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イノベーション 破壊と共鳴

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2013/12/03
  • 販売開始日:2013/12/03
  • 出版社: NTT出版
  • ISBN:978-4-7571-2174-4

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イノベーション 破壊と共鳴

著者 山口栄一 (著)

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...

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イノベーション 破壊と共鳴

2,246 (税込)

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商品説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

膨大なインタビューに基づくケーススタディを通して「パラダイム破壊型イノベーション」という新しい概念を提示する。『イノベーションのジレンマ』に挑む意欲的な一冊。

目次

  • はじめに
  • 第一章 「戦後日本」とは何だったか(1 チャレンジ精神の喪失=戦後日本の第一の病理
  • 2 縮む社会に右往左往=戦後日本の第二の病理 ほか)
  • 第二章 イノベーションの構造(1 クリステンセンの議論とその誤謬
  • 2 パラダイム破壊型イノベーション ほか)
  • 第三章 ケース・スタディ「トランジスタ」(1 トランジスタ
  • 2 電界効果トランジスタ(MOSFET) ほか)
  • 第四章 ケース・スタディ「青色発光デバイス」(1 パラダイム破壊
  • 2 セレンディピティ ほか)
  • 第五章 未来をいかにして創るか(1 「パラダイム破壊型イノベーション」を生む組織の成功条件

著者紹介

山口栄一 (著)

略歴
1955年福岡市生まれ。同志社大学大学院教授、同大学ITEC(文部科学省21世紀COEプログラム拠点)副センター長。東京大学大学院修士課程修了。理学博士。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.2

評価内訳

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紙の本

物理屋のための (?!) イノベーション論

2008/04/24 21:03

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は農地地価などのデータを入手して,それをみずからコンピュータで分析し,十勝地方に「特異的に,農業が産業として成立」していることをみいだした.そして,その謎をとくために現地にでかけて取材している.こうした努力の末に書かれたのがこの本である.この本の最後では国政における自民党と民主党,有権者の行動なども分析されている.

とはいっても,この本がおもにあつかっているのは半導体材料におけるイノベーションである.みずからもかつてつとめていた大企業でイノベーションのたねが死蔵されている状態からぬけだすカギをもとめて,有名なクリステンセンの理論に異をとなえている.とはいえ,物理屋でも半導体屋でもないソフトウェア屋の私には,ここからイノベーションをおこすカギをみつけるのはむずかしい.

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2011/01/04 00:28

投稿元:ブクログ

DBS山口栄一先生の書籍。授業の教科書として購入、読了。クリステンセンの誤謬を明快に指摘し、その後に先生独自のイノベーション論を展開。イノベーションの類型やその源泉が分かりやすくまとめられている。文系の自分にとっては大変知的刺激に富む内容だった。

2010/06/23 00:38

投稿元:ブクログ

(S)
 イノベーションの分類として「パラダイム破壊型」を提唱。
 クリステンセンが提唱した「持続型イノベーション」「破壊型イノベーション」という対となる概念に対して、「パラダイム破壊型」と「パラダイム持続型」という対を筆者は提案する。
 「パラダイム」とは、製品が基づく科学・技術分野の事で、真空管からトランジスタへの変化を振り返ると分かりやすい。真空管の増幅原理は、古典的な電磁気学によって科学的に明快になっているし、それを製品化する技術もある。それに対してトランジスタは、従来の古典電磁気学では説明することができない現象が起こる。そこには「量子力学」という新たなパラダイムが必要になる。

 パラダイム破壊型という考え方はユニークであるものの、本書に対してふたつの疑問点が残っている
1. クリステンセンのいう破壊型イノベーションを極端に狭く捉えている
2. 科学・技術に偏重しすぎていて、その他の要素がイノベーションにどう関わるのかが分からない

 「イノベーションのジレンマ」の詳細までは忘れてしまったが、クリステンセンは「性能」だけにフォーカスして「破壊」や「持続」を語っていただろうか?性能だけでなく、コストなどの観点も入っていたと記憶するがどうだろう。仮に自分の記憶が正しいとするならば、本書でしている主張を補完するためにクリステンセンを持ち出すのは適当ではない。(クリステンセンを引き合いに出したのは出版社の意図が大きそうな気もしているが)

 また、イノベーションを成り立たせる要素が科学・技術に偏りすぎていて、そんな小難しいことに基づかないイノベーション(例えば iPodやWii)をどう説明づけるのだろうか?そのへんがなんだか良く分からない。
 イノベーションを「技術革新」という字面どおりに捉えれば、科学や技術だけでいいのかもしれないが、自分の「イノベーション」の大きさ感とは少し違うので、違和感が残る。

 内容はまぁまぁだけど、これで2600円は高い。

2010/05/27 10:18

投稿元:ブクログ

山口栄一さんが書いた『イノベーション、破壊と共鳴』を読みました。この本の帯には、『イノベーションのジレンマで見逃したことこそが…』、とある。気になって買った本です。

かの有名な青色発行ダイオードの開発について、各社がどのように対応してきたか、という実例部分はかなり面白い。そして、本の終盤では、いろいろな提言が書かれているが、提言は示唆に富んでいて読み応えがあった。イノベーションが上手く行われるためには、「暗黙知」と紹介される「こうかもしれない」の組み合わせが必要とされ、ただしそれを単に体系化したり表現するのでは駄目で、同じ目的を持つ、異なる個性(や研究分野)の人に”共鳴”させることが大事なのだと。イノベーションのジレンマよりも1つ座標軸を加えたものかな、と僕は思いました。

”共鳴”・・・この言葉だけでは具体的には分かりにくいですが・・・、は今僕が根ざしているもの、目指しているものと同じだと感じた。しかし、「暗黙知」と言われる知恵や考えを出し合う場は、なかなかうまく持つことができない。また、この本で面白かったのは、組織化された優秀な人は「暗黙知」を体系化・形式化してしまうので、そこで思考が止まってしまうとも。自分も含め、如何に組織が、新しい考えに貪欲で、議論に柔軟で、敢えて違う角度から議論をしてみるほどの自由で、あるためには日ごろからどういう場を作ったらよいか、考えることになった。

ある章では、2つの研究都市、つくばとソフィア・アンティポリスが対比されていてこれも面白い。アンティポリスには信号がほとんどないそうです。不規則な道路、自然に接することのでき、芸術家を含め様々な分野の人が住んでいる。一方のつくばは、均質的です。僕は2年住んだことがあります。綺麗ですが、人工的な感じは否めません。どちらがより創造性を喚起しますか?と。

ちなみに、今これを書いているカリフォルニアは自由であって、いろんな文化や専門分野の人とも接することができるという意味では良いのかもしれない。東京も、街としては決して画一化はされていないと思う。ただ、日本人という面では比較的均質化されやすいので注意しないといけないかも。

以上、僕のブログより:http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20070917/1256431284

2012/05/26 16:46

投稿元:ブクログ

イノベーションを目指す会社は大きくなってはいけない。
それでも大きくなりたいならフラットな組織が前提になるが、会社組織運営は時代の要請でどんどん複雑化し、もはやフラットではいられない。
会社の枠を飛び越えた活動こそ、イノベーションを生み出す。

2014/10/19 23:01

投稿元:ブクログ

クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」の対論としての位置づけもあり、その視点で注目されているが、元々の論拠に大変納得ができる点が多い。
実際にこの本を書かれたのは少し前だが、政権交代を迎えた現在の日本の問題点を予測したかのような問題提起もされている。しかも理系的で緻密な視点で。
是非とも日本の現状を踏まえた続編を期待したいところである。

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