏者にでてくる素晴らしいキャラクターの意外な一面や本編では描かれなかった繋がりが楽しめます。
読み終わると暖かい気持ちになります。
ゼヒ一度お楽しみ下さい。
ありがとうございました
刹那の日々
2024/07/29 21:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kanigumo - この投稿者のレビュー一覧を見る
獣と人が生きる世界を描いた本編とは変わり、エリンとイアルの馴れ初め、エサルの若かりし頃、エリンと幼いジェシの掌編、ソヨンのひと時など人物にフォーカスした外伝となっています。政治的な思惑と生物の不思議が作る壮大な世界の中、エリンたちがどのような日々を過ごし、どのような想いで生きたのかが濃密に描かれており、著者の言うように本編に入れるには「余分の一滴」な物語ですが、しかし本編を補完する物語群となっています。
面白い
2024/02/27 11:57
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投稿者:さる - この投稿者のレビュー一覧を見る
エサルの若いころのはなしがよめる。おもしろかった。アニメだけでは、分からないところまで、鮮明に分かる。
もうちょっと続いて欲しい
2022/03/07 15:52
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
1~4を読んだのが何か月も前だったので内容が色々あやふやになっていたんですが、、何だかしょっぱなから大人っぽくて思わず二度見してしまいました。こんな描写とは無縁だった気がする・・エリンもそんなイメージなかったな、とか。エサルの話が良かった。ユアン視点とジョウンの話も読みたいけれど出ないんだろうな。。
二人の恋
2022/01/30 18:35
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投稿者:はんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
エリンとイアルのなれそめを知ることができた。不器用な二人のぎこちなくも互いを愛したいという思いが切なくも愛しかった。後々の境遇を思うと複雑だが、せめてこの頃だけでも幸せであってほしい。
ファンなら是非
2021/05/22 21:46
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投稿者:m - この投稿者のレビュー一覧を見る
エサルの若き日の恋物語が書かれており、とても面白かったです。本編のファンの方なら絶対楽しめると思うので是非読んでいただきたい1冊です。
文庫書き下ろしを読むため購入
2018/12/29 17:25
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投稿者:ぱるもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫書き下ろし「綿毛」のために購入。このシリーズはほんとに好きだったからこそ、普段文庫派の私がハードカバーで購入したのにまさか、文庫に書き下ろしがつくとは…ですが、「綿毛」が読めて満足です。
獣の奏者
2016/01/04 16:13
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投稿者:ぎっちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
若き日のあの人の姿など本編の空白を埋めて行くような話が詰まっています。
獣の奏者のファンとしてはたまらない一冊です
新たな一滴
2015/03/26 09:26
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
完成された『獣の奏者』本編。臨界まで達し最高の形をなしていたものに加えられる新たな一滴。その刹那奔流のごとく溢れ出した世界に包まれた。幸せなのだろうか、とてもじゃないがこの高揚してくる気持ちは抑えきれない。ある形に留まらずどこまでも広がっていく物語に出会えて感慨深い思いでいっぱいです。
外伝だけを読むというのはありか
2014/10/16 00:44
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投稿者:竜生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
獣の奏者5巻の中には書けなかった物語を外伝刹那として書いたという。「綿毛・刹那・秘め事・初めての」と云う項目を建てたという。綿毛は単行本未収録短編として、本書の発行に際して書き上げられた物で、エリンの母親ソヨンの物語である。霧の民のソヨンは闘蛇衆のアッソンと結ばれるために、一族を離れ、やがて娘エリンをもうける。
二篇目は成長したエリント真王の護衛士、セ・ザン(硬き盾)であったイアルの人生が交差する瞬間を捉えた「刹那」。三篇目の「秘め事」はエサルの若き日の秘めた恋の話が書かれている。最終篇はエリンの子供が乳離れしないのは子供自身の問題ではなく、エリンが望んでいないからだという檀那の話で、自身の気持ちに気付き、お乳が痛いというエリンの言葉を理解して、優しく吸う子供の反応に母親の幸せを感じるという話である。外伝だけでも十分面白いが、ルール通り最初から読むことをお勧めする。
なるほどそれで「刹那」に「綿毛」か。
2016/07/27 09:09
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
闘蛇編に王獣編で大盛り上がりのうちに一応の完結を迎えたものの、ファンの熱い声を受けて発売された「探求編」。まだ明らかになっていなかった獣たちの生態等に関して、エリンが深く調べて行くといった所が物語の骨子。さらには明らかになった生態を元に獣たちを操り、世界が大きく動いてしまい・・・というのが完結編だった。確かに物語はここで終わったのだけれど、「外伝~刹那」とは。さて一体・・と思ったら。なるほど、物語の狭間ようの所、エリンとイアルの出会いやジョシュの誕生秘話等が描かれているんですね。悲しいさがを背負ったエリンとイアルの、ほんのわずか~刹那~の幸せを描いた物語と言ってもいいかも。さらにはこの大きな物語の発端、ソヨンがアーリョ以外の男性と恋に落ちてエリンを生み育てるくだりを「綿毛」として収録したのはタイトルもとても納得だし内容も胸震える物でした。さらにはエリンの恩師、カザルム王獣保護場の教導師長エサルの若かりし時のエピソードも読みごたえあり。
大きな物語を読み終えた後、胸にぽっかりと空いてしまった穴を優しく埋めてくれる、一冊でした。獣の奏者、ここまで読み終えて過不足なく大満足!でした。
読めて良かったです。
2015/08/31 16:50
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズに、番外編や続編といったものはおそらくないだろうな、と思っていました。そのため、続きを読むことができて本当に嬉しく感じた本です。おすすめのシリーズです。