ほんとうにいい本
2015/03/28 20:45
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投稿者:umito - この投稿者のレビュー一覧を見る
役者で見る安田顕さんとはまたひと味違った色気や愛嬌の溢れる本です。20項目260頁に渉って綴られた父親と息子、家族の記憶。頁をめくる度にホロっと涙する温かさとたっぷりのユーモアに包まれた素晴らしい一冊です。戦後〜の時代背景や室蘭という街の風土も楽しめて、匂いや温度まで伝わってくるぐらいの人情を噛み締めることができます。退屈しない一冊!
映画「俳優亀岡拓次」を観て
2016/03/15 21:05
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投稿者:たこやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヤスケンのファンになりました。たまたま新聞のレビューでこの本が紹介されていたので、これはぜひ読まなくては、と。
著者と家族、主に父との思い出が語られています。どのエピソードも楽しく、二人の絆の強さに心が温かくなります。
決して多くはないけれど、娘のことに触れた部分もあり、父がそうであったように著者もまたとても良いお父さんなんだろうなあと想像します。私、ヤスケンの娘に生まれたかった!
居酒屋でぼそぼそと話しているような
2015/09/17 14:35
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投稿者:ハルノヒト - この投稿者のレビュー一覧を見る
お酒を飲みながら、ほろ酔い気分で語るヤスケンの姿が思い浮かびます(※あくまで想像)。最近は普段、家族とかそういったことを感じさせない方になっているような印象があるのだけど、この本を読むと「やっぱり、家族を愛しているんだな」と感じました。お父さんも素敵な方。豪快で、これぞ「お父さん!」みたいな、そんな印象を抱きました。
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父親の出身地が室蘭市という理由だけで購入した一冊.俳優・安田顕の家族愛エッセイ.同じ北海道出身で年齢も近いからか,うんうんと共感しながら読めた.そして父子の距離がこんなに近いのかと驚いた.面白い一冊でした.
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家族、特に父と子をテーマにしたエッセイ、著者はあのヤスケンです。
最新作であれだけ本の宣伝してるんだから、この本も宣伝してあげてください。
父との思い出や父の言葉、思わずほろっとくる作品でした。
この年末に実家に帰る交通機関で読むのがよいです。
それで「あと2,3日長く滞在するスケジュールにすればよかった」と後悔すればよいのです。
私は長めのスケジュールです、抜かりはありません。
>食卓ってのは家族だ。
>テーブル囲んで、ご飯食べて、喋る。これが一番。
>飯はな、とにかく喋って食った方がいい。
>行儀悪くても、黙って食べるなんて俺には耐えられない。
>やっぱり家族は幸せにならなきゃならないからね。
>幸せって何なのよって言われたらそれまでだけどね。
>幸せってのは、自分が幸せだと思えばいいんだからさ。
>別に、なんも定義はないから。
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書店で見かけたとき、実はミスターこと鈴井貴之氏の著書と並んでいた。どちらも買えばいいとも思ったんだけど、結局迷ってヤスケンだけを手にした。
(ミスターごめんなさい。またの機会に)
そのタイトルと表紙に惹かれたんだろうなあ。
大泉洋ちゃんが、ヤスケンに初めて会ったときの第一印象を「部室の隅に体育座りで、爪を噛んでいた」という件がとにかく衝撃的で、印象的で。それがずっと残っていたからか、連載をまとめたこの本を読み始めて、なるほど合点がいくことが多かった。
洋ちゃんは知ってたけど、ヤスケンも次男坊だったとは。初めて知った。
この本はヤスケンが父ヒロシを通じて語る、父の、母の、息子や孫や故郷室蘭の物語。(と言ってもエッセイです)
思いがけずにとってもカルチャーショックだったのは、室蘭には戦時中空襲があったこと。それによってヤスケンのお父さんは幼少期疎開していたこと。それは室蘭が製鉄業で栄えていたからなのは容易に想像できたんだけど、同じ北海道に住んでいながら、これほどまでに違うとは。知らなかった。
どちらかというと個性的で、決して陽気な感じじゃない雰囲気のヤスケンだけど、特に舞台では惜しげもない脱ぎっぷりは、どうもお父さんの影響が大きいことも、読み進めていくうちに納得。爪を噛むくらい寂しがり屋なのも納得。最近では東京での仕事も多くなって、家族と離れて生活する時間が長くなり、ひとり居酒屋へ行く哀愁漂う姿も容易に想像でき。
思えば、演技派と言う意味では「manhole」の主役に抜擢された時、当時から洋ちゃんよりもミスターの評価が高かったのかなと思う。洋ちゃんはどちらかというと名前のように陽気で明るく、人柄が前面に出てくるのに対し、ヤスケンは決してはじけない。でもはじけられるものもちゃんと持ってるし、それが今、ドラマでも個性派としてひときわ輝き、なくてはならない存在になりつつあるのかな、と思う。
いずれにしても、苦労しながらも笑いのある家庭で育ててくれた父や母の背中をしっかり見ながら育ったであろうヤスケンの、優しい気持ちが痛いほど伝わる1冊。
エッセイ的には星野源ちゃんテイストで、とっても下の話が多くて思わず笑ってしまうが、油断してると泣かされました。
帯広と苫小牧、そして室蘭は行ったことないんだよなあ。
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すごく良かったです。
家族がありました。
おやじがいて、
おふくろがいて
自分がいる
この事がどれだけシアワセな事かと思いました
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最近ヤスケンさんが妙に気になり(笑)、一気に読んだ。
黙っていれば二枚目なのに、振り幅広い人ですよね。そして時折見える根暗な一面。このエッセイを読んでなんとなく腑に落ちた気がします。
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エッセイを読み、だんだんと面白くなっていくという、いや、うまくなっていくというひろし氏の感想に同意。
小説家が書くエッセイとは比べられないけれど暖かくていい本。ヤスケンのパパのファンになる。
いいオヤジ。
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すごく良いお話がたくさん詰まってる本だった。市井の人の生活が愛おしい話は大好きだ。お父さんも素敵だけどお母さんにも感じ入る。
小学校の運動会で涙腺が緩むのは私だけじゃないんだなとも思った。
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ヤスケンこと安田顕さんによるエッセイ集。
読み進めるごとに、親子の愛情とか、安田さんの父を思う気持ちとかが自分の感情と重なって胸がいっぱいになりました。
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今年に入ってTEAM NACSを応援するようになり、きっかけは安田さんの演技でした。
本が出ているということで。
素敵なお父様、お母様だなぁと。
そして時折出てくる奥様や娘さんのことも読んでいて微笑ましくなり。
優しい、素敵な人だなぁと改めて思いました。
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連載がなかったら、父親とこんなに話すことはなかっただろう。そして、父親のことを、家族のことを知ることはなかっただろう・・・。ヤスケンはそう振り返る。そして、この家族のことを私たちも知る。
ここには昭和の安田家が息づいていて、貧しくても大笑いや苦笑いを繰り返しながら、たくましく生きていた。挿絵はおそらく娘さんの描いたものだろう。これはヤスケンの家族につながる本でもある。
父は労音に勤めたこともあり、音楽や演劇に親しんでいた。酒好きで、ちょっと奔放なところがあるけど、どんな時もユーモアを忘れない。
母和江は、一番幸せだったことは「お兄ちゃんとアンタを産んだこと」という。
どんな時でも笑いを忘れずに乗り切る父、辛抱強く、幸せを築きあげる母。
苦労人のヤスケンだけど、今があるのはもちろんこのご家族のおかげだと思った。
北海道の室蘭、いまはもうないこの番地で繰り広げられた家族の物語。
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ヤスケンのエッセイ…というか、お父さんがメイン?
とにかくお父さんいい味だ。エピソードや語録はもちろん、お父さんの文章も好き。
こういう風に大人になってから会話できる親子関係、いいよなー。
こういうお父さんからヤスケンが出来上がるのか。ふむふむ。
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書店で面陳されていたので、手にした一冊。
最近発行されたのかと思ったら初版は2013年でした。
ご存じTEAM NACS 安田顕さんのエッセイ。
気持ちがふんわりするエッセイでした。
カフェで読んでいた時に、ちょっと笑ってしまって…
思わずまわりをキョロキョロ (笑)