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昭和天皇伝
著者 伊藤之雄 (著)
第15回(2011年)司馬遼太郎賞受賞作。日本の命運を若くして背負わざるをえなかった君主はいかに歩んだのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤、そして円熟の日々――。我々は後年の円...
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昭和天皇伝 (文春文庫)
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商品説明
第15回(2011年)司馬遼太郎賞受賞作。
日本の命運を若くして背負わざるをえなかった君主はいかに歩んだのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤、そして円熟の日々――。我々は後年の円熟味を増した姿で昭和天皇についてイメージし語ってしまいがちだが、昭和天皇が即位したのは25歳。世間では天皇の神聖さが説かれていても、右翼や保守派の重臣たちは天皇をかなり手厳しく見ていた。本書は側近や実力者たちが残した膨大な日記など、一級の史料を丁寧に掘り起こし、生真面目で気負いのある若かりし頃から晩年にいたるまでの多面的な昭和天皇の姿を描く。「昭和」という時代を理解するために必読の評伝!
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紙の本
昭和天皇の苦悩を知るために
2016/11/29 08:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平成年号で20年以上経ち、カバー画の昭和天皇の御映を歴史の人とみる人たちも増えたのだろうなと、感慨とともに、よい本であったという感想です。
特に、戦前の大日本帝国憲法下での主権者としての天皇の姿や振るまいは全く実感が無く、読み進む中で、このような政治のど真ん中にの緊張と苦悩の中にいらっしゃたことは軍部独裁や戦争の事象を書き連ねとかではなく、初めて知ることであり、嘆息すら覚えた。やはり如何に国を過たぬようにふるまわれていたかを知ると、戦後の象徴としての帽子を振る姿の陛下しか知らないわたしにはとても印象深いものでした。陛下中心記述であり、「右翼」というくくり扱いに少し解けないものをを感じましたが、一人でも多くの方に読んでほしいです。