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トンデモ“IT契約”に騙されるな
著者 上山浩 (著) , 日経コンピュータ (編)
システム開発・運用に関するユーザー企業とベンダーの間の紛争が後を絶ちません。それらの原因をたどっていくと必ず契約書にたどり着きます。責任範囲が不明確だったり、発注者であ...
トンデモ“IT契約”に騙されるな
トンデモ“IT契約”に騙されるな
商品説明
システム開発・運用に関するユーザー企業とベンダーの間の紛争が後を絶ちません。それらの原因をたどっていくと必ず契約書にたどり着きます。責任範囲が不明確だったり、発注者であるユーザー企業が一方的に不利な条件が記載されているケースも多いのです。
そこで本書は、ユーザー企業のシステム部員や法務担当者向けに、契約書に潜むリスクを見極めるための77のチェックポイントと、最低限知っておきたい法律や判例などをやさしく解説しました。
筆者は、IT企業出身の弁護士というキャリアを持ち、経済産業省の「情報システム・モデル取引・契約書」の策定に携わったり、「日経コンピュータ」で1年にわたってIT法務の連載を持ったりしています。それらの活動を踏まえて、ユーザー企業の視点から「トラブルを未然に防ぐ」「トラブルが起きても円滑に解決できるようにする」契約書の作成ノウハウを本書に凝縮しました。
目次
- 第1章 ベンダー任せの契約は危険がいっぱい!
- 第2章 契約は「細切れ」にしない
- 第3章 「基本契約」でトラブルの芽を摘む
- 第4章 知っておきたい善管注意義務
- 第5章 瑕疵担保責任の期間設定に注意
- 第6章 知っておきたい民法・商法の原則
- 第7章 よくある「損害賠償」の誤解
- 第8章 著作権の帰属は紛争のもと
- 第9章 事前合意済み条文に注意
- 第10章 リスク回避条項は外しておく
著者紹介
上山浩 (著)
- 略歴
- 京都大学理学部卒業。弁護士/弁理士。日比谷パーク法律事務所パートナー。
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紙の本
IT契約関係者必読
2015/08/09 09:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tatenon - この投稿者のレビュー一覧を見る
契約書を読むのは実に面倒ですが、ITベンダーも必死ですからぞっとするような条文をしれっと混ぜてくるので、必ずよく読みましょう。契約する前にこの本を読んでおくと、ベンダーが紛れ込ませたヤバイ条文が見えてきます。
ただ、ITベンダー側から見て、賠償無制限はあり得ない、ということも理解しましょう。とはいえ、必要な部分は上限撤廃を交渉すべき、原因が故意重過失は比較的容易に応じてくれますが、個人情報漏洩と著作権違反は頑張りどころです。