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電子書籍
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
著者 著者:伊藤 計劃
暗号名ソリッド・スネーク。悪魔の核兵器「メタルギア」を幾度となく破壊し、世界を破滅から救ってきた伝説の男は急速な老化に蝕まれていた……。戦争経済に支配された世界と、自らの...
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
メタルギアソリッド ガンズオブザパトリオット (角川文庫)
商品説明
暗号名ソリッド・スネーク。悪魔の核兵器「メタルギア」を幾度となく破壊し、世界を破滅から救ってきた伝説の男は急速な老化に蝕まれていた……。戦争経済に支配された世界と、自らの呪われた運命からの解放のため、伝説の英雄ソリッド・スネーク最後の戦いが始まる。全世界でシリーズ3300万本を売り上げた大ヒットゲーム完結編を完全小説化!
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紙の本
何度読んでもいい作品
2017/02/13 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の原作のゲームのストーリーに感動し、この本のストーリーにも感動するぐらいとてもいい。
また、この本はゲームとは違った視点で物語を語っていてとてもよかった。
電子書籍
遺作という色眼鏡を外しても良作
2016/01/13 05:59
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:B4 - この投稿者のレビュー一覧を見る
余計な部分を省き、ストーリーにきちんとオチを付けた伊藤計劃氏には尊敬の念しか湧きません。
メタルファンなら必読の一冊でしょう。
紙の本
戦争経済が成立した世界
2010/04/17 14:01
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
同名ゲームのノベライズであり、単体で読めるSF小説となるように書かれている。このため、世界観や背景の説明も加えられており、ゲームをやったことのない読者(ボクの様な)に親切な設計になっていて、おおよその事情は理解できるのだけれど、やはり色々な出来事を積み上げてきてここに至っているので、これ1冊で背景を完全に理解できるかというと、それは難しいと思う。なので、ボクはこれを単体の小説として読む。
主人公はソリッド・スネークというコードネームを持つ、現在は軍に所属していないスニーキングのスペシャリストだ。過去、数々の世界平和を揺るがす事件を解決してきた彼は、ビックボスと呼ばれる、これまた英雄のクローンとして生み出され、今まさに、急激な老化と間もなく訪れる死に直面していた。しかし世界は彼を休ませてはくれない。因縁のある敵であり、同じくクローンとして生み出された兄弟であるリキッド・スネークの陰謀を打ち砕くため、戦場に赴く。
物語中で盛んに語られるのが「戦争経済」という言葉だ。戦場に立つ兵士たちはナノマシンを注入され、その行動は全て管理される。火器は完全に管制され、自由に撃つこともできない。この仕組みがもたらすのは、戦争の完璧なコントロールだ。
なぜ戦争を完璧にコントロールしようとするのか。モノが消費されなければ経済は発展しない。そして、究極の消費を生み出すのは大規模な破壊だ。しかし、その破壊が自分たちの社会を壊しては元も子もなくなってしまう。自分たちから遠く離れた場所で、自分たちが得をするように破壊が起きることが理想的だ。完璧な戦争のコントロールには、これを実現する力がある。儲かるモノが永遠に儲け続けることが可能な仕組みを作り上げることが出来るのだ。その代償として、永遠に傷つく者たちも存在することを許容するならば、だが。
ちなみにこの対極にあるのがテロリズムだろう。いつどこで破壊が起きるか分からず、コントロールできない。その戦火は兵器を提供している側にも及ぶことがある。だからこそ、抵抗の手段として選択する者が後を絶たないのだろう。まあこれも、それだけとは限らないのが難しいところだが。
ソリッドは自ら死期が迫っているのに、なぜ世界のために戦うのだろう。人は自分が死んだ後にも、何かを残したいと思うものなのかもしれない。しかし彼は子供を残すことが出来ないように作られているので、子供に何かを伝えるという形で実現することは難しい。だから彼は、スネークという虚構が生み出す全ての悪影響を完全に消し去ることで、逆に世界に何かを残そうとしたのではないだろうか。そしてその行動は、関わった者たちすべての中に何かを残して、消えていく。
紙の本
好き嫌いがはっきり分かれる作品でしょうね。
2016/08/10 22:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
このゲームやったことがないので純粋に伊藤計劃さんの小説として楽しみました。
全編に伊藤さんのテイストが溢れていてファンには必読の作品でしょうか。ただ一点だけ、語り部役と主人公の語りが重なり合っていたり、続いているような文節の中でも頻繁に入れ替わる部分が多くて、状況が捕らえ辛いことが多かったです。
紙の本
伊藤計劃にしては
2013/02/04 17:37
4人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゲームに思い入れがないせいか、単品の小説としてはピンチの連続が少々つらい。氏が生前の映画評で批判していた「駄目な脚本」を自分でやっているようで少々残念。