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電子書籍
カラスの常識
著者 柴田佳秀 (著)
ゴミを荒らして困る、カアーカアーとうるさい、いきなり頭を攻撃された…カラスと人とのトラブルは耐えない。カラスと共存する道を探らなければ、人間も不幸だし、カラスも不幸である...
カラスの常識
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カラスの常識 (寺子屋新書)
商品説明
ゴミを荒らして困る、カアーカアーとうるさい、いきなり頭を攻撃された…カラスと人とのトラブルは耐えない。カラスと共存する道を探らなければ、人間も不幸だし、カラスも不幸である。想定外のことが起こると腹が立つ。何でこうなるのと思う。カラスの迷惑とはそんなものである。だから、まずカラスのことを知ってみよう。「カラスの常識」に則って行動しているカラスの立場に立ってみよう。山ではクマの知識が必要なように、現代ではカラスの知識が必要なのだ。カラスの立場に立って考える-それが、じつはカラスのみならず人が暮らしやすい社会をつくっていくのではないか。
目次
- 第1章 誤解だらけのカラス
- 第2章 カラスという生きもの
- 第3章 カラスの知恵
- 第4章 カラスが東京を愛する理由
- 第5章 カラスと暮ら
著者紹介
柴田佳秀 (著)
- 略歴
- 1965年東京生まれ。東京農業大学農学科卒業。科学ジャーナリスト。番組制作会社を経て、フリーランスとして執筆、講演会なども行っている。日本鳥学会会員、都市鳥研究会会員ほか。
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紙の本
身近な野鳥
2016/01/06 11:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
カラスの特徴、生態等を面白く解説している。国内のカラスはハシボソカラスとハシブトカラスに大別される。それぞれ棲み分けできていて、ハシボソは農耕系で上手に歩きながら餌を探し、ハシブトは空から獲物を狙うため、チョンチョンと飛ぶように歩くとか、アスファルト上に木の実を落とし割って食べる、あるいは車に轢かせて食べるとか、ごみ集積所の黄色のネットは誤解だとか、興味深い話満載。
ねぐらをどこに決めているのか等気になっていたことを、研究している人に敬意を表したい。野鳥だということすら忘れている存在のカラス。悪いのはカラスではなく人間のエゴなのだと改めて感じた。
読んだら誰かに話したくなる本。カラスのことを楽しそうに話している人がいたら、この本の読者かもしれない。とっくに売ってしまい手元に残ってない本なのに勢いだけだ書いてしまった。おすすめです。
紙の本
意外と身近な野生
2008/09/17 10:31
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段の生活の中で動物好きにも嫌われているのがカラスです。
特に女性には100%嫌われているようです。
自他共に動物隙を認める私の母もカラスに種類があることさえ
知りませんでした。
「シートン動物記」や「ソロモンの指輪」などにもカラスが
登場するので、もっと知られていると思いましたが。
著者はNHK自然番組なども制作していた鳥類が専門の
科学ジャーナリストです。
本書ではカラスはどんな鳥なのか、さまざまな疑問に答え
補足する形で解説していきます。
本書を読んでカラスも野生動物であることを理解して
共存していくと考える人が少しでも増えればよいなぁ、と
思います。
試しに自宅近所を観察してみると殆どがハシボソガラスです。
しかし、徒歩5分の駅前まで行くとハシブトガラスが
多くなっていました。
本書を読んでみて庭付き一戸建てや芝生の公園が多い場所に
草原型のハシボソガラスが多く、高いビルの多い駅前に
森林型のハシブトガラスが多く生息しているのだ、と
理解できます。
身近な野生や自然を知りたい方に読んでほしい本です。
電子書籍
身近な隣人の生態を知る
2015/08/31 17:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
よく見る動物なのに、その生態を知らないままでいた。本書は、野性生物との正しい付き合い方指南書として最適である。