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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2013/11/29
  • 出版社: 白水社
  • ISBN:978-4-560-09403-7

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怪奇映画天国アジア

著者 四方田犬彦 (著)

怖くなければ映画じゃない!? インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、カンボジアなどの怪奇映画史、恐怖と身体の政治性、アニミズム的精霊信仰との関係を解く。渾身の書下...

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怪奇映画天国アジア

税込 2,420 22pt

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商品説明

怖くなければ映画じゃない!? インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、カンボジアなどの怪奇映画史、恐怖と身体の政治性、アニミズム的精霊信仰との関係を解く。渾身の書下ろし!

著者紹介

四方田犬彦 (著)

略歴
1953年西宮生まれ。東京大学人文系大学院比較文学比較文化科にて博士課程修了。明治学院大学文学部芸術学科教授。映画、演劇等広い領域に渡って批評活動を行う。著書に「先生とわたし」等。

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紙の本

怪奇映画をつうじてみた東南アジア文化論-とくにタイとインドネシアを中心に

2009/11/23 23:39

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アジアは怪奇映画の天国である。東アジアの日本と韓国を中心に製作されたホラー映画は、もともとその土壌のある東南アジア、とくにインドネシアとタイでは、従来か中心的存在であったである怪奇映画にも大きく影響し、アジアをしてハリウッドに対抗可能な一大怪奇映画世界の中心としているのである。

 「なぜ幽霊は女性であり、弱者であり、犠牲者なのか」という問いが本書を一貫している。これは、ハリウッドの怪奇映画と対比したときに明確になる、アジア怪奇映画のきわだった特徴である。「他者」とは何か、他者はつねに外部から侵入してくる存在であるのが米国であるのに対し、アジア世界では他者は内側に存在する。この意味において、米国とアジアは根本的に異なる世界なのだ。
 また、中国という共産主義社会、インドネシアとマレーシアを除いたイスラーム世界では怪奇映画は製作されない、という指摘も重要だ。一元的な世界秩序に支配される世界では、怪異現象は秩序転覆的な存在となるから断固排除されなければならないからだ。
 こう捉えることにより、インドネシアやマレーシアといった、イスラーム世界でありながら多神教的なバックグラウンドをもつ世界の意味も浮き彫りになる。

 本書は、きわめてすぐれた「東南アジア文化論」になっている。 個別には、インドネシア現代文化論であり、タイ現代文化論である。とりわけタイにかんしては、怪奇映画を切り口にしたタイ現代社会論として、きわめて秀逸なものであるといってよい。
 なぜなら、映画とは大衆の無意識の欲望を、商業ベースにおいて映像化したものだからだ。映画は社会の変化を写す鏡になっている。

 タイは、「気候は思いきり暑く、料理は思いきり辛く」、ここまでは常識だ。「そして映画は思いきり怖く」(p.81)と続くと、読者のタイ理解にあらたな地平が開かれるのを覚えるはずだ。
 私も タイの怪奇映画 『ナンナーク』 はDVDで見たが、著者の分析は大いに目を開かされた。1997年の「アジア金融危機」以後の政治経済社会状況の変化とパラレルに、タイでは映画界のニューウェイブが登場したという指摘には、大いに納得させられた。
 怪奇映画をつうじて、タイ文化そのもの、タイ人の心性、タイ人の思考パターンを知ることができるだけでなく、1997年以降の社会の変化についても、文化の側面から跡づけることができるからだ。 すでに中進国となったタイは、すでにノスタルジーが映画にも現れているという。タイ社会は文化的には、すでにポストモダン状況にあるわけだ。

 何よりも本書は、日本では紹介されたことのないようなローカルな怪奇映画の要約が大半を占めるので、たんねんに読むとかなり骨が折れる。あくまでも個々の映画作品の内容を踏まえた上での論考を目指したものだからだ。もちろん、興味深い映画の要約を読むと、何とか入手して見てみたい、という欲望もかき立てられる。
 しかし、よくもまあ、ここまで東南アジアの怪奇映画を収集し、実際に見て、内容まで突っ込んで論じているものだと感心する次第である。

 東南アジアのホラー映画ガイドとしても、映画史のエリア・スタディとしても、東南アジア大衆社会論としても、いろんな読み方の可能な、内容充実した一冊になっている。
 索引も、映画タイトルを原語つきで完備されているので、レファレンスとして一冊もっていてもいいかもしれない。
  
 

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紙の本

本書本文の末尾にある「より重要なのは、目下一番激しく運動している映画、いや映画そのものの運動であって」という言葉というか姿勢には共感する

2009/11/23 17:23

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本を読むひと - この投稿者のレビュー一覧を見る

 スティーヴン・キングの新作長編を読むのを中断し、インドネシアとタイを中心に東南アジアにおけるホラー映画の歴史と現在の状況にふれた四方田犬彦の本にとりかかった。
 それにしても著者の旺盛な知的好奇心には頭が下がる。
 ある国の映画に関心をもつと、その国に飛び、未知の言葉をできるだけ覚え、文献を読むのはもちろん、多量の映画をさまざまなかたちで見る。
 ジャカルタやバンコクに一定期間滞在し、その国の雰囲気を味わうとともに、多くの専門家と会って情報を得る。
 そうした精力的な研究欲にいざなわれるかのように、一本も見ていないこれらの国の怪奇・恐怖映画をレンタル店で探し、まとめて見た。
 だが現在100円で旧作を借りることのできるレンタル店には、それほどの作品はなく、最初に借りた5本は次の通りである。
 タイの映画が、『心霊写真』(これは後に日本の監督によってハリウッドでリメイクされた)、『怨霊/THE HOUSE』(本書では原題の『幽霊の家』)、本書では言及されていない『シスターズ』(ティワ・モエイサイソン監督)。タイの監督パン兄弟による香港との合作『リサイクル/死界』(これも香港映画と見做してか、言及がない)。そしてシンガポール映画『メイド』である。
 さらに別のレンタル店で『アート・オブ・デビル』を借りて見たが、ひどい出来だったこともあり、鑑賞はそのあたりで打ち切りにした。インドネシア映画が日本ではあまりDVD化されていないようなのは惜しい。
 個人的には『怨霊』『リサイクル』『メイド』などかなり面白かったが、全体的にはもっと低レベルであることを、それ以外の映画を見て確認できたように思う。
 本書が今までまともに研究されてこなかった世界に踏み込んでいることは認めざるをえない。見ることができるかぎりの映画を渉猟し、各国のホラー映画の恐怖というか幽霊出没のかたちを摘出したところなどタメになる。
 たとえばタイのナークは夫の留守に死んで幽霊になっているが、それは床下に落とした実をスルスルと長く伸びる手でつかむことにより見る者を納得させる。
 またマレーシアの幽霊ポンティアナックは首筋にある穴を釘のようなもので塞ぐことで退治される。
 こうした床下にスルスルと長く伸びる手や首筋の穴を塞ぐ釘は、たとえば日本の怪奇・恐怖映画の伝統でいうと、あの女性の顔の片側を次第に覆う傷のふくらみなどに相当する、一目でその国の人に分かるものなのかもしれない(中田秀夫による円朝の映像化『怪談』はその見事な一例である)。
 本書はそうした伝統的な恐怖性の摘出から現在のホラーの最新展開まで、複雑な政治状況なども視野に入れ、よくまとめている。それについては感心するしかないが、残念なのは、私が参考までに見た映画のストーリー紹介にミスがあることである。
 たとえば著者が作り手を「中堅監督」と評しているのと程遠いと思える出来の『アート・オブ・デビル』について言えば、主人公の復讐に燃える女は、実業家の男だけでなく一家全員を呪い殺し、さらにその後、実業家の家を相続した第二夫人の家に長男の嫁となって乗り込み、さらなる復讐を続けるのだが、著者のストーリー紹介では、実業家の死の後に、その長男を篭絡するように記されている。最初のほうで家族全員がいる娘の誕生日の席に乗り込んでいるので、息子は女を知っている。
 こうしたミスが何故起きたのかと言えば、映画自体が複雑なストーリーの処理の仕方に未熟だからだが(私はよく分からなくて前に戻って見直したりした)、それにしても数ページを費やすからには、意味のある紹介であってほしい。結局、著者が指摘するようにタイの辺境クメールと首都バンコクの階級差を暗示させた女の復讐心の強さは、一家皆殺しだけでは収まらず、第二夫人一家にまで向けられたことを正確なストーリー紹介は指示するだろうからである。
 本書で『幽霊の家』とされている『怨霊』のストーリー紹介も少し問題がある。映画のなかのニュースにおいてタイの年号(仏暦)で表記されている、幽霊の家での異なる男たちによる三つの時代の殺人が分かりやすく記述されていないからであり、また橋から女を落とした最初の事件が「五十年前」というのもミスである。
 この「仏暦」ついでに言うと、あとがきの最後に記された二五二二年もミスで、今年は「2552年」である。
 これは校正ミスにあたるものだろうが、それについてお節介めいた苦言を呈したいとは思わない。むしろこうしたことを些事として、圧倒的なスピードで次々に著作をつくり続ける著者の旺盛な筆力を支持したい。速さにより得られるものもあると考えるからだ。


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