紙の本
皮膚感覚
2019/05/31 01:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
皮膚感覚や触感について考える本としてはいいと思います。こどもの知育について考えたい親御さんにも良い本。
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読みやすいのに科学的な内容もしっかりしていて、良い本。沢山の多角的観点から皮膚・触覚を捉えて引用や説明があり、情報的にも充実している。読むべき1冊。
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肌に触れるということが、
子育てにおいてどれだけ大切かということを、
感覚的にだけでなく、科学的に知ることができ、
『どんどんスキンシップをはかっていくぞ~。楽しむぞ~。』と
やる気がみなぎります。
この本のおかげで、毎日のスキンシップを大切にするようになりました。
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肌のふれあいについての可能性がいろいろなデータを通して語られています。マッサージをコミュニケーションツールとして広めていきたいので、とっても参考になる本です。
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鍼灸治療には四診法という診察方法があります。これは、望診(外から目で見て察する診察)、聞診(匂いや声などから察する診察)、問診(患者さんに病情などを直接問いかける診察)、切診(脈診、腹診、尺膚診など)の4つの診察方法をまとめた言い方です。どれもが総合的な診察には欠くことが出来ないものなのですが、中でも重要視されるのは、切診かもしれません。脈診、腹診など、施術者は患者様の身体に直接触れて診察を進めていきます。
また、鍼灸治療をするときには、術者はやはり“手”を使って経穴(ツボ)を探していきます。そして鍼をするとき、お灸をするときは、もちろん直接患者様の肌に触れて治療をしていきます。
このように、鍼灸治療にとって“手”というものはとても大切なものになります。施術者にとっての“手”ばかりではなく、手は、施術者と患者様を結ぶ接点として、患者様もまた、手から伝わる感触によって施術者への信頼感などを判断しています。
そして手が触れる“肌”というものは、東洋医学的に見ますと、最初に外からの邪気を防御するところでもあります。風邪などを例に取るとわかりやすいかと思いますが、風邪をひきやすい方の肌の多くは、かさかさとしたところがあり、風邪が侵入しやすかったりします。皮膚は肺とつながり、衛気の様子をが出るところでもあり、肌の色艶は栄養状態など身体全般の傾向を示しています。
身体の表面を覆っている肌は、とても重要な器官です。本書では子供の成長にとっての肌について述べたもので、成長期におけるスキンシップの大切さを教えてくれます。鍼灸医療の小児鍼の効果の原点も、このスキンシップにあるのではないでしょうか。鍼灸師の他に、手に関わる仕事をしている方、子育て中(子育てを始める)の方、子供と接する仕事の方などに読んでいただきたい一冊です。
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乳幼児期のベビーマッサージ、幼少期のタッチケアだけでなく、触れ合うことの重要性が医学的に解明されている内容でとてもよく理解できる内容です。
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新生児のころからスキンシップは、人間形成への重要な要素を含む。正しいスキンシップは、もちろんおんぶに抱っこや、なでなで、こちょこちょ遊びです。負の触合いも…虐待ですね。そうなると人に触られると緊張してしまう大人に。それで苦しんでおられる方もいるとか。そう言う方には、マッサージがお勧めだそう。マッサージで緊張する筋肉を解していくと、人に触れられる恐怖感や不快感も無くなっていくそう。体はいつまでも幼い頃の虐待の記憶を肌で覚え、その時に緊張した筋肉を形状してしまうんですね。
日本は戦後にアメリカ式の育児法が導入され、おばあちゃんの知恵なんか聞かずに本ばかりに頼るようになった。赤ちゃんの自立心を育てる為に、あまり触れないよう、寝室も別にして、泣き叫んでいてもミルクはきっちり時間通りに、というもの。そのお陰で、精神的不安定な若者が増えて憂慮したアメリカはその育児法を撤廃し、ケアを進めましたが、日本は放ったらかし。人間の赤ちゃんがそんな事で自立するとは思えないよね、普通に考えても☆何かおかしいと感じたその娘達は、ママになって赤ちゃんを抱っこして育てる人が増えたそう。ワタシも義父に「抱き癖が付く」と言われましたが、旦那が「抱き癖上等」と言い返して、我が息子はぬくぬくと皆に抱っこされて育ってます。やはり誰しも赤ちゃんを抱っこせずにはいられないよね。義父が一番抱っこしております!それを我慢していたワタシ達の母世代…乳幼児期からのスキンシップの否定で、犯罪の質も大きく変わったと言われています。
ワタシも赤ちゃんは触合い要求を叶えして育てるのが良いと思っていましたが、何でか?は答えられずにいましたので、この著書はその点では何でスキンシップが大事で幼児の要求はのまなければいけないのか…の答えが書かれてあります。一度お読みになると、ジジババの撃退にも一役買うかと。
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肌に触れることの大切さを実感。卒論テーマにもかぶっていた。子育てをいつかするときは、抱きしめるコミュニケーションも大切にしたいな。
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[ 内容 ]
「思いやりのある子に育って欲しい」-多くの親が子どもの「心」の成長を願っている。
しかし「心」は大事だと思っても、じっさいに「心」を育てるには何をどうしたらよいのか、わかりにくい。
身体心理学者である著者は、「心」を育てるには、まず、目の前にある子どもの「肌」に触れ、「身体」の感覚を養うことが大切だと説く。
なぜなら、「肌」は「心」をつかさどる「脳」に、もっとも近いからである。
最新の皮膚論を駆使して、「肌」と「心」「体」「頭」の発達の関係を探る。
[ 目次 ]
プロローグ 頭そだて、体そだて、心そだて(早期教育が「心」に与える影響 知的活動を支える「体」 ほか)
第1章 子どもの心は肌にある(肌感覚が「性格」になる 「なでなで」されて育った子 ほか)
第2章 思いやりを育てるスキンシップ(共感は模倣から生まれる 柔らかい体を作る)
第3章 みんな「なでなで」されたい(子どもを「なでなで」する 異性を「なでなで」する ほか)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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山口創 つながりで読んでみました
子供ができたら タッチケアをしてみようかなと
おもいました
ただ スキンシップによって心が安定したひとより
ちょっと人間が偏ったような人のほうが
人よりがんばって成功したりするような気もするし
いちがいにどうこういえないのではないかとはおもいます
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子どもの「心」を育てるには、脳に近い「肌」に触れることが大切であり、子どもの頃の親とのスキンシップは、成人後の人格形成にまで大きく影響しているという。キレる子どもはスキンシップ不足によるところが多いそう。
母子のスキンシップと父子のスキンシップは、それぞれ効果が異なるという主張がとても興味深い。母親とのスキンシップは、自分が受け入れられ大切にされているのだという自信を強め、人との信頼関係を構築する力が育つ。一方、父親とのスキンシップは、人と協調して何かをする力(社会性)を伸ばすという。
確かに子どもとのスキンシップは、子どもの性格に大きな影響を与えるように思う。この本を読んで、より一層、子どもとのスキンシップを大切にしようと思った。
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肌に関する様々なことが書いてある。読むと、子供の育て方について新たな視点が得られる。しかし、著者の思い込みや無理なこじつけも目立っていた
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やっぱり・・・スキンシップって大事だな。
「なでなで」しよう。
いろんな実験の結果があって、その対象が大学生だったり、高校生だったり、各国だったりでおもしろかった。
小さい頃のスキンシップは大人になってもつながっていること。触れ合いで育まれる見えない力は人格に大きく関わってることを再認識した。
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とても読みやすい。肌と心、身体、脳。知的活動を支えるからだ。肌着とストレス。「母子のスキンシップを十分にした方が甘えの欲求が十分に充たされ、受け入れてもらえた安心感から自分に自信がもて、依存的になるのを防ぐ」「スキンシップは一生の間必要、でも、乳児期、幼児期、学童期、思春期、青年期、壮年期、老年期とそれぞれの時期に必要なスキンシップの量がある」
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たぶん、心があるところは、心臓と、脳と、感覚器ぜんぶ。
心臓?肝臓?脳?脳と脊髄?やはり心臓?脳室?松果体?
心はどこにあるのか。現代では心は脳の活動によるものとされていますが、本書ではタイトル通り「子どもの脳(=心)は肌にある」としています。
なでなでは偉大だ。なんか漲ってくる気がするのです。ただ※ ではなく、心を許した人に限る、と思うのです。