アドラーが、こんなに凄い人とは・・・
2015/10/11 21:35
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投稿者:電脳ポット - この投稿者のレビュー一覧を見る
平易な文章で、とても読みやすく、なおかつ、内容はとても濃いものだった。
私はこれまで、孫子の兵法書(超訳本)を人生の指針としてきたが、あの時代の戦争を前提とした書物であるが故に、やはりどこか無理を感じていた。されど、この本に書かれた内容は、とても、しっくりくるものがあった。特に「すべての悩みは対人関係の課題である」という言葉には、人間関係に悩み続けてきた私は、とても重い言葉で、その後に記されている本の解説で、何か、す〜っと溶けていくものを感じた。
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投稿者:みるお - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇をてらったり、まさか!みたいなハッとしたりするような言葉がならんでるわけではなく、平易であたりまえな言葉で綴られている。それが故に深く、その時々によって感じる事がありそう。
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投稿者:こぶーふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっかり有名になってしまったアドラーの解説書です。100の項目に分かりやすくまとめられてます。「嫌われる勇気」とは別の観点で考えることのできる1冊です。
実践しないと革命は起きない。理解するだけでもむずかしい
2016/05/15 11:59
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投稿者:坂の下の落人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いま流行のアドラー心理学をシンプルで平易な表現と見開き単位の頁構成でわかりやすい工夫が凝らされているが、なかなかどうして理解するにはそれなりの読解力が求められそうです。
そのうえで実践しないと人生に革命は起きないと思います(笑)。
宗教的といわれるアドラー心理学ですが、「叱ってはいけない、ほめてもいけない」など、個人的には禅問答のようにもみえます。
『嫌われる勇気』の前にこちらを読んでおく方が、より理解しやすいかと思います。
難解なアドラー心理学の理解を助けるキーワードをいくつか挙げます。
・すべてはあなたが決めたこと(自己決定性)
・あらゆる悩みは対人関係に行き着く
・叱ってはいけない、ほめてもいけない
・幸せになる唯一の方法は、他社への貢献(共同体感覚)
・課題の分離
ほんとうに革命が起きそう
2016/02/29 22:03
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投稿者:めだか - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすいのに、しっかり心理学にもとづいた考え方が紹介されていて、わかりやすい。
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投稿者:ネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸福とは何か?アドラーの思想は、色々な心理療法にも繋がる。やっと心に響く本に出会えた
知り合いの意識高い系な人に死ぬほど薦められて・・・・・・
2016/10/16 11:24
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投稿者:留年天使ダブリエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
意識高い系の友人にごり押しされて読んだ。
本の厚さの割には大した情報量ではないからサクサクテンポよく読めた。暇つぶしにはちょうど良い。
内容については、ジークムント・フロイトの方が好きな私にとっては納得できる部分が多かったわけではないが、一般論として、肝に銘ずるべき記述も多く見受けられた。
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投稿者:あきやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても良い言葉がたくさんありました。先人の考えが学べて良かったです。
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再読しました!
様々な問題解決の糸口になるでしょう!
あと10年早く読んでいたら…。今からでも遅くない!
1/100を毎日実践したら100日後にはとんでもない革命が起きているだろう!
<目的>
アドラー心理学とはどんな心理学なのかを知ること
その中のことからいくつか実践すること
<得たこと>
・アドラーに出会えたなら、もう大丈夫
・自己啓発の父
・無名ながらも多大な功績を残し「時代に一世紀先駆けている」と言われて
いた
・シンブルで当たり前のこと、それが真実
・すべてはあなたが決めたこと
・「人生が辛く、苦しい」のではない、自分の手でわざわざ
「人生を辛く苦しい」ものにしている
・あなたを作ったのはあなた
・原因論ではなく目的論
・目的により行動を決めている
・敗北を避けるために、時に人は自ら病気になる
・頭痛、腹痛、吐き気、パニックを無意識のうちに作り出す=疾病利得
・劣等性、劣等感、劣等コンプレックス
・人は正しいことをして注目されないと、時に「負の注目」を集めようと
する
・感情は排泄物、排泄物を操作しても結果は何も変わらない
・ライフスタイル=性格
・自己概念、世界像、自己理想
・あらゆる悩みは対人関係に行き着く
・人生の3つの課題
「仕事の課題」「交友の課題」「愛の課題」
・家族こそが世界である
・誰でも、何でも、なし遂げることができる
・叱ってはいけない、ほめてもいけない
・叱ることは、悪い習慣を身につけさせる最高のトレーニング
・人は失敗を通じてしか学ばない
・「この体験を通じて相手は何を学ぶだろうか?」と自分に問う
・幸せになる唯一の方法は他者への貢献
・見返りが一切なくても、誰も認めてくれなくても
自分から始めること
・隣人があなたを愛してくれなくても、あなたから愛しなさい
・「よくできたね」とほめるのではない
「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ
・自分ができる相手を喜ばせる方法を「家族」
「友人」「同僚」「顧客」別にリストアップ
・貢献感は「自己満足」でいい
・「他者は私を援助してくれる」「私は他者に貢献できる」
「私は仲間の一員である」この感覚がすべての困難から
あなたを解放する
・共同体感覚
①他者信頼②自己信頼③居場所がある所属感
・相手を想い、相手を優先する共同体感覚を持つ
・勇気=困難を克服する活力
・共同体感覚と勇気は「貢献」から始まる
<実践すること>
・自分が貢献できることを見返りを求めず
真っ先にやること
・相手を喜ばせる
以上
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読みやすくてもアドラー...細切れでもアドラー...
アドラー体験も2冊目となり、もやっと感じがつかめてきたような気がします。あと何冊か読む予定です。
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前から目をつけていたアドラー。その超訳に位置づけられるであろう本。彼自身はまとまった著作を残さなかったので、こういう形でまとめられると 読みやすく、捉えやすいと思う。
アドラーはフロイト等と同時期に活躍した心理学者であるが、先進的であったためか、 前述の書作の問題故か、認知は低いように思う。だが、現代の自己啓発や行動療法は彼の功績によるところが大きいと思われる。その思想は7つの習慣等にも生かされており、一例をあげれば、性格は日々の判断の積み重ねによっているなどである。逆に言えば、行動を変化させることで、性格は偏差化させることが出来ると説く。問題があるのであれば、①それが自分の手で解決出来る問題か吟味し、②解決するための手段を講じるというプロセスを 経ることで改善していく。勿論①で解決できないと判断することもあろうが、その影響の感じ方は自分で決めることが出来るというのも実に実践的だと思った。人生の多くの部分は習慣からのフィードバックによっているので、それを変化させない限りそこから生じる問題は解決できないというのも説得力があった。人間は生きている限り、コンプレックスを負うが、冷静に分析し、劣等感を感じなければ問題にはならない。そういった生への強さを本書から感じた。
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「嫌われる勇気」に続いてのアドラー心理学入門の入門。
フロイトの原因論が甘えさせてくれる母性的なものとすれば(もちろん読んだことはない)、アドラーの目的論は突き放しているようでいて遠くから見守る父性的なイメージである。「よつばと!」のとーちゃんのように。
目的があるからやることも明確になるってもんで、潔いし、生産的な発想なのでしっくりくる。何かと愚図りがちな世の中に、アドラーの考え方をもっと浸透させねばとさえ思う。
今回特に重点的に読んだのは共同体感覚のところ。本当の意味での信頼関係とは何か。これは大変にむずかしい問題です。
共同体感覚を持って他者へ貢献することこそハッピーになるための唯一の方法。他者貢献が自分の居場所を確保することにつながる。というのがアドラー心理学の中核でもある。
ということで、この本を薦めるのを発信することが、今ここで出来るぼくなりの他者貢献なのです。
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当たり前なことが多いんがなぜかそれが斬新な感じもする少し不思議な感覚を持てる本。
自分の今後のバイブルになる一冊だった。
買ってよかった。
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アドラーの言葉を解説しながらアドラー心理学についての入り口になる。対人関係について解説しているのが主だが、家族に関する言葉の紹介も多く、子育てにも役立つ。”与える側になる”ことや「自己受容」など断片的に知っていはいたが、『現在の人生を決めているのは「運命」や「過去」のトラウマではなく、自分自身の考え方である』『人は未来への「目的」により行動を自分で決めているのだ』という根源的な解説から一貫して読むことができ、すーっと理解できた。
フロイトやユングの過去に規定されているため未来は変えられないという視点ではなく、過去は材料であり未来は自分で決められるという視点はとても優しく、人間が好きな人の心理学と勝手ながら感じた。
見開きで右ページが言葉、左ページがわかりやすい解説となっていて、本の構成も読み進みやすくなっているので、さくっと読み終わります。気になる言葉にふせんをはり、何度も読み返したくなります。実施3回ほど読みました。
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「人を動かす」の著者や大前研一氏も師と仰ぐアルフレッド・アドラーによる啓発本。彼の代表的なメッセージが100個選ばれ解説されているもの。備忘メモとしては、「やる気がなくなったのではない。やる気をなくすと言う決断を自分でしただけだ。変われないのではない。変わらないという決断を自分でしているだけだ」「目標がある限り劣等感があるのは当然である」「あらゆる行動には相手と目的がある」「感情は性格に依る排泄物。排泄物(=感情)を操作しようとしても結果は変わらない」「人は経験を通じてしか学ばない。結果を体験させることだ」「誰かが始めなくてはならない。見返りが一切なくても誰も認めてくれなくても。あなたから始めるのだ」「判断に迷ったときはより大きな集団の利益を優先すること」「共同体感覚と勇気」など。100個中8個か。