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電子書籍
日本史の謎は「地形」で解ける
著者 竹村公太郎
養老孟司氏、推薦! 荒俣宏氏、推薦!河川行政に長年携わり、日本全国の「地形」を熟知する著者が、歴史の専門家にはない独自の視点(=インフラからの視点)で日本史のさまざまな謎...
日本史の謎は「地形」で解ける
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日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)
商品説明
養老孟司氏、推薦! 荒俣宏氏、推薦!河川行政に長年携わり、日本全国の「地形」を熟知する著者が、歴史の専門家にはない独自の視点(=インフラからの視点)で日本史のさまざまな謎を解き明かしていく。なぜ京都が都になったか──都市繁栄の絶対条件元寇が失敗に終わった本当の理由とは何か──日本の危機を救った「泥の土地」なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか──地形が示すその本当の理由関ヶ原勝利後、なぜ家康はすぐ江戸に戻ったか──巨大な敵とのもう一つの戦い赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したか──徳川幕府百年の復讐なぜ吉原遊郭は移転したのか──ある江戸治水物語なぜ江戸無血開城が実現したか──船が形成した日本人の一体感「地形」を見直すと、まったく新しい歴史が見えてくる!歴史に対する固定観念がひっくり返る知的興奮と、ミステリーの謎解きのような快感を同時に味わえる1冊。
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紙の本
下部構造から
2022/04/02 19:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
マルクスの唯物史観から単語だけを借りてきたような「下部構造」が推論組み立ての柱になっている。下部構造=インフラ として「安全」「食糧」「エネルギー」そして「交流」を挙げ、それを根拠に話を進めている。どこまで本当かはわからないが、断定調にしかも思い入れたっぷりな語り口は、爽快感がある。とくに赤穂浪士の話は大変に面白い。とは言うものの、第12章の征夷大将軍の論説は牽強付会のきらいが強い。
紙の本
歴史の見方が面白い
2016/08/08 13:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史を見る視点が他と異なり、それが面白い。
すべての視点が正しいとは思わないが、そのような考え方もありだ。
他にもそのような見方を探したくなる。
紙の本
なかなか面白い
2014/01/06 00:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地政学的アプローチで日本史上の事件について話をする、というコンセプト。著者は河川行政に携わっていた方だとのこと。そのお陰か文章は平明で読みやすく、ざっくばらんなものになっている。浮世絵から江戸のインフラなどについて語られるのはなかなか面白かった。
著者の得意なインフラや地形が都市や事件に与えた影響はなるほどと思わされるが、論を進めていくとそれ以外は根拠に乏しい印象を受ける。読みやすさを優先した結果なのかもしれないが。
紙の本
歴史好きには、新味はない。ややオカルトも
2014/01/05 16:41
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:愚犬転助 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の日本の風土に関する考察をどこかで読み、炯眼の人と思っていたが、この本はやや専門外の日本史を扱ったこともあり、空転気味。著者にとって新発見であっても、歴史本好きにはすでにどこかで聞いたことのある説が多い。
暴走のしすぎの側面もある。織田信長は比叡山の僧兵を恐れ、逢坂の関を越すのを嫌がったという説になると、とんでもに近い。かつての足利尊氏軍の京都侵攻にあっても、比叡山は強力とはいえなかった。足利義教にも、やられている。比叡山僧兵を持ち上げすぎだろう。
持ちあげすぎなのは、狩猟民族としての毛利も同じ。毛利が狩猟民族なら、武田も上杉も尼子もみな狩猟民族だ。大阪に緑が少ないのは、大阪の人が庶民的だったからという説に至っては、読むほうは頭を抱える。
紙の本
地理と歴史は一緒に勉強したほうがよさそうです
2016/01/31 12:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものすごく面白かった.が,自分がそもそも通説もロクに知らないのに,通説を崩す本だけを読んで「すごい!」と思ってていいのかとも.医学の知識がないのに「がんは●●で治る」みたいな本を読んでる可能性はないのか?と心配になったり.無理筋だと思うところはなかったけど,過剰な思い込みかもと感じさせる書き方ではあったので,話半分,いや,著者の視点に敬意を表して,話4分の3ぐらいで覚えておこうかと思う.専門性のある視点の切り込みは面白い.それが正しいということは保障されないけれど,面白いのは事実.
電子書籍
おもしろいんだけど…
2015/08/09 11:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺんぎん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろいので、一気に読んじゃいました。
でも、読後感としては、イマイチ釈然としない感じになる。
著者の憶測、推測に過ぎないことが、事実として説明されている部分は良くないと思う。
紙の本
芝居がかった断定口調の与太話
2020/10/17 13:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。期待とはかなり外れた本でした。また芝居がかった断定口調の文体に、最後まで慣れませんでした。さらには参考文献のリストが全くなく、結局は竹村氏の空想・妄想の物語と自ら明らかにしているようなもの。それにしても、赤穂浪士の与太話や「毛利家は狩猟民族だ」なんて話はあまりにも酷いし、背後からの攻撃を封じるための比叡山焼き討ちだったこと、元寇は嵐だけで撃退できたわけではないこと、福岡が古来より大陸の玄関口として発展してきたこと等の話は、誰でも知っている話だし、個人的には得るモノはほとんどありませんでした。