読割 50
電子書籍
エティカ
著者 スピノザ (著) , 工藤喜作 (訳) , 斎藤博 (訳)
ユークリッド幾何学の形式に従い、神と人間精神の本性を定理と公理から〈神即自然〉を演繹的に論証する。フィヒテからヘーゲルに至るドイツ観念論哲学に決定的な影響を与えた。
エティカ
エティカ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
エティカ (中公クラシックス)
目次
- 第1部 神について
- 第2部 精神の本性と起原について
- 第3部 感情の起原と本性について
- 第4部 人間の隷従あるいは感情の力について
- 第5部 知性の能力あるいは人間の自由について
著者紹介
スピノザ (著)
- 略歴
- 1632~77年。ユダヤ人学校でヘブライ語、聖典学を学ぶ。オランダの哲学者。フィヒテからヘーゲルに至るドイツ観念論哲学の形成に大きな役割をはたした。著書に「神学・政治論」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
17世紀のオランダの哲学者スピノザの汎神論の書です!
2020/07/13 10:16
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、17世紀のオランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザの主著です。同氏は、デカルト、ライプニッツと並ぶ近世合理主義哲学者として知られ、その哲学体系は代表的な汎神論と考えられてきた人物です。同書は、もともとはラテン語で書かれ、ユークリッド幾何学の形式に基づき神、人間の精神について定義と公理から定理を導き演繹的に論証しようとした内容となっています。同書の中では、スピノザは、まず、万物に原因があり、またそれ以上探求することができない究極的な原因が存在すると考えます。この究極的な原因が自己原因と定義されるものであり、これは実体、神、自然と等しいと述べています。神は無限の属性を備えており、自然の万物は神が備える無限の属性の様態の一種であるというのです。このような汎神論の観点に基づけば、神こそが万物の内在的な原因であり、そこから神の自由を導き出すことができるということです。ぜひ、このスピノザの主著をこの機会に読んでみられては如何でしょうか。