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史記(6)呉越燃ゆ 下
著者 久松文雄
かつて日本の教養人が必ず読んだという司馬遷の『史記』。中国大河ドラマを描いた『史記』は歴史ドラマとしてのおもしろさだけでなく、人生訓や格言にもあふれた大人のための教科書だ...
史記(6)呉越燃ゆ 下
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商品説明
かつて日本の教養人が必ず読んだという司馬遷の『史記』。中国大河ドラマを描いた『史記』は歴史ドラマとしてのおもしろさだけでなく、人生訓や格言にもあふれた大人のための教科書だったのだ。『スーパージェッタ―』や『冒険ガボテン島』で一世を風靡した漫画家・久松文雄が描く『史記』の世界。殺された闔閭の仇を討つべく、その子・夫差が立ち上がる! 復習の炎に燃える夫差は長年の労苦を経て越軍を破り、ついに会稽山に追い込んだ……。「呉越同舟」「臥薪嘗胆」など数多くの格言を生んだ軍記ロマン「呉越燃ゆ」編の下巻。
目次
第十二章 伍子胥追放
第十三章 伍子胥憤死
第十四章 虚栄の覇者
第十五章 呉都の亡霊
第十六章 長居は無用
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范蠡の物語
2021/08/21 12:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
呉越編の最終巻は伍子胥の悲劇でもあるのですが、むしろ越の軍師范蠡の物語と言えるでしょう。悲劇的な末路を迎える登場人物が多い中、孫子と范蠡は穏やかな晩年を迎えられて幸せだったのかなと思いました。呉越の争いは互いの臥薪嘗胆の結果と言えますが、権勢を得たものの栄枯盛衰の運命を垣間見た気がします。だいたい兵力総動員して10万程度の軍事力を動かしている感じですね。大国の間に小国がひしめくこの時代、他国を攻めれば、ガラ空きになった本拠地を別の他国に攻められ、また運良く戦争に勝っても他国を支配し続けるだけの兵力はなく、略奪して本拠に引き上げるのが関の山、そんな印象です。呉越の争いは激しいものでしたが、結局、小国同士の虚しい戦いだったんだなあと悲しくなりました。中国を統一するのってすごいことだなあと思いました。