純粋理性批判 3
3巻の「図式論」と「原則論」では、カテゴリーの根拠づけが対象にどのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明される。イギリス経験論(ヒューム)を根本的に...
純粋理性批判 3
商品説明
3巻の「図式論」と「原則論」では、カテゴリーの根拠づけが対象にどのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明される。イギリス経験論(ヒューム)を根本的に批判し、認識の主体と対象の相互の関係を論じた観念論も批判する。大胆かつ適切な訳語と段落すべてにつけたタイトル、初心者にも理解できる詳細な解説で準備万端。哲学の最高峰への登攀は続く。
著者紹介
カント
- 略歴
- 1724~1804年。東プロシア生まれ。哲学者。ケーニヒスベルク大学哲学教授を務めた。著書に「純粋理性批判」など。
中山 元(訳)
- 略歴
- 1949年東京生まれ。東京大学教養学部中退。哲学者・翻訳家。著書に「フーコー生権力と統治性」「思考の用語辞典」「正義論の名著」など。
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カントによる「図式論」と「原則論」が語られます!
2020/05/08 10:58
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、カントによる偉大な哲学書で、光文社新訳文庫では全7巻シーズで刊行されているうちの第3巻目です。同書の中で、カントは、理性がそれ独自の原理に従って事物を認識すると考えるのですが、この原理は経験に先立って理性に与えられる内在的なものであるので、理性自身はその起源を示すことができないだけでなく、この原則を逸脱して自らの能力を行使することもできないそと説きます。換言すれば、経験は経験以上のことを知りえず、原理は原理に含まれること以上を知りえないというこであると主張しています。同書は、前2巻に続き、「図式論」と「原則論」が語られ、カテゴリーの根拠づけが対象に対して、どのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明されていきます。