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装飾の躍動
著者 村野藤吾 (作) , 和風建築社 (編集)
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装飾の躍動
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村野藤吾のデザイン・エッセンス 5 装飾の躍動
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
巨匠・村野藤吾の独創的な造形と意匠をテーマ別に分類し、各巻約250点の写真を中心に網羅、紹介するシリーズ。第5巻は、ホテル等の非日常的な空間を手掛かりにして、村野藤吾のデザインを考える。
目次
- interior もてなしの空間-ホテル・迎賓館(叡山ホテル
- 志摩観光ホテル
- 都ホテル
- 名古屋都ホテル ほか)
- interior くつろぎの空間-豪華客船(ぶらじる丸
- あるぜんちな丸
- 高砂丸
- 報国丸)
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紙の本
日本建築界の泰斗,村野藤吾が遺したホテル建築,客船内装デザインの軌跡をつぶさに紹介する
2001/02/26 21:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 眞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前から戦後にかけて名実ともにわが国を代表する建築家,村野藤吾は1984年11月,93歳で急逝するその日まで,鉛筆を握ってひたすら図面に没頭していたという逸話で知られる。
本書は,この偉大なアーキテクトの全作品を写真と図面,要を得た解説で紹介する『村野藤吾のデザイン・エッセンス』全6巻の1分冊である。1937年に比叡山山上に聳(そび)え立った幻の「叡山ホテル」はじめ「都ホテル」「箱根プリンスホテル」「新高輪プリンスホテル」など,幾多のホテル建築の設計,内装が「あるぜんちな丸」など豪華客船の内装デザインとあわせて紹介されている。
かつて大阪・心斎橋の「そごう百貨店」を設計した生粋のモダニスト村野は,同時に日本建築の土着性と歴史性,人間らしさに深い愛着を覚えるナチュラリストでもあった。どのような巨大空間を取り扱う際にも,さわやかに吹き抜けるヒューマニズムの風こそが村野建築の真骨頂であり,後世への最大の遺産である。
(C) ブッククレビュー社 2000