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基礎情報学 : 生命から社会へ
著者 西垣通 (著)
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基礎情報学 : 生命から社会へ
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基礎情報学 生命から社会へ
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
既存の学問分野をIT利用を前提に並列的につなぐのではなく、情報とメディアを統一的・体系的に考察することで情報から出発する思考の本質的な意義と限界線を探る基礎情報学。
目次
- 序にかえて
- 第1章 基礎情報学とは何か(1 基礎情報学
- 2 生命情報/社会情報/機械情報 ほか)
- 第2章 情報の意味解釈(1 意味と価値
- 2 生命システム ほか)
- 第3章 情報の意味伝達(1 メディアのつくる擬制
- 2 近代社会とマスメディア ほか)
- 第4章 総括と展望-マスメディアとインターネット(1 生命/社会/機械の情報学
- 4.2 新たな社会システム)
著者紹介
西垣通 (著)
- 略歴
- 1948年東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。日立製作所、明治大学教授等を経て、現在、東京大学大学院情報学環教授。著書に「IT革命」「インターネットで日本語はどうなるか」等。
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紙の本
あらたな学問の入口に立ちつくす
2007/09/30 00:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
「基礎情報学」とは野心的なタイトルである.著者は情報工学,応用情報学,社会情報学という 3 分野の基礎となるべき,あらたな学問をめざしている.しかし,あたらしい学問をうちたてるのは容易なことではない.残念ながら本書はそのほんの入口でおわってしまっている.精密な議論をめざしてはいるが,私には十分な説得力があるようにはおもえない.たとえば,「オートポイエーシス」を基盤とするのであれば,「種々見解が分かれ」ている「オートポイエーシス」という概念をもっと明確化する必要があるのではないだろうか.
「基礎」をめざしている以上,いたしかたないことかもしれないが,本書の内容は抽象的であり,具体的な話題はかぎられている.この本も文理融合をめざしているといえるが,西垣の著書のなかでは著者がもっと 「理科」にちかかった時代の 「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」などの著書により魅力を感じる.