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俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち
著者 著者:峰月 皓
故郷の小さな田舎町でコンビニを起ち上げた若き店長、牧水良平。開店までの苦労を乗り越えた彼を待っていたのは、厳しい現実だった。画一化を図るコンビニチェーン本部に抵抗し、オリ...
俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち
俺たちのコンビニ 新米店長と仲間たち (メディアワークス文庫)
商品説明
故郷の小さな田舎町でコンビニを起ち上げた若き店長、牧水良平。開店までの苦労を乗り越えた彼を待っていたのは、厳しい現実だった。画一化を図るコンビニチェーン本部に抵抗し、オリジナリティあふれる店づくりをモットーに頑張っていたが、経営は赤字続き。しかも、バイト店員が起こしたある事件が原因で、ただでさえ少ない客足も激減してしまう。閉店の危機に、牧水店長が打ち出した策は―― !? どれだけ努力しても、結果が出ないこともある。でも彼には、信じるものがあった……。へこたれながらも、前へ進もうとする青年を描いた、元気をもらえる爽やか青春小説!
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紙の本
窮地に頼れるもの
2011/07/07 20:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京でバイトしていたコンビニの店長に影響を受けた牧水良平は、実家の雑貨屋を母から譲り受け、コンビニとして再スタートさせることにした。恋人との別れ、信頼していた仲間の裏切り、業界大手のライバルチェーンとの対立、様々な困難を乗り越えて、ようやくオープンにまでこぎつけた。
石川県鳳島市という地方都市の弱みもあって、バイトに入ってくれるのは主婦と高校生がメイン。だが、一緒にトラブルを乗り越えた彼らは、頼りになる仲間でもある。だが、フルタイムで入れる人がいないという事実は、店長の良平に負担を強いることになる。それに追い打ちをかけるように、信頼できるスーパーバイザーも配置転換でいなくなってしまった。
自分独自の方法でコンビニを盛り上げようとするも、なかなか売上は伸びず、自社ブランドの新商品を売ろうとするSVとの確執も深まるばかり。そんなとき、とどめを刺す様に、バイトと客の間でトラブルが起こってしまう。
吹き荒れるバッシングの嵐に、売上は落ちる一方。しかも、信頼を築きつつあった周囲の店も離れて行ってしまう。このピンチを店長とバイトたちはどうやって乗り切るのか?
若干、ご都合主義を感じるところもあるが、コンビニを舞台とした青春物語が繰り広げられる。