夢を叶えようとする人・応援する人のすばらしさ
2021/10/28 18:12
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
夢を持ち続けること、夢に向けて地道な努力を続けること、そして、夢を追う人を応援し支える人がいること、はすごいとただただ感動しました。
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投稿者:ponpon - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供が将棋をやっているので、勉強のためと思い読みました。厳しい将棋のプロへの道の事も描かれています。子供(小学生)が読んでも面白かったようです。
読んでとても面白かった。
2018/12/24 19:13
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投稿者:タケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
対局の中で心擦り減らしながらも戦うその臨場感が奨励会制度の厳しさをとても良く表している。
夢破れて深い絶望感に苦しめながらしかし、将棋人生の軌跡がやがて彼の背中を優しく後押しすることになる。返り咲きを果たすエネルギーは、言わばお世話になった方々への感謝の気持ちだったに違いない。
回り道して初めて逸材だと知らしめた人。すごい!
自信を持ってお薦めできる!
2014/05/24 16:53
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投稿者:HAL. - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬川さんの人生を変えてくれる人、1父親、2小学校の担任苅間澤先生、3近所の健弥くん!いるんですね、金八先生みたいな良い先生って…苅間澤先生のくだりでは涙しました…
将棋界を動かした
2022/06/29 11:32
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロ編入試験を受けてプロ棋士となった著者が、プロの養成機関奨励会を年齢制限から退会・挫折、その後再び将棋への意欲を取り戻しプロ編入試験の道を切り開く。
退会までのプレッシャーとの戦いは身につまされました。
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良かった。人の出会いとか挫折とか挑戦とか、人間にとって普遍的なものが書かれている。著者の人柄があらわれたような、優しくて上手い文章も良い。あの人がいたから今の自分がいるっていうのは、やっぱり胸を打つなあ。
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10/06/05読了 棋士と言う職業に憧れる。それは所作や立ち居振る舞いの美しさだけではなく、全てを自分で背負って勝負する力強さ故になのかもしれない。
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実話に基づいた内容なのに、単調にならず、将棋のプロへの道の厳しさや本当にごく一握りの人しかプロになれないこと、今名人をとっている人がどれだけすごいかなどが伝わってきて面白かったです。将棋は久しくやっていなかったのですが、いろいろと見るようになりました。
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奨励会三段からプロになれなかったその苦しみはいかほどか…
そんな中、夢を諦めない強さをこの本から学んだ。
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単行本と合わせていったい何回読んだことか。おそらく十回は超えてる。読むたびに涙が出る。大事な大事な一冊。
瀬川さんが、異例のプロ編入試験将棋に合格してプロ棋士になったことは、当時かなり話題になった。この本はそこに至る経緯を述べたものであるけれど、ノンフィクションとして非常に面白いということをはるかに超えて、彼と周囲を取り巻く人たちの生き方に深い感動を覚えずにはいられない。
最初に語られる小学校時代の恩師(という言葉がこれほど似合う人もいないだろう)のエピソードに私はいつもまず泣かされる。試験将棋の初戦に負け、内心深刻な危機に陥っていたセガショーに届くドラえもんの葉書。そこにある短い言葉の何と温かく深いことか。本作を読んで以来、それは私のお守りの言葉となった。
瀬川さんのご両親、将棋センターの今野さん、兄と慕った小野さん…、他にも瀬川さんの周囲には芯の通った大人達がいて、その群像が読みどころでもある。著者の人間観察力の確かさ、洞察力の深さをしみじみ感じる。
文庫版解説で大崎善生さんが次のように書かれている。
「まるで青春小説を読み終えたかのような鮮やかな余韻は、全編に漂うトーンが成功者の物語ではなく、やはりどうしてもぬぐうことのできない挫折感に支配されているからなのかと思う」
これを読んで、なぜこれほど自分が深く心を揺さぶられるのかわかった気がした。そうなのだ。消えることのない挫折感があるからこそ、「今」の重みがある。一度はプロへの道を断たれたセガショーの絶望に心寄せるゆえ、結末が心にしみる。
瀬川さんが、急死したお父さんの眠る墓前に、試験将棋合格を報告するときの言葉がとてもいい。
「好きな道を進むのは大変だったよ。でも、がんばってみて本当に良かった」
気負いのないサラリとした言い方に人柄がにじむ気がする。
この文庫版が出ているのは息子が教えてくれた。彼はあまり本を読まないのだが、気に入ったものはじっくり徹底的に読み倒す(その点、多読速読の私や娘とは全く違うスタイルで、こういう読み方もあるのかと驚く)。本書は数少ない彼のお気に入りの一つで、細かいエピソードや人名に至るまで実によく覚えている。プロになった後のしょったんの様子もずっとネットで追いかけていて、時々教えてくれる。ご多分に漏れず不機嫌な思春期真っ最中の息子だが、しょったんの話をするときは子どもの顔だ。
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この本は、今は無き「たなぞう」の感想から知り、読んでみたいと思った本であった。
読み終えてこの満足感。ノンフィクションで久しぶりに心がぐぐっと動かされました。
プロ棋士を目指していた瀬川晶司さんの半生。
いったんは奨励会を退会したものの、紆余曲折を経てプロ棋士になることができた過程が書かれている。
生い立ちを読むだけでもすでに面白い。
さらにその時々で出会い、人生を左右することなった人たちの話に感動があふれてくる。
小学校の恩師の言葉、教え子を見つめ導くやさしさに泣けて泣けてじんとした。
将棋センターの今野さん、ライバル渡辺健弥くん、お父さんの言葉、奨励会の仲間たち。淡々と回想するかたちでかかれているけれど、瀬川さんの文章にそれぞれの人を思い感謝の気持ちでいるのが表れているように思う。
夢への思い、一途な気持ちが瑞々しい。瀬川ファンになった。
プロ棋士になるための奨励会に年齢制限があることは知っていた。
そのため不本意にも退会していく者たちがいること、いかに狭き門であるか。
挫折し、遅れて入った大学、アルバイト、そして就職。
サラリーマンとして生活しながらアマ名人となり、そしてプロへの夢をかなえた。
人生半ばにして経験しているこのドラマチックさが驚きだ。
まさにめったにない奇跡に出会えた喜びに立ち会えたような気持ちになった。
この感動を味わいプロ編入試験合格おめでとう!と思ったあとにも第5章、いまだからいえること、第6章、解説。
思わずうなってしまう沢山のエピソード満載で、この本に出会えて本当に良かった。
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すごく読みやすくて一気に読めました。
飾り気ない言葉で書かれているので
素直な気持ちで読むことができました。
最初にタオルケットを手放さなかった
子供時代のエピソードが出てきましたが
自分もそうだったので親近感が湧きました。
これからの活躍に期待したいと思います。
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[ 内容 ]
あきらめなければ、夢は必ずかなう!
中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。
将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。
アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。
生い立ちから決戦まで秘話満載。
[ 目次 ]
第1章 恩師
第2章 ライバル
第3章 奨励会
第4章 再生
第5章 新たな夢へ
いまだから言えること
第6章 棋士
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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羽生世代、人材豊富すぎ!のとばっちりを受けた人のひとり、瀬川さんの本。
諦めない。打開策を探す。何より、好き!ということが大事。
出張中の飛行機でいきなりかりまさわ先生のくだりでうるっときたところが端緒となり、電車移動で読み終わり人目をはばからず、泣くという珍事に見舞われた。結局、瀬川さんのレジリエンスと、かりまさわ先生の受容、承認のプロセスに焦点化する私。
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2017年、第76期C級2組順位戦の初戦。
話題の少年との対局を、瀬川さんはどんな気持ちで向かうのでしょうか。
この本を読んだ後では、普段目にする耳にするニュースが一層深みを増す。