商品説明
『種の起源』を知らずして進化論は語れない。ダーウィンは「何を」「どう」説明したのか!難解な内容が理解できるように、当時の社会状況や身近な生物例を補足しながらやさしく解説する待望の書。
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目次
- 飼育栽培のもとでの変異-変異があれば品種ができる
- 自然のもとでの変異-種と変種は違うのか
- 存続をめぐる争い-生物どうしの争いが重要
- 自然選択-自然選択が種を生みだすしくみ
- 変異の法則-変異と遺伝のしくみ
- 学説の難点-進化理論に不都合な現象
- 本能-複雑な本能も進化で説明可能か
- 雑種-交配できないと別種なのか
- 地質学的記録の不完全について-中間種の化石が見つからないわけ
- 生物の地質学的連続について-化石記録からわかる生物の変遷
著者紹介
北村雄一 (著)
- 略歴
- 1969年長野県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。サイエンスライター&イラストレーター。深海生物、恐竜、進化等の分野を中心に執筆。著書に「深海生物の謎」「深海魚摩訶ふしぎ図鑑」など。
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紙の本
ダーウィンの論証過程がわかる
2009/03/08 00:33
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mina - この投稿者のレビュー一覧を見る
ダーウィンについて知りたいと思った人は、まずこの本を読むとよいだろう。『種の起源』に何が書いてあるのかがズバリわかる。もちろん『種の起源』そのものを読んでもいいのだが、普通の人にはおそらく難しくて理解できないだろう。まずはこの本で概要をつかんでおくことを勧めたい。『種の起源』の大半は、自己の理論の難点を取り上げ、事例によって検証し、批判に対する反論となっているのである。進化論が科学かどうかということはよく問題となるが、本書は、ダーウィンの論証のしかたにも言及されていて、興味深い。ダーウィンの進化理論が古いとか間違っているとかいう話をときどき耳にするが、とてもそうは思えないと感じさせる。なお、カバーの写真や、巻頭折込にある「『種の起源』の章構成」そして「たったひとつの図」(『種の起源』には図版が1点だけしかない)は貴重な付録である。それだけでも、本を手元に置いておく価値があるだろう。