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1,000ドルからアメリカ株式投資 徹底編:Coca-ColaからYahoo!まで
著者 荒井拓也 (著)
確かな方法論・投資理論を武器に、オンライン株式投資を始めよう。注目企業35社の分析を通じ、米国流最新投資手法を公開。米国流経営手法を知りたい方にも必読の一書。※この商品は...
1,000ドルからアメリカ株式投資 徹底編:Coca-ColaからYahoo!まで
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1,000ドルからアメリカ株式投資《徹底篇》 Coca‐ColaからYahoo!まで
商品説明
確かな方法論・投資理論を武器に、オンライン株式投資を始めよう。注目企業35社の分析を通じ、米国流最新投資手法を公開。米国流経営手法を知りたい方にも必読の一書。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
- プロローグ お楽しみはこれから
- 序章 全体の流れの把握
- 第1部 コア銘柄の探求-賢明なる長期投資家のために(第1章 運命を共にする永久保有銘柄
- 第2章 次善の策としてのまとめ買い
- 第3章 他力本願銘柄)
- 第2部 「Qの定理」の実践-低迷株から超成長株まで(第4章 大失敗からの大転回(Turnaround株)
- 第5章 The Blue Chips
- 第6章 21世紀へのテクノロジー・ストック
- 第7章 世界的ブランド企業)
- 第3部 未知への投資-サイバースペース大冒険(第8章 実体空間から仮想空間へ
著者紹介
荒井拓也 (著)
- 略歴
- 早稲田大学で数理経済学修士号取得。ニューヨークを中心に活躍する投資家・起業家。著書に「1,000ドルから本気でやるアメリカ株式投資」がある。
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紙の本
日経ビジネス1999/8/23
2000/10/26 00:18
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投稿者:野口 均 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカの株高はバブルだ、と言う人が多い。しかも、もうじき破裂するという。素人が仕事もしないで毎日インターネットで売買を繰り返し、それを「デイ・トレーダー」などと呼んで持ち上げてきたが、ついに損をしたデイ・トレーダーが銃を乱射する事件を起こした。この事件はバブル末期を連想させるというのである。
何となく納得してしまいそうだが、よく考えると、アメリカの企業がどう変わったのか、どこから資金が流れ込むのか、といったことを何も知らない。知っているのは、ダウ平均が10年で約5倍近くになったことくらいだ。それだけで感覚的に判断するのはいかがなものか、というわけでアメリカ株式投資の実践書である本書を覗いてみた。
著者は「アメリカ株式は、割高ではあっても、決してバブルではない」と言う。バブルは、(1)上がるから買う、買うから上がるというスパイラル的上昇過程(2)その結果引き起こされる実体価値もしくは使用価値からの乖離──この2つが大きな特徴だが、「アメリカの株にはまだスパイラル的上昇過程は起きていない」のだそうだ。公定歩合を上げればダウ平均は下がるし、企業の業績もキャッシュフローで判断されているし、所有不動産の価値も収益還元法で評価されているという。
一方、アメリカ株バブル説の人々は、インターネット関連企業の株の高騰をバブルの証拠として挙げる。赤字だらけの企業の株価が瞬く間に上昇している。それこそユーフォリアではないかというわけだ。この点は、本書の第8章「実態空間から仮想空間へ」、第9章「インターネット・ストック」で詳しく論じている。結論は成長への期待が高く、それが株価となって表れているので、バブルではないとのこと。実際にヤフーは期待通り飛躍的なキャッシュフローの増大が始まったとしている。
著者は、ニューヨークに在住し「Benkei USA」というアメリカ株式投資についてのニュースレターを会員に発行し、ファンドも運営している。それだけに企業分析の手法など、非常に面白い。ただし本書は個別株投資の実践編なので、分析や投資手法の説明は、昨年出版された入門編『1,000ドルから本気でやるアメリカ株式投資』の方が分かりやすい。
ところで著者は、日本企業の株は怖くて買えないと言う。アメリカの企業は分析に必要な企業情報がオープンになっているが、日本企業については信頼できる正確な情報が得られないからだそうだ。だとすると、今年になって急に上がり始めた日本株の方がミニバブルの危険があるのかも知れない。
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