3月のライオン(1)
著者 羽海野チカ
その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。
3月のライオン(1)
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書店員レビュー
コミック担当 スーさん
honto書店員さん
大好きな作品を今回あえて紹介したのは、グルメマンガな一面もあるから。甘やかしうどん、白玉シロップ、レタス巻…。劇中のおねいちゃんのご飯は、美味しいだけじゃない、作る人の温もりを感じられるものばかりです。

事故で家族を失い心に...
ジュンク堂書店広島駅前店さん
事故で家族を失い心に孤独を抱えた主人公桐山零は若干17歳でプロの将棋の棋士だ。
不器用で人に甘える事を知らない零が自分を取り巻くさまざまなものと向き合い、もがき苦しみながら将棋を指す姿はとても切なくなります。しかし、合間合間で入っている解説や川本3姉妹とのほのぼのとしたやり取りもあり、将棋が分からなくても充分楽しめることができます。
まだ完結はしていませんが、今後の零の成長が気になるところです。
少年の中には獅子の魂が眠っている。
2010/12/15 15:38
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この新作も素晴らしい作品だな、そう素直に思えた。主人公は桐山零(れい)、プロ棋士。
史上五人目となる中学生でのプロ化を果たした彼は高校一年生。
ガランとしたマンションの一室に一人暮らしている。冒頭シーン。謎めいた夢から目覚める零。
膝を抱え、体を折り畳んで眠る姿は、まるで手負いの獣でもあるかのような、気高さと孤独とを匂わせる。
彼の過去に一体何があったのか?夢の続きの様な、何処かしらが欠落した赴きのまま対局に向かう零。
対戦相手も零と深い関係性がありそうなのに、互いに歪んだ空気を放っている。そんな零を優しく、
暖かく見守るのが、あかりを初めとする三姉妹だ。彼女達も母親を亡くしているらしく、
長女のあかりは昼は家業の手伝いをしながら、夜は叔母がしている銀座のクラブのホステスをしながら、
妹達を育てている。そんなあかりが、銀座の街の宵闇に、(先輩棋士たちから)見捨てられ、
置き去りにされた零を見つけ、零の自宅とは、橋を挟んで隣町の、自分の家に連れて帰ったのが、
あかりの妹達、中学生のひな、幼稚園児のももとの運命的出会いになった。
そんな訳で対局から解放された直後だと言うのに、晩御飯のカレーライスに添える福神漬けを買って来て!と
有無を言わせぬ勢いで頼み込まれても、苦笑しながらも満更でもない様だ。
下町の人情味あるドタバタを描ける筆捌きこそ、作者・羽海野チカさんの力量であるように思う。
他にも脇役一人をとっても、決して手を抜かないから、零の高校の先生の林田先生と
零との間の細やかな秘密(彼がプロ棋士であることを口外しない)ある関係性が際立つのだと思う。
普通の、ごく普通の、目立たない高校生として過ごしたいと願う零の言動には、ズシッっとした重みがある。
棋士仲間との関係性も微笑ましい。桐山零の永遠の宿敵と豪語し、強引に零の親友だと名乗る二階堂晴信。
豪快で、笑えるキャラクターの反面、身体にハンデを抱える繊細さ、
それを勝負への強い執着心へと向上させている所は流石だ。彼のエピソードに、
丸一話分割かれているのも良く分かる気がした。どのエピソードも、抜群に良いのだけれど、
中でも中学生のひなが、零と歩いた夜道、痩せぎすの彼に
『おねいちゃんはガリガリの子を見つけるとほっとけないの。でフクフクにするのが好きなの』
『でも大丈夫きっとおねいちゃんがすぐにフクフクにしてくれるよ』ってシーンは、
この漫画の奥深い温もりを象徴しているようで、強く印象に残りました。
一巻の最後辺りから明らかになる零の過去の傷み。物語がどんなに流れても最終的には、
『みんながフクフクになる』そう願いたくなる、極上のストーリーです。オススメします!
偶然の出会いがなければ今頃
2008/12/28 10:59
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
二階堂晴信にしても、川本あかりやひなたにしても、万全に幸せな人々という訳ではない。それぞれに他人から憐れまれたり悲しまれたりするようなことを抱えて生きている。でも、そういうものを全部抱え込みながらも、なんでもない事のように普通に生きている。そんな人たちに囲まれて生きていられる桐山零は、本当は幸せ者だと思う。
将棋監修は先崎学八段。現在活躍中の中堅から若手の棋士の中で、この物語の監修には最適な人物ではなかろうか。将棋盤面に込められた想いをコラムで語る以上に、桐山零を深めるのに活躍して欲しい。
上手い。
2022/04/30 21:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:michaq - この投稿者のレビュー一覧を見る
フワフワ可愛い女の子の漫画を描く作家さんだと思って長いこと読んでいませんでした。前作は自分がフワフワキラキラな恋愛とは縁遠いので先入観であまり親近感を持てなかったんですが、本作は主人公が男の子。読んでみれば将棋の世界を通して複雑な人間ドラマが展開されていました。面白い!!一気に読んでしまい、気がついたら次巻も買っていました。作者さんには大変失礼な先入観だったと反省しています。
面白い
2022/02/04 12:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーヒーが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋は昔やったことがありある程度指すことができるので将棋の描写も楽しく読むことができた。ストーリーも面白く続きが気になる。
将棋マンガだが将棋だけじゃないマンガ
2021/12/31 23:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーヒーが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋マンガに分類されると思いますが、人間の描写が丁寧で繊細でヒューマンドラマとしてもとても面白いです。
主人公は桐山零という少年(プロ棋士)です。
真摯な将棋漫画
2021/09/05 13:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
若きプロ棋士を主人公とする将棋マンガはいくつかありますが、この漫画は将棋を題材にしながらも、家族や友人、地域の人々との心の交流を描いたとても真摯な漫画だという印象を受けました。主人公の抱える悩みはまだ少し描写されただけですが、彼を暖かく迎える三姉妹の姿がとても癒されました。また二階堂というライバルもとてもいい味を出しています。みんなそれぞれいろんな思いを抱えながらも、明るく楽しく日常を暮らそうとする姿勢が感じられて温かい気持ちになりました。セリフや効果音も過剰なほど書き込まれており、それが雑然とするでもなく、とても活気に満ちた良い効果をもたらしており、漫画全体の雰囲気がとても良かったです。
零くんと3姉妹の物語
2021/04/29 12:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:昼休み - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1巻では、まだ3姉妹ともちょっと距離がある零くん。
将棋シーンでは、繊細で孤独な心が痛いほど伝わります。
そのぶん、3姉妹との交流、特に食事シーンに癒されます。
時々、このシリーズ1作目にたちかえりたくなる。
2021/01/01 17:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミックの最新刊は15作目を数え、まだ続刊中だが、この一作目の切なさと、時々垣間見えるささやかな希望みたいな描写が好きだ。
家族を事故で失い、生きるために将棋の世界に入らざる終えなかった主人公・桐山零。内弟子として育てられた家に居ずらくなって、中学生にしてプロ棋士に。高校にもいかず、都会の片隅で一人暮らしだったのが、思い直して高校に編入。そこでひとりの理解者である担任教師との出会い。その教師と絡む部分がいい。そして、長い縁をつなぐことになる、川本家の三姉妹&おじいさんとの出会うシーンも心にとめておきたいシーンのひとつ。個人的にはどうも難しく、将棋に興味を持つきっかけにはならないのだが、孤独な少年が、ひとりずつ友人を増やし、少しずつ居場所を得てゆく話がこの先続き、そんなところが、読みづづけざるおえなくなった理由。
好きです
2020/12/29 23:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化された時から気になっていましたが未読でした。ストーリー、絵のタッチなどトータルで好きです。もっと早くに読めば良かったです。
将棋を仕事にしている高校生のお話
2013/10/16 11:52
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋マンガかな、と思いきや将棋成分は他の将棋マンガからしたら結構少なめ。どちらかというと主人公の内面の葛藤や、不器用な人間関係にスポットライトがあてられている。なので、人間関係が不器用な人は共感して読める作品だと思った。また、個性的なキャラがいっぱいて飽きないので、別に人間関係が不器用じゃない人でも楽しく読めると思った。
将棋の世界を面白く
2025/07/25 10:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さり - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の世界も面白いんだな、と感じられる作品です。前半は零の辛い生い立ちが語られますが、作品が進むにつれて、他の棋士達のエピソードも語られて、それがとても興味深い。それぞれみんな性格も生い立ちも違うけど、将棋に向かう姿勢はみんな同じで凄く一生懸命。なのに明るい。読んでて色々考えさせられます。三姉妹もそれぞれ辛いこともあるし、苦労もしてるけど、明るくていいですね。
思い出深すぎる作品です
2023/11/08 22:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たぶん20年ほど前にこの一巻を読んだと思います。その時は何だか暗い雰囲気があって、零くんが面倒臭そうと思ったような気がします(本当にごめんなさい…)
アニメを見て、何年も経ってから再会した時は漫画が手放せず徹夜な勢いで読破してしまいました。
シリーズを通して私の苦手な暗いテーマもたくさんあるのに、この作品はそれでも手を伸ばしたくなる魅力がありました。
そしての17巻一気買いです。
前作のハチクロも名作でしたが、今ではこちらの方が好きになりました。
改めて読んで、1巻の最初では、本人を呼ぶ時だけでしたが二階堂くんと呼んでて驚きました。
好きなマンガです
2023/05/08 14:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くろねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋というテーマが読む人を選ぶかも、と思っていたけどどんどん引き込まれていきます。相変わらずご飯の描写が美味しそうだし、ほっこり。あかりさんが作るごはん、食べてみたい。
3月の獅子
2022/11/23 13:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の漫画だけど、将棋と生活と人生の漫画という感じ。将棋に詳しくなくても面白かったです。二海堂が好き。
