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狼と香辛料XVII Epilogue
『太陽の金貨』 事件から数年。元羊飼いのノーラと女商人エーブは、ホロからの手紙を手に、北へと向かっていた。旅の途中、錬金術師ディアナも同じ馬車に乗り込んできて──。 果た...
狼と香辛料XVII Epilogue
狼と香辛料 17 Epilogue (電撃文庫)
商品説明
『太陽の金貨』 事件から数年。元羊飼いのノーラと女商人エーブは、ホロからの手紙を手に、北へと向かっていた。旅の途中、錬金術師ディアナも同じ馬車に乗り込んできて──。 果たしてホロとロレンスは、幸せであり続ける物語を紡ぐことが出来たのか? 第16巻の後日譚を描く、ファン必読の書き下ろし中編のほか、電撃文庫MAGAZINEに掲載された短編3編も収録。 剣も魔法も登場しないファンタジーとして多くの読者に愛された賢狼と行商人の旅の物語が、今巻でついに完結! 二人の旅の結末を、ぜひその目で見届けて下さい。
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紙の本
幸福な物語の幸福な終わり
2011/10/04 21:15
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
狼と香辛料の、最後の短編集。
いやあ幸せな物語だった。
内容ももちろんなんだけど、なんというか、この物語を取り巻く全てが幸せだったといえるんじゃないかな。
でもってその幸せのおすそ分けをいただけるというか、浸ることができた物語。
幸福というものは、個々によって違うものだ。
ロレンスの求める幸せと、ホロの求める幸せも、つきつめれば別のものなのだろう。が、互いがそこに接点を見出し、それをはぐくむと決めた。
二人で生きるということは、多分そういうことなのだ。
そして、物語を彩った人物たちのそれぞれの幸せ。
誰もが、自立していて、自分の足でしっかり立ってるっていうのがいいなと思うのである。
にしても、砦を守っていた老騎士の物語が素敵です。
格好いい大人が描けるのって、最高にいいなと思うのです。
紙の本
まだ続くけれど大団円
2020/01/25 00:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもハッピーなエンディング。
まあ、見せつけられる側からしたら、
そうとも言っていられない部分がありそう。
鈍色の思い出。
灰色の良縁。
白い小径。
紙の本
本当に最後のエピソード
2015/08/17 13:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「Epilogue 幕間/終幕」
ニョッヒラに居を定め、開店準備に励むロレンスたち。その開店を前に呼び出された女が5人。エーブ・ボランやノーラ・アレント、ディアン・ルーベンスたち、いずれもホロとロレンスが行商の旅の中で浅からぬ縁を結んできた者たちだ。なぜ彼女らは呼び出されたのか?
太陽の金貨事件から6年を経た人々の姿が描かれる。
「行商人と鈍色の騎士」
ロレンスがまだ一人で行商をしている頃。見捨てられた砦を護る一人の老騎士フリードと出会う。初めは射殺されかけたロレンスだったが、彼が行商人と知ると、フリードはひとつの頼みごとをしてきた。
「狼と灰色の笑顔」
ロレンスとホロ、コルが一緒に旅をしていた頃。コルから見たホロとロレンスの関係はどう見えていたのか?
「狼と白い道」
とある小さな村に立ち寄ったホロとロレンス。そこで村人にせがまれたホロは、虚実入り混じった物語を語って聞かせる。彼らは何故そんなにも物語に飢えているのか?
いよいよ最後のお話。Epilogueでのホロのかわいらしさは異常なくらい。次第に変わっていったロレンスは、昔の自分のような人に余裕で対応できる人間になっている。
そして短編3本は、世界観とキャラを深める物語になっていると思う。