癌だましい
著者 山内令南 (著)
生きることは食べること――治療を一切受けず、食べる欲求だけで病気に立向かう主人公の壮絶な生き方。自ら末期癌と闘いつつ、最期まで創作を続けた著者の作品集。第112回(201...
癌だましい
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商品説明
生きることは食べること――治療を一切受けず、食べる欲求だけで病気に立向かう主人公の壮絶な生き方。自ら末期癌と闘いつつ、最期まで創作を続けた著者の作品集。第112回(2011年)文學界新人賞受賞作。食道癌を患う中年女性の食への執着を壮絶に描いた表題作と、受賞後に自ら癌で死去する直前まで推敲していた絶筆「癌ふるい」を収録。凄まじいエネルギーが読む者を圧倒する、新たなる闘病小説の誕生。
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職場のガンは身体の癌も恐れず
2026/01/31 06:57
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
錦田麻美というのは小説の主人公でもあり、著者山内令南の分身でもあるのでは。介護福祉士なのにレスパイトケアへの関心無し、あるのは料理だけで食欲を最優先に。上司・同僚からの小言と陰口も徹底的に無視、ここまでくると潔いというか孤高というか。親きょうだいとも早くに死別、法事法要放ったらかしと神をも怖れぬ美学が伝わってくる。唯一の苦しみが食べ物を呑み込むときの違和感、それでもジャンクフードを貪る姿は鬼気迫る。生と食を全うした山内さんからのラストメッセージ、「みんな死ぬんだよ、いずれね」。さあ、今日は何を食べようか。