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バカのための読書術(ちくま新書)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.4 49件
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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2014/04/08
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま新書
  • ISBN:978-4-480-05880-5

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バカのための読書術

著者 小谷野敦 (著)

学校は出たけれどもっと勉強したい人、抽象的な議論がどうも苦手だという人。そういう「バカ」たちのために、本書はひたすら「事実」に就くことを指針とし、インチキ現代思想やオカル...

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バカのための読書術

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商品説明

学校は出たけれどもっと勉強したい人、抽象的な議論がどうも苦手だという人。そういう「バカ」たちのために、本書はひたすら「事実」に就くことを指針とし、インチキ現代思想やオカルト学問、一時の流行に惑わされず、本を読み勉強するための羅針盤となるべき一冊である。本邦初「読んではいけない」リスト付き。

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みんなのレビュー49件

みんなの評価3.4

評価内訳

紙の本

本当は「蓮實重彦よ、一番の馬鹿はお前だよ」と言いたかったんじゃないのかなあ、ねえ、小谷野先生?

2009/05/13 22:34

16人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

昔なら「読書案内」「本の読み方入門」とでも名付けられたんだろうが、そこは小谷野先生、いきなり「バカのための読書術」だもんなあ。

まず、この「バカ」が何を意味するのかが問題である。本書の序言には「当面、哲学とか数学とか、抽象的なことが苦手な人のこと」などと、当たり障りの無い定義が提供されているが、どうも私には、これは先輩後輩から後ろ指を指されないようにするための偽りの定義のように思えてならない。と、いうのは、本書ではポストモダン以降、特に激しさを増している自称知識人による「難解ごっこ」が猖獗を極め(俺はこんな難解で晦渋な文章が読めるし書けるんだぞ。お前ら「バカ」にはわからんだろう)、それが「アラン・ソーカル事件」でピークアウトしたことが、きちんと踏まえられているし、あの東京大学のキャンパス風景を破壊した蓮實重彦による「あなたがバカだからです事件(中沢新一を東大教授に迎えようと西部邁が運動したが否決され、西部がそれに抗議して東大を辞職したことを巡り、東大駒場キャンパスで中沢賛成派の蓮實らと中沢反対派の杉本が公開討論を行った。その際、討論会を傍聴していた学生から「なんで大学の先生の言葉遣いというのは、こんなに難しいのですか」という問いかけがあったのに対し、蓮實が「なぜ難しいか。それはあなたがバカだからです」と答えた事件)」が序文の直後に引用されているからである。本文中ではあたかも著者はこの蓮實による「あなたがバカだからです」発言を支持しているかのごとき姿勢をとっているが、これは東大内で孤立しないための演技であって、本書を読めば、著者の姿勢はこういう傲慢な姿勢をとる蓮實に対しかなり批判的のようにも思えるのだが。。。

タイトルは刺激的だが、中身は相当踏み込んだ非常に良心的な読書案内となっている。そもそも戦前は大学に進学し教養を身につけられるのは日本国民のうちのごくごく一部の特権階級に許された贅沢であった。大学生=エリートであり、それを一番良く知っているのが大学生じしんであった。そして少なくとも戦前は「教養」は、一般大衆とエリートとを峻別する差別化の道具でもあった。目的が差別であるから、庶民でも理解できる平易な言葉で「教養」を語ることは、場合によっては「バカに見える」忌むべき行為であり、難解・晦渋な表現が珍重された。しかるに、戦後、大学の大衆化が進むにつれ、大学生の基礎体力が低下するようになり、こうした晦渋の砦にエリートが蟠踞する贅沢が、だんだん困難になっていく。昔は旧制高校や帝大内ではかろうじて通じた晦渋語がだんだん通じなくなってきたのだ。

そもそもギリシャの昔、ソクラテスやプラトンは哲学を日常の平易な言葉で語っていた。平易な言葉で難しい問題を論じたから、議論に参加するにあたっての間口は広く開放されていたと見てよいだろう。ところが日本では、だんだん言葉のみが難解・晦渋になって中身が空疎になる傾向が顕著になっていった。蓮実や浅田彰は、こうしたゴシック化した哲学のグロテスクな標本みたいな存在だろう。彼らに連なる系譜は、自分を大きく見せるため、賢そうにみせるため(バカでないように見せるため)、わざと難しい本を読み、晦渋な文章を書き、難解な書物を書評で取り上げるので、初学者は益々教養から離れていくという悪循環が起きている。これを何とかしなければというのが、どうも著者の本書を執筆した動機のようである。

初学者は「難解な本」に出くわすと、すぐ「僕は頭が悪いんだ」と思い込み自信喪失に陥りがちだ。しかし、著者は「読んで分からない本は読むな」と、まず初学者に救いの手を差し伸べる。そして返す刀で、「なぜその本が難しいか」といえば、そもそも文章が意味もなく難しい場合(それはその本を書いた人間にかなりの責任があることが多い)もあるし、また読書にはステップがあるのであって、まずその本に書いてあることを理解するために必要な基礎知識が不十分なのにいきなり上級な議論の本を読んだって分かるわけが無いと噛み砕くように教えてくれるのである(プロ野球を見たことも無いし、野球のルールを知らない人に阪神の金本とマリナーズのイチローの比較論を読ませても理解できるはずが無い)。だから、基礎的な知識も無い読者層に対し、基礎知識がなければ分かるはずのない本を薦める人間にも、相当な責任があると著者は言う。

そして著者は更に踏み込んで、最近の学生の歴史知識が低下している理由のひとつに英雄譚、ヒーローの物語を否定し、民衆史を提唱したマルクス主義歴史学者の罪を指摘する。顔の見えない民衆の歴史なんか幾ら読んでも歴史に興味が沸くはずが無いし、歴史に興味がわかなければ、そもそも歴史を読まなくなり、歴史に関する基礎知識が欠如するという悪循環に陥ると著者は警告する。今、民衆史を書いているマルクス主義歴史学者が少年だった自分は、庶民含めろくな娯楽がなかったから人々は講談芝居その他で歴史に関する基礎知識を自然に身につけていたが、今やアニメ、インターネット、テレビ、ラジオ、DVD、ゲームと娯楽は巷間に溢れており、子供たちは放っておくと牛若丸弁慶の話も知らずに成人するようになっているのである(ついでながら、これは日本のみの減少ではなく海外でも似たような現象は起きているそうだ)。そこで著者が推奨するのが司馬遼太郎、海音寺潮五郎らが書いた歴史小説である。こういうものをまず読んで、歴史の大まかな流れを頭に入れないと、大学で習うような歴史学が身につくわけがないという著者の指摘には私も大いにうなづける。それにしても司馬の著作が動機がアカデミアで大手を振っていた唯物史観への当て付けであったとは知らなかったなあ。

面白い指摘も多い。前述の中沢新一の著作は「いんちき」だから読むなとか、ユングの哲学は学問ではなくオカルト(だから読むな)だとか。しかし何と言っても新鮮だったのはNHKに訳知り顔で出てきてはサンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館の案内を得々と行う五木寛之がとんでもない食わせ物で、要するにソヴィエト政府御用達(のスパイみたいな)作家という指摘には大笑いした(詳しくは126ページ参照)。なぜNHKが五木を案内役に選ぶのか私はその理由が良く分からなかったがこれでその理由が氷解した。やっぱりNHKにはソヴィエトのスパイみたいな連中が相当入り込んでいるのではないか。そうでないと(五木の直木賞受賞作)「蒼ざめた馬を見よ」のような低レベルの作品(ソヴィエト政府は人権を蹂躙する抑圧的な政府かもしれないが、西側(特にアメリカ)はソ連以上に悪辣だというのがこの本の趣旨)を書いた作家を重用する理由がないからだ。

あらゆる意味において、本書は良心的で良質な読書案内といえよう。

ついでながら裏表紙にある著者の写真(熊谷武二撮影)は何時の写真だろうか。「もてない男」の著者の写真(前田博史撮影)とどっちが近影なのだろうか。ひょっとすると先に出た「もてない男」のほうが最近の写真で、本書の写真は著者の学生時代の写真なのではないか。非常に気になるところではある。

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紙の本

ここでのバカとは、なにがインチキ現代思想やオカルト学問か分からない人という意味である。

2005/11/07 21:31

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

なかなかよくできた読書案内である。

 蔵書派とカード派については、私も蔵書派がよいと思う。古典の直筆本とかは高価でもあり手に入れることはできないが、これはという本は、新刊のうちに手に入れておかないといけない。書店で必要になってから本を探してももう見つからないことが多い。古書店でもなかなか見つからない。だから、すぐに読むかどうかは別として買って手元に置いておくことが必要となる。

 読むべき本に関しては、私と意見が異なるものもあるが、この本の売りは、『「読んではいけない本」ブックガイド』で、「小林秀雄のほとんどすべて」とあるのに同感である。途中のインターミッションもそれなりにおもしろい。

私も「国語」が苦手だった。だから、第6章の『特に「作文」というのが私は苦手で、要するに作文というのは本当のことを書かねばならず、私の周囲や日常に、書くに値するような面白い出来事というのはなかったのである。』に、「そうだ、その通り」と叫びそうになった。書くに値するものを持てるまでには、人生をしばらく生きなくてはいけない。

 著者は、『もてない男』で有名なようだが、もう1冊読むならば、『すばらしき愚民社会』を推薦する。

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紙の本

インテリに騙されないために

2001/02/03 18:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーたま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「抽象的な思考が苦手なら、インテリには知識で対抗。そのためには本当の入門書を」と主張する、実践的ブックガイド。学会の通説に捕らわれず、一般人が読んで役立つもの、読んで面白いものを多数取り上げている。
 あまたの名著(と言われているもの)を「専門家以外読む必要なし」「いんちき」と切り捨てる筆は痛快。

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紙の本

痛快な読書エッセイ

2001/01/24 11:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:remi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「バカのための読書術」。こういうふうなタイトルのつけ方はどうも気になりますが(平気で人のことをバカ呼ばわりする人の気が知れません)、中身はなかなかおもしろい読書エッセイでした。本書でいう「バカ」とは、「哲学とか数学とか、抽象的なことが苦手、という人のこと(本書8ページ)」なのだそうです。そうするとかなりの人が「バカ」だということになると思うのですが。
 本書の主張は、「難解本」は読むな、新書や文庫の類は決してよい入門書とはならない、書評は信用してはいけないなどなど実践的でおもしろいです。筆者の経験を交えたり、具体例を挙げるなど、読んでいて飽きません。
 また、「読んではいけないブックガイド」や「バカのための小説ガイド」などが収められていて、今までにない「読書論」となっています。本書でもたびたび参照されている呉智英さんの『読書家の新技術』(朝日文庫)とあわせて読むとおもしろいですよ。

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紙の本

注意:読んでもバカは治りません

2009/03/14 14:31

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野蛮人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

辞書で「バカ」を調べてみます。広辞苑には《おろかなこと。社会的常識に欠けること。》、新明解国語辞典には《記憶力や理解力が世間一般に比べてひどく劣っているととらえられること。社会通念としての常識にひどく欠けていること。》とあります。以前、正確に言えば1991年6月に「バカ」が問題を起こしたことがあります(バカな人がではありませんよ)。栄養ドリンクのテレビCMで、女優の桃井かおりさんの「世の中、バカが多くて疲れません?」とつぶやくセリフが、”お利口さん”からの”お願い”で変更されました。変更後のセリフは「世の中、お利口が多くて疲れません?」です。本当に●●が多かったのですね、お疲れさまです。

さて、本書の「バカ」はちょっと違います。本書では《哲学とか数学とか、抽象的なことが苦手、という人》が「バカ」とされています。抽象的すぎてバカなボクにはよくわからない定義ですが、でもだいじょうぶ、わかりやすく言ってくれています。本書の想定読者(バカ)は《いちおう学校を終えてしまって、しかしただのベストセラー小説を読んで生きるような人生に不満で、けれど難解な哲学書を読んでもわからない、というような人たち》のことです。少しだけわかりやすくなりました。

早速「バカのための読書術」を教えてくれます。
 ・「バカ」は歴史をまず学べ!
抽象的な歴史ではなく、《高校で習うような『日本史』『世界史』の類のこと》です。蓄積がものを言うから歳は関係ないし、《歴史のあれこれを知っている子供などいないのだから、ガキに大きな顔をさせずにすむ。しかも、歴史にある程度通暁〔つうぎょう〕すれば、頭のいい学者のでたらめも見抜けるのである。》。ちょっとケンカ腰です、いつも闘っているのですね、小谷野さん。

どんな歴史を知っているといいのか、例を出してくれています。キス(接吻)は「口吸い」と言われセックスの一種だったから、日本人は人前でキスすることを恥ずかしいと感じるらしい、という”歴史”。ん・・・高校の『日本史』では教わらないけど(たぶん)。《私が「歴史」と言っているのは、こういうことすべてを指しているのだ。》ですって。

1988年夏、「あなたがバカだからです」事件勃発!これがおもしろい。東大でのシンポジウム(聴衆の前で、特定の問題について何人かが意見を述べ、みんなで質疑応答を行う形式の討論会)で、壇上の教授に学生が質問をします。《「何で大学の先生の言葉遣いってのは、こんなに難しいんだろう、と思います》と。教授はすくさまこう返しました、《「なぜ難しいか、それはあなたがバカだからです」》。ちょっとカッコいいですね。こんな話も本書にはあります。
こんなことも言っている、《よく、世間知らずの学者のことを「専門バカ」などといって侮辱するけれど、だからといって素人が正しいと思うのもまた大いなる錯覚である》。ボクはバカである、もちろん錯覚である。

さて、もどって読書術のはなし。
 ・「難解本」は読まなくていい!
 ・新聞は読め。まず朝にサラッと読んで、さらに1週間寝かして熟読しろ!
 ・新書は必ずしもいい入門書ではない!
 ・読まないでいい本を決めろ!
 ・歴史は小説でもマンガでもいい、とりあえず大筋をつかめ!
 ・新刊はい1~2年待って評判がよかったら読め!(評判の調べ方は教えてくれない)
 ・「賞」は信用するな!
 ・書評を信用するな!
では、どんな本を選んで読んだらいいのか?書評はあてにならないからダメ、自分が興味を持った本に紹介されているものを読むこと、これがいいらしい。でも「インテリ病」(いわゆる見栄)に罹っている人だと「難解本」を勧めたりするから難しい。インテリの「面白いよ」と、「バカ」の「面白い」は違うからまたまた難しい。そこで本書は、本邦初「読んではいけない本」ブックガイド付きである。必ず確認すべし、ただ、見たら読みたくなります。

読んではいけない本だけじゃない!オススメ小説リストもちゃんと書いてくれています(なぜ小説だけ?)。題して「バカのための年齢、性別古今東西小説ガイド」。選考基準が「バカ」には嬉しい。
 ●難解なものは入れない
 ●マンガも入れる
 ●国籍、時代を問わない
 ●むやみに長いものも入れない
 ●現代日本の人気作家は入れない
 ●読者の年齢、性別で分けてみる
    ♀25歳以下の女
    ♀25歳以上の女
    ♂25歳以下の男
    ♂25歳以上の男
そういえば「難解でない歴史入門ブックガイド」も書いてありますよ。

終章も必ず読んでほしい。著者も言う、《この章は、バカには難しいかもしれない。けれど、何度も熟読玩味してもらいたい。》と。バカなりに受け取ったメッセージは、「何かを言いたければ、根拠を示せ」「考えているふりをする前に、事実を調べろ」ということでしょうか。

 《事実に、歴史に立ち返れ》

本書の、バカが学ぶべき読書術はこれに尽きます。テレビの”お利口”なコメンテーターの”意見”を鵜呑みにするのではなく、難解なことばで語る学者さまの”意見”をありがたく拝聴するのでもない。まず事実・歴史を知る、まず事実だ!!

おまけとして、《バカには難しいかもしれないあとがき》付きです。言い忘れましたが、本書を読み始めるにあたって著者から注意事項がありました。《ただ念のために言っておくが、私は「バカの味方」なわけではない。繰り返しになるが、「バカ」といってもいろいろあって、私は「難解な哲学などわからない」という人にはかなり同情を寄せているし、自分自身そういうバカである可能性も否定できない。けれど、私は「無知」とは「怠惰」に対しては極めて厳しい。「頭が悪い」のを克服するのは難しいけれど、無知は努力によって克服できるし、それをしようとしない、「怠惰」は、犯罪的だと考えているからである。私はむしろ、無知なままに生きる者たちを嫌悪していると言ってもいいくらいだ。そのことをしっかり頭に入れた上で、よろしくおつきあい願いたい。》
そうですか、本書を読んでもバカは治りませんか・・・。

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紙の本

バカはこじらせたくないから…

2001/04/04 19:30

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「バカをこじらせないために」この帯に載っていた一文で「ああ、バカはこじらせたくないねぇ」と思って手にとってしまった一冊。
 読んでみて大正解。つまりこの本は自分がバカだという自覚があって、なおかつバカをこじらせたくないなと思っている人のために書かれた本なのだ。
 バカのために書かれているわりには専門的すぎる話もままあるものの、それでも読みやすい文体は私のようなバカでもすらすらと読ませてくれるし、著者の体験談をふまえたわかりやすい説明がなかなか笑える。
 特にバカは読まない方がいい本リストやバカにすすめる本リストがありがたい。
 私のようにバカは読まない方がいい本リストにあがっている本を既に読んでしまっていたといって大ショックを受けるのもまた一興では?

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紙の本

バカな読者

2002/04/06 23:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 バカに奨める本──物語を構成し意味が与えられた歴史書。

 バカに向いていない「読んではいけない本」──パスカル『パンセ』、マルクス『ルイ・ボナパルトのブリューメル十八日』、山本常朝『葉隠』、夏目漱石『文学論』、折口信夫『古代研究』、吉本隆明『言語にとって美とはなにか』、バタイユ『エロティシズム』、ブランショ『明かしえぬ共同体』、ロラン・バルト『表徴の帝国』、フロイト「モーゼと一神教」「ドストエフスキーと父親殺し」「トーテムとタブー」、河合隼雄『昔話と日本人の心』、丸谷才一『忠臣蔵とは何か』、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、夢野久作『ドグラ・マグラ』、中井英夫『虚無への供物』、前田愛『都市空間のなかの文学』、それから小林秀雄とユングと中沢新一とカルロス・カスタネダのすべて。

 それぞれに付された著者のコメントが過激で面白い(ユング=オカルト、中沢=インチキなど)のだが、割愛。実は、この「読んではいけない」リストに載った本はほとんど読んでいる。それも何かと評判がいいので読んだものばかり。これもひとつのバカの典型か。

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紙の本

論ではあるが芸にとどまる

2002/03/27 01:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソニー・ホンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まずは面白い。
 屈託なく、はないが、ともかく笑いながら読んだ。
 私は本書の主旨たる「事実」指向、「旧教養」指向に賛同する。ゆえに筆者のあまりに露悪的態度が、本書の主旨を学んでほしい視野狭窄に陥るエリートたちを遠ざけていることが残念だ。特に「南京」についての記述は不要でないか。私はあの数字が多分過大だと判断している。しかしそれを「事実」だと断定し、意見は事実に依拠すべしという主張の例証とするのは説得するものの態度ではない。
 もちろんそういった点も含めて、もとより著者の言説に同意する層にとって本書は痛快このうえない書であろうし、そうたらしめた芸には感心する。そしてくりかえせば本書の論に私は同意する。ゆえに本書がただの芸にとどまったのを残念に思う。

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紙の本

啓蒙家の欲望と苦悩

2001/11/08 16:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:小田中直樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かつて「もてない男」っていう新しいタイプの弱者を発見した小谷野さんが、これまた弱者としかいいようがない「バカ」のために書き下ろした待望のブックガイド。難解本との付き合い方から、小谷野さんの読書法の披露、日本の書評制度に対する批判、様々な分野の勉強の仕方まで、内容もてんこ盛り状態で、しかも面白い。僕も大笑いしながら読みおわったんだけど、何かもやもやした感じが残った。つまり、一体この本は何がいいたいのか、よくわからなかったのだ。
 僕がわからなかった点は三つある。第一、想定読者は誰か。もちろん小谷野さんの想定読者は「バカ」だし、ちゃんと最初に「いちおう学校を終えてしまって、しかしただのベストセラー小説を読んで生きるような人生に不満で、けれど難解な哲学書を読んでもわからない、というような人たち」(九ページ)って定義するでも、まさにバカの一人である僕の見るところ、小谷野さんはバカの性格を捉えきれてない。つまり、小谷野さんにとって理想的なバカは、「今、ここ」から始め、「意味や物語の助けを借り」て勉強し、いずれ「そこから脱して、意味や物語を解体」(一八八ページ)する人だ。でも、勉強から脱する(つまり自立する)ために必要な自立心を、バカは持ってるんだろうか。もしもそうだったら、こんなブックガイドなんぞ読まないような気もするけど。
 第二、そういうバカを前にして、小谷野さんはどんなスタンスを採ったか。あとがきによると、小谷野さんは「啓蒙主義的」で「旧教養主義」的な「古典的知識人」(一八九ページ)、つまり教師や頑固親父としてふるまいたいようだ。それはそれで全然かまわない。でも、本文を読むと、どうも小谷野さんの姿勢は微妙に動揺してる。つまり、一方では「バカ」にこびる知識人が増えたことを嘆き、無知や怠惰は努力を放棄することだから嫌いだって明言するという、頑固一徹路線を採る。他方では、フランス現代思想みたいな難解なものは、読みたい人は読めばいいけど「読んでもわからないものをむりやり読むのは、時間の無駄」(二五ページ)だって物分りのいいところをみせる。そのことを反映して、この本で推薦される本も、『めぞん一刻』から『中庸』まで(僕は『中庸』を読んでないから、多分)難易度の幅が広い。まずは原典より入門書を読めといいながら、社会学を知りたければまず統計学を勉強しろとか、宗教額を知りたければ経典を読めとか、ハードルが高い。
 第三、それじゃバカは一体どうすればいいか。これまた難しい。何しろ、「読んではいけない本ブックガイド」(一〇五ページ)から始まって色々な文献リストが並ぶけど、結論は「人それぞれ自分の身の丈に合った読書法があり、誰にでも合う方法とか、誰にでも会うブックガイドとかいうものが作れない」(一〇二ページ)に落ち着くのだから、僕みたいに現世利益を求めたバカは肩透かしを食らうだろう。自業自得かもしれないけど。
 でも、この本はどこか憎めない。その理由を二つ挙げておこう。第一、上で挙げた三つの点は(ブックガイドを書くことも含まれる広い意味の)教育につきものの問題だから、小谷野さんだけが悪いわけじゃないこと。対象(バカ)の性格を捉えそこねたり、動揺したり、はっきりした結論を出さなかったりする小谷野さんは、誠実な教育者だって考えることもできる。本人がどう思ってるかはわからないけど、悩まないで突っ走る教育者よりも悩んで立ち止まる教育者のほうが、僕は信頼できる。第二、唐突な気もするし、「物語や意味を、ヴィークルとして捉えている」(一八八ページ)こととの関係がわからないけど、終章で「事実に、歴史に立ち返れ」(一八〇ページ)って主張したこと。たしかに、そりゃもっともだ。[小田中直樹]

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紙の本

タイトルにヤられて手に取った。全部が全部「そうだ、その通り!」じゃないけれど、新聞・雑誌の活用方法、辞典の揃え方、歴史を書く立場など有意な情報が結構あった。個性的な人の手法って楽しいな。

2001/08/01 11:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 家人に教わったのだけれど、以前、飲み歩いていたときによく話の種にしたことがある。
 「人間って、バカ、あほう、きちがい、まぬけのうちどれかだと思わない? 自分はどれだと思う?」と振って、ひとしきり話したあと、有名人とか歴史上の人物をその4種のどれかに当てはめて遊ぶ。
 これは、ある有名な小説家の記述を参考に、家人が練り出したアイデアだ。ちなみに家人は<まぬけ>、私は<きちがい>で、この組み合わせが夫婦として最良なのかはなぞである。

 物を知りたいという好奇心に突き動かされて本を求め読んでいるので、人にバカと言われるのは何かいやだ。でも時折、不愉快なことに、自分のなかの愚かな部分を認識させられる。だから、「バカのための〜」なんてうまいこと言われると、ついふらふら手にしてしまうじゃないか。著者も版元も、あざとすぎるよ。

 著者が指しているバカは、どうやら<非インテリ>ということで、はなから考察の対象に入れられていないバカというのも、その前段階にはあるみたい。学校はとりあえず出たけれど(これも高校といっても一定のイメージがあるような…、結局のところ短大や大学、それにも一定の枠があるみたいなニュアンス)もっと勉強したい人、抽象的な議論が苦手な人が対象だと明記されている。
 バカの話ばかりしていても仕方ない。この辺にしとく。

 確かに著者の想定のなかには自分が入りそうだという気がして読んでいくと、なるほどツボにハマってくることがいくつも出てきた。

 ベストセラー小説を読んでいるだけでは不満だけど難解な哲学書はわからない−−そんな向きには「歴史」がいいと薦めている。才能やひらめきでなく、積み重ねがものをいうから歴史がふさわしいのだ…と。
 著者が言うように、歴史をある程度知れば、偉い学者がでたらめを言っているのを見抜けるというような効用は望むところではない。でも、身の回りの瑣事にげんなりするとき、広い世界観に立てれば救われるということがある。空間の広がりや長いタイムスパンを身のなかに取り入れることは、私の場合とても大切だ。

 そのほか、新聞を一週間寝かせてスクラップすれば、初期報道の曖昧さを避けて鳥瞰的に事件を眺められるとか、死亡記事や各国首脳のプロフィールをとっておけば人名辞典として役立つとか、古い雑誌の論争に当たると事象の流れが理解できることがあるとか、さすがに発想が独特な方の手法は面白いと思った。

 バカ向きでない難解本リスト、歴史入門のためのブックリスト、25歳を目安の分岐点にした性別・世代別の東西小説ガイドなどがついていて、これも大いに役に立つ。
 図書館が本を購入するのではないのだから、個人の読者としては、どこにでも挙げられる「いい本」「面白い本」のガイドを提示してもらってもつまらない。
 むしろ推薦者の偏った部分、とがった部分にひっかかったところで出てくる1冊に期待するのではないか。
 そういう潜在的な欲求に、コミットしている気がした。ちょっとサービスしすぎかな…というところもあったけれど。

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紙の本

著者はバカじゃなかった!

2001/03/04 11:03

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投稿者:ダメ太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 とてもインパクトのある題名である。書店で見かけてもつい手に取って読んでみたくなる。バカのための読書術なんてあるのだろうか、と思うのが普通だろう。
 しかし、著者の言う「バカ」とは全くのバカというわけではなく、ある程度の知識人と言ってもよい者たちのことである。それは、普通の本は読むことができるが、本格的に難解な本は読んでも分からない者たちのことなのだ。著者自身もそのうちの一人であると告白している。しかし著者が与するのは、わからないからといって投げてしまうのではなく、「バカ」だけれど、エラくなるために努力を惜しまない者たちである。
 著者はそのような「バカ」たちに徹底して歴史を学ぶことを勧める。歴史は事実であり、事実に関する知識があれば、「バカ」でも頭のいい相手を論破することができると言う。
 著者一流の新聞雑誌活用法はためになるし、ある種の本は解説だけ読めばいいなどというところはとても面白く読み進むことができる。そのような豆知識を得るには良い本である。
 しかし、後半部分で著者が勧める本はどれもこれも面白くない、あるいは面白くなさそうな本、ばかりで辟易してしまう。実は、著者自身は若い頃に歴史を学び、事実に関する知識を吸収し、研究者の道に進むことができたので、実体験から歴史を学ぶことを読者にも勧めているのである。そして、最近の学生は歴史に興味がないことに苦言を呈しているのだが、そのあたりはあまりにも一方的過ぎる内容である。
 最後には、「バカには難しいかもしれないあとがき」などというものも書かれており、同じ「バカ」が書いていると思って読んでいた読者は裏切られた気がする。
 結局のところ、著者は「バカ」ではないのであり、この本は単にそんな著者の読書術なのであって、決して世の「バカ」に向けては書かれていない。読み終わって少々残念な気がした。

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紙の本

「読書術」のひとつとして。

2001/03/31 18:11

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投稿者:you - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイトルの「読書術」に惹かれて本書を読んだ。
 「バカのための年齢、性別古今東西小説ガイド」は、これから該当する本を読もうとする人たちにとっては参考になるだろうし、おもしろいと思う。
 ただ私自身、読了後に感じるのは、本書の多くの部分が、著者の意見としての文芸批評や批判にあてられており、期待とは違うものだった。
 実際のページ数にしたら少ないかも知れないが、著者の強い意見が感じられた。

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紙の本

バカを治したい人へ

2001/09/15 21:55

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投稿者:Chintara - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書を読んでもバカは治らない。なぜなら著者のいうバカとは抽象的な思考が苦手な人のことであり、バカは歴史を学ぶべし、というのが本書の骨子だからである。歴史を学んだとて、哲学が得意になるはずもない。歴史に明るいバカになるだけである。
 また次のような指摘もできる。
 著者は本書の前半で、絶対的な事実など存在しないのではないかといった「事実」にまつわる問いを、「最先端の議論」であるとして措いている。だが終章では、「事実」を根底に据えなければ暴力の介入を引き起こすしかないという自身の「事実」観を開陳する。いったい、バカを相手に最先端の議論をぶってどうするつもりなのだろうか。
 以上の不満は、バカに対する著者の姿勢がはっきりしない点に起因する。バカでなぜいけないのか。バカをどうしたいのか。それらの疑問に対する答えは、本書の中には見つからなかった。

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紙の本

読む事を愉しむ

2001/03/23 05:59

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投稿者:にむまむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どちらかといふと難しく書きすぎのような気がします。書名が衝撃的なだけに期待してよんだのですが、ちょっと企画倒れに思えます。只最近の読み物はあまりにも噛み砕き過ぎの一面もあるのだが、あくまで読み手の判断なのでしょうか?????

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紙の本

この人もタコツボのなかだったのか…

2001/02/02 22:13

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投稿者:谷池真太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 学者世間の「常識・教養」を持たない、蓮實氏曰く「バカ」を学者世間でのおりこうさんに仕立て上げるための本。本人もあとがきで書いているように、古い。古すぎる。この本読んでそのとおりの読書術身に付けたって、せいぜい「バカ」が「専門バカ」になるくらいだ。
 歴史実証主義云々が間違っているというわけではないが、今さら司馬遼太郎をそういう読み方をするのはどうであろうか。司馬の読み方に関して言えば谷沢永一のほうがまともだと思う。
 
 学者世間に憧れを抱いている人、読書によって偉くなった気になりたい人だけにお勧め。

 それにしても呉智英、bk1では人気だなあ。

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