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法の哲学I
著者 ヘーゲル (著) , 藤野渉 (訳) , 赤沢正敏 (訳)
「ミネルヴァの梟は黄昏を待って飛翔する」。哲学を指すこの有名なフレーズは、ヘーゲル最後のこの主著の中に出てくる。法とは正義のこと、本書はまさしく社会正義の哲学といえる。
法の哲学I
法の哲学I
法の哲学 1 (中公クラシックス)
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18世紀から19世紀初頭を生きたドイツの哲学者ヘーゲルの名著です!
2020/07/12 15:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、18世紀から19世紀初頭の時代を生き、領邦分立の状態からナポレオンの侵攻を受けてドイツ統一へと向かい始める転換期を歩んだ哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルによって著された国家を主題とした政治哲学・法哲学の著作です。『法哲学』、『法哲学綱要』、『法哲学要綱』、『法哲学講義』などとも呼ばれています。同書によれば、客観的精神とは家族や市民社会、国家などの自由な人間の行為により生み出される精神の客観態であり、それは抽象法、道徳性、人倫の三つの段階に区分され、この段階を通じて個別性と普遍性を統合するのだそうです。ヘーゲルは人倫もまた三段階に区分し、家族、市民社会、国家から成るものと捉えていました。ぜひ、このヘーゲルの名著を一度お読みください。中公クラシックスは2巻シリーズで刊行されており、同巻上巻は「第1部 抽象的な権利ないし法」(自分のものとしての所有、契約、不法)、「第2部 道徳」(企図と責任、意図と福祉、善と良心)からなっています。