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投稿者:ちのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
半沢直樹で大ブレーク、いまや大河ドラマの主演を務めるほど知名度が上がった堺さんですが、その大ブレーク直前に刊行されたエッセイ第二段。
前作と掲載紙が違うためか、少し毛色が違うというか、出演作に絡めた話が多かったかなという印象です。
とはいえ何事も徹底的に調べて考察する、堺節は健在。
そう、彼はなんだか少し面倒くさいオトコなのです(笑)
ブレークを機にファンになった方は、こんな人なの?!と思われるかもしれないけれど、この面倒くさいところが俳優・堺雅人の魅力なのです。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい意味で、のんびりしていてまじめな部分の抜けている部分との共存がうまくいっている、お手本のような存在です。
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穏やかな文章で日々の役作り、考察、妄想などが綴られている。
この本を通して見えてくる役者堺雅人さんの役作りは、
役を知ることから始まっているのだと感じた。
その役を知るために背景やその周りの役の人々、
いろいろなことへの思索にふける様、その過程が伺える。
そういった中で自分が演じる役の人柄をつかんでいっている感じがする。
これはつまりその役のアイデンティティを形成しているのではないかと思う。
実際に生きている私たちが人と人の中で築き上げていくのと同じような気がした。
だから堺雅人さんが演じる役にはなぜかひきこまれる魅力があるのではないかと思ったりしてみる。
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「クレア」連載「月記」をまとめたもの。
禁煙をきっかけに『タバコの歴史』なんて本を紐解いて世界史を喫煙以前と喫煙以後にわけて考察しちゃったりするところがすてき。
編集部からはそういう方向に暴走してほしくないという要請があったようなことも書いてありましたが、個人的には堺さんがどんな本を読んで、そこからどのような堺ワールドをくりひろげるかが楽しみなので、それがちょっともったいない。
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5年前に買ったにもかかわらず、あまりにも読み終えるのがもったいなくて、未だに読み終えてない。
好きすぎるエッセイ。
小説執筆とかしちゃえばいいのになぁ。
その辺の作家さんより筆力あり。
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クレアでエッセイを連載されていて、しばらくはそれ目当てでクレアを買っていたのだけれど。
だから待っていました、書籍化!!(*´▽`*)!!
1のときみたいに、カバーを外したらお楽しみが……今回はなかったー!残念~。
まだ読んでいないけど、★5に決まってるじゃないですか。
堺さん、大好きです(*´▽`*)v
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うーんと、うろ覚えなので、自信がないけど文・堺雅人の方(1ですね)が面白かったような…
きっと、堺さんが好きで、彼がどのように役作りをしているか、日頃何を考えているか興味ある人向けなんですね。って、こういう本なら当たり前か。1の方はもう少し万人向けだったような気がしました。
彼の出ているドラマは楽しんで見ていますが、彼の背景には、余り興味がない事がこの本を読んで判明。これまで通りドラマ楽しませて頂きます。
好みではないけれど、ドラマで立ち回りをした時の姿勢の良さ、背筋のラインがとても美しかったのが印象的です。
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俳優・堺雅人が考える頭の中。
小難しい話も何故か読みやすい。
文章の中でいろんな話が出てくるのに最後はきちんとまとめられている。
堺さんの文才を感じる作品。
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現在好評中の堺さん主演ドラマの原作本を購入しようと書店を訪れ、
偶然の産物ともいえる奇跡☆ミ
先日文庫化した前作の帯の『続編発売決定!』を見て、慌てて探したら発売日当日!!
「大奥」迄の役作りや、からだ作りに照明を当て、禁煙に苦悩するあまり煙草の歴史にまで手を伸ばしてクレア読者を置き去りにしてしまうエピソードも(笑)
この真面目さがいいんですけどね( *´艸`)♡
歴史上の人物を演じるのも多い事から日本のわびさびの美徳や禅の教えも散りばめられ、改めて頭のいい人だなぁ~…と。
作品毎に様々な顔を魅せてくれる堺雅人さんに益々目が離せません。
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「文・堺雅人2 すこやかな日々」
堺雅人エッセイ第2弾。
説明不要な俳優、堺雅人。彼のエッセイ第2弾である。今回も読み応えある仕上がりになっている。彼の性格や考え方が、言葉の遣い方に如実に現れており、それが一歩二歩深い。
“アブラアゲは理想のオトナの象徴のような気もする”と言ったような遊び心溢れる文章が、沢山でてくる。また、“みそラーメンにたいして僕は、軽蔑とまではいかないまでも一種あなどりの感情をこれまで持っていた”なんてちょっとくさい文章も出てくる。
これを書いているとき、堺雅人はくすりと笑いながら書いたのか。それとも「ちょっとくさい表現かな。いや、だからこそこれで行こう」と呟いたのだろうか。そんな風景を想像した。
エッセイの題材も第1弾より身近なものが多いように思う。だからか今挙げたように肩の力がうまい具合に抜けているものが多い。
本業についてのエッセイでは、台詞覚えを題材にしたものが良かった。台詞は、役者である以上、きっても切り離せないもの。台詞がたくさんあるのは役者冥利につきるものだが、反面もうたくさんだと思うこともあるそうだ。とすると、リーガルハイの台詞覚えはどんどん出てくる豪華料理のようだったのではないか。美味しいんだけど、満腹で食べれない、そんな感じで役者冥利に尽きるんだけど、ちょっと量減らして下さい、みたいな。
そんなリーガルハイがまたドラマであるとのこと。要チェック。
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前作よりも更に知的な部分がオープンに。
読んでいる本がいちいち難しそう!
神保町あたりをウロウロしてそうなイメージです。
「転機になった作品は?」「得にありません」も笑いましたが、動物映画のインタビューで「イヌはお好きですが?」と訊かれ、キライではないが、愛犬家の皆さま方と比べるとまだまだ…好きと言っていいのか?と考え込んでしまうというエピソードは彼の人柄をよく表していますね。
代用タバコが止められなくなり、まるで悪になりきれない卑小な小悪党な気分だったというお話も、なんか、共感できる気がしますw
日常でふと感じる小さな感情をどうしてこうもうまく表現・比喩できるんでしょう。
今はまた禁煙されているのでしょうか。
個人的には健康でいて欲しいのですっぱり止めて頂きたい!
また映像作品への露出が多くなるのも嬉しいですが、こういった文筆業も続けて欲しいです。
2013/09/19-20
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堺さんの漢字とひらがなとカタカナの使い方が好き。
一見読みづらそうに思えるけど、
すごく柔らかくて読んでてまーるい気持ちになれるリズムを生んでくれる。
博識さと謙虚さのブレンドが絶妙です。
文を書く人の本だと思う。
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相変わらずこの人の頭の中は面白い。
タイミング悪くて、漫画や他の本を読む合間に読んでしまったので、イマイチ流し読みっぽくなってしまったのが残念。
また、そのうち再読しよう。
ところで・・・最後の「ニセ煙草」の項は「あとがき」やったんね。
本文と後書きの違いが・・・・
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帯どおり、堺雅人さんの頭の中をちょろりと覗ける良本。
世界史の研究者だったり、禅を学んだり、みそラーメンを考えたり、外国に行ったり。
役について調べ、学び、生かし、それをすべて堺雅人という器の中にいれていく。そのなかをちょろりとのぞけば、必ず一つは「これ面白そう」と興味を持てる引き出しを見つけられる。
写真も豊富でミーハーな私にも、面白い本無いかな?と探している私にも、充実の内容でした。ほくほく。
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私は堺雅人という俳優がすきだ。
顔が好みなのはさておき、演技の仕方、俳優という仕事にたいする考え方、姿勢、生き方など、凛としているところが好きなのだ。
しかしバラエティ番組などをみたり、インタビューを読んだりしていると、時たまこの人は何を考えているんだろう・・・とおもうことがある。
そして、そうした人の頭のなかをのぞきたいなあという衝動にかられる時がある。
この本は、そうした欲求をみごとに満足させてくれた。
ふだん堺さんがなにをかんがえながら俳優をしているのかを知ることができ、またかなりの読書家としてもしられているだけあって博識ぶりを披露しているところも多々あり、読んでいてためにもなった。
出演作品をみながら、その作品に関する章をよみかえすという楽しみ方もあるとおもう。
まあ読了した今、堺雅人さんの頭のなかをすべてのぞけたかといえばそうではないのだが・・・・。
さらに堺さんのことをしるために、また文を書いてほしいとおもう。