- 販売開始日: 2013/11/29
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-117103-6
狂気の沙汰も金次第
著者 筒井康隆 (著)
確固とした日常に支えられたこの地平を超えて遙か向うを眺めれば、果てしなく自由で華麗なる狂気の世界が拡がる―著者は、あたかもささやかな身辺雑記を綴るかのごとく筆を進めながら...
狂気の沙汰も金次第
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商品説明
確固とした日常に支えられたこの地平を超えて遙か向うを眺めれば、果てしなく自由で華麗なる狂気の世界が拡がる―著者は、あたかもささやかな身辺雑記を綴るかのごとく筆を進めながら、実はあなたをアイロニカルな現代批評と潜在的狂気の発掘へと導いてくれるのです。随筆のパロディともいえるユニークなエッセイ118編を収録。
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筒井康隆さん宇宙の開始位置
2020/04/24 11:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井星大富荒井三羽烏 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書が筒井康隆さんの本格的な随筆集の最初の著作であり、尚且つこの破壊的な、今でも色あせない爆笑内容が、多くの読者を掴みました。また山藤章二さんの描く、著名なのっぺらぼう筒井さんの似顔絵が、市民権を得たのも本書からです。ですからこれからも筒井さん作品の中でも、重要度が高い位置にあり続けるでしょう。じっくり楽しむべきです。
毒のある笑いが炸裂
2023/09/22 06:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブラックユーモアあふれる小説の数々を発表してきた筒井さん、エッセイでも容赦なく滅多切りです。1970年代の世相が懐かしく甦りました。
名著復活
2015/09/13 21:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KU - この投稿者のレビュー一覧を見る
巨匠・筒井康隆の名著が復活。際どい内容もあるが、今読んでも面白い。著者も、連載していた『夕刊フジ』もまだ若かった。
タブーをギャグにする
2001/09/29 00:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
各エッセイのタイトルは平凡だが、中身はいつもの筒井節。ホントなんだがネタなんだか分からない面白可笑しい話が目白押しという感じである。ただ、元が新聞連載だったせいか、結構当り外れが大きい。
本書はタブーをギャグにするという著者の創作姿勢に興味がある人にお勧めである。笑えるんだけど不愉快という苦味が残る絶妙の味。
よくぞいってくれました。
2001/03/01 18:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
信用について筆者はこう書く。
「信じてる信じてると言いながら、実は相手が自分に都合良く振る舞ってくれるように甘えているわけである。だから僕は信用されるのが嫌いである。自分の思い通りの行動がとれなくなってしまうからだ。あんたを信用してるからね、そんな言葉一つで人間の行動を左右できるなど考える奴は思い上がりだ。」
ああよくぞ言ってくれました。そういう奴ほど「信用は金で買えない」とか「信用は一度失ったらもう取りかえせない」とか言うんだよね。それって脅しだよね。誰も信じてくれなんて頼んでないっていうの!
ついつい人に振り回されしまう人、この本を読んで溜飲を下げよう!
おもしろい
2022/08/05 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく思ってはいたことを、はっきりと言語化されていて読んでいてすっきりとしました。これは、おもしろい。