読割 50
電子書籍
座右のゲーテ
著者 斎藤孝 (著)
「小さな対象だけを扱う」「日付を書いておく」「論理的思考を封印する」――本書では、ゲーテの“ことば”をヒントにして、知的で豊かな生活を送るための具体的な技法を学ぶ。
座右のゲーテ
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座右のゲーテ 壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)
著者紹介
斎藤孝 (著)
- 略歴
- 1960年静岡県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に「大人のための読書の全技術」など。
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紙の本
種のような本
2004/09/09 22:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:胸騒ぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私だけではないと思いますがどうしても自己啓発系の本と先人の人生論とは一線を隔した何かがあるように思います。しかし、先人の人生論は個人的に現代と時代がずれているせいか抽象的な物としてでしか捉え難い物があるように思っていました。それ故斎藤孝氏のこのタイトルは私にグッとこさせる物がありました。
個人的に現代の方々の説法のような物には疑心暗鬼な私です。そのため古い人のをと選定していくとどれがいいのか解らないといった無意味な当惑に襲われ、結局諦めてしまっていました。
斎藤孝氏のタイトルは何となく現代的な利用法と先人の知恵とを良い具合に織り交ぜたような答えを導いているような期待を抱かせてくれる物でした。中身も著者自身もただ持論を述べるだけでなくゲーテの原文を解説する形で現代版に仕上げているような出来生えで凄くわかり易かったです。それはあながち著者が一人ではなく二人以上のそれも二人ではないというようなやや複雑な表現ですがプラスX、かけるXというようなものを感じさせる物があるような気がしました。
アドバイスは見易い項目分けでまた読み返す時も至極読み返し易いのがとても良いと思います。特に私が興味を引いたのがへたうまの考察です。現代ではデッサンが出来なくともへたうまが受け容れられる時代。これはおかしい、スポーツの世界ではへたうまが受けられる場所なんてないのにといった所に深い感銘を受けました。デッサンの有用価値といいますか基礎こそ最も尊く人生の真理であるような(堅苦しい上に敬遠されそうな表現ですが)気さえ起こさせられました。
これを契機に是非ゲーテに触れてみたいと思えるきっかけを多いに含んだ種のような一冊です。一読して損はありません。
紙の本
唸らせられます。
2020/09/12 09:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ゲーテとの対話』から引用した内容を様々なテーマとして掲げ、著者が論述した一書です。テーマが、多岐に亘っているので、その時々に自分が直面している事柄の参考になります。
特徴として各テーマにはスポーツ選手や芸術家や作家などが登場し、彼らの言行も交えて著述してある点です。現代に於ける人達も例示しながらというのは或る意味親近感が湧きます。
ゲーテが作家、詩人、演出家、脚本家、科学者、政治家とマルチな活躍者であった事は知りませんでした。ゲーテの著書を幾冊か購入済なので、読み進めていきたいと思います。
紙の本
日常へのヒント
2022/10/05 09:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももじろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常へのヒントがあります。
が、個人的に思ったのは、ゲーテの作品を読んだ事の無い人が、最初に読んだ方ががいいのかな、と感じたりしながら読みました。
なんとなくですが、読み進めていくにつれて、ゲーテでは無く、著者の感覚の方がやや強いような印象を受けた箇所があったように思います。
紙の本
内容詳細
2004/05/24 15:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「小さな対象だけを扱う」「日付を書いておく」「完成まで胸にしまっておく」「自分だけの師匠をもつ」——ゲーテのことばをヒントに、知的で豊かな生活を送るための「発想の技法」を学ぶ。
私は、研究者として歩み始めた二十代のころ、本質的なものを求めるあまり、抽象的思考に嵌り込んでしまい、身動きがとれない状態に陥っていた。そういう精神的にどん底のとき、ゲーテの言葉が目に飛び込んできた。(中略)自分の立ち位置が分からなくなったとき、何か壁に突き当たったとき、本書を開いてほしい。何かのヒントがきっと見つかるはずだ。(「まえがき」より)