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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2014/04/08
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま新書
  • ISBN:978-4-480-06377-9

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ルポ最底辺 ――不安定就労と野宿

著者 生田武志 (著)

野宿者(=ホームレス)問題が深刻化している。いま、帰る場所を失った多くの人びとが路上生活に追い込まれている。他方では、およそ400万人の若者がフリーターや派遣社員として働...

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ルポ最底辺 ――不安定就労と野宿

税込 715 6pt

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ルポ最底辺 不安定就労と野宿 (ちくま新書)

税込 814 7pt

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商品説明

野宿者(=ホームレス)問題が深刻化している。いま、帰る場所を失った多くの人びとが路上生活に追い込まれている。他方では、およそ400万人の若者がフリーターや派遣社員として働いている。彼らも「若者」ではなくなったとき、社会はどうなるのか…。日本社会の最底辺で人びとが直面している現実を報告する。

著者紹介

生田武志 (著)

略歴
1964年生まれ。同志社大学在学中から釜ケ崎に通い、さまざまな日雇い労働運動・野宿者支援活動に携わる。野宿者ネットワーク、釜ケ崎・反失業連絡会などに参加。

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みんなのレビュー31件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

最暗黒の日本

2010/01/04 20:29

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:king - この投稿者のレビュー一覧を見る

「<野宿者襲撃>論」の生田武志の新著。前著もとても重く、考えさせられる本だったが、本書も凄い。

「ルポ」とあるように、本書は日本最大の寄せ場である大阪釜ヶ崎の野宿者、日雇い労働者などが置かれた状況を非常に具体的に解説した本になっている。前著では「野宿者襲撃」についてのわりあい理論的な考察が主題としておかれていたが、本書では二十年間野宿者支援活動を続けてきたという著者の経験を積極的に取り込んで、生々しく説得力ある本となっている。

これを読むまで知らなかったが、生田氏はじっさいに釜ヶ崎で日雇い労働者として何年も生活を続けてもいたようで、日雇い労働の現場の経験がいくつも書き込まれていて、その状況の凄まじさには言葉がなくなってしまう。

野宿者のおかれたどうしようもない悲惨な状況が何度も出てきて、読んでいると、涙が出てきそうなほどだ。著者は、自分が出会ったいくつもの事件についてもことさら感情を煽ったりせず、冷静に文章を綴っているのだけれど、何気なく数行で終わってしまう描写の裏には、大きな感情の動きがあったのだろうことがうかがわれて、ただ黙り込むしかなくなってしまう。たとえば冒頭にはチョークの線が書かれた小さな写真とともに、「著者が通報した路上死の跡(2007年5月)」とキャプションが付いている……

この本に書かれていることには重要なことが多すぎて、できることなら全ページ引用したいくらいだ。それだけ興味深く、重要で、面白い本だ。少しでも貧困、野宿者、労働などなどの問題に興味があるなら、是非とも読まれることを薦める。

「日本社会が抱える労働、差別、貧困、医療、福祉の矛盾が集中する『日本の縮図』」

釜ヶ崎では、労働の非正規化が進み、フリーターが増加し、ワーキングプアが問題になるはるかまえから、同様の問題に直面してきた。その釜ヶ崎を丁寧にスケッチした本書は、現在日本の労働問題に直結している。これは、そんな日本のなかでも年間二百人が路上死しているという「最暗黒の日本」についてのルポルタージュだ。

内容の具体的な説明は省いて、もっとも印象的な場面を引用する。

「ぼくはこの20年近くの間に、何度か死者の第一発見者になった。これは、ある程度長く野宿者に関わる活動をやっていると避けられない現実である。そして、死者は冬と梅雨期に集中する。冬は寒さによって、梅雨は仕事がなくなることによって。
 毎年、釜ヶ崎では「越冬闘争」中の年末から春まで毎日夜回りが行われるが、そのときに特に亡くなった野宿者に出会うことが多い。2003年の越冬では、夜回りに参加した高校生のグループが、釜ヶ崎地区内でうつぶせになって毛布もかぶっていない人に出会った。声をかけたが、返事もなく、触ると体が冷たくなっていた。もう体が硬直していたが、みんなで体をさすって「兄さん、兄さん、みんないるよ、がんばって」と声をかけ続けたという。救急車が来たが、死者に慣れている隊員は「この人はもう死んでいますよ」と病院には行かず、そのまま警察に行った。学生たちは体をふるわせて泣き、夜回りのあとでみんなで黙祷をした。その中にいた女子生徒たちは、宿舎に帰ってから泣き出してパニックになったという。人間はいろんなものに慣れていくが、自分のすぐ横でみすみす人が冷たくなっていくという現実には慣れることができない。しかし、路上死が年間200人以上ということは、こういうことが毎日のように起こっているということである」118P

このすぐ後に、養老孟司の「バカの壁」から以下のような発言が引用されているのは痛烈な皮肉になっている。

「働かなくても食えるという状態が発生してきた。ホームレスというのは典型的なそういった存在です」「ホームレスでも飢え死にしないような豊かな社会が実現した。(…)失業した人が飢え死にしているというなら問題です。でもホームレスはぴんぴんして生きている。下手をすれば糖尿病になっている人もいると聞きました」

糖尿病は生活習慣以外が原因のものもあるのだけれど。


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紙の本

第一級のルポルタージュ

2011/11/12 17:16

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Genpyon - この投稿者のレビュー一覧を見る

事実によって本質を描く。これをルポルタージュの定義とするならば、本著は、まさに第一級のルポルタージュと呼ぶべき著作だと思う。

特に、本著において丹念に描きだされる事実は、大きな迫力を持って読者に迫ってくる。著者は、一体化と呼んでもいいところまで対象に密着しながらも、最後のところでは冷静さを失わない微妙な距離を保っており、その距離感こそが、著者の描く事実に迫力を与えているように思う。

最終章で、著者は、自らの言葉で本質を語り初め、ルポという分野から一歩踏みだしてしまう。イス取りゲームのアナロジーなどで不安定就労の本質を論じており、それらの論にもそれなりの説得力はある。

だが、本著の著者であれば、それらの論を事実によって語らしめる事が可能だったように思う。

最終章までの事実による語りには読む者に強く迫ってくる迫力が感じられるだけに、著者自らの語りの部分に少し迫力不足を感じてしまう結果となってしまっており、その点が少し残念だったように思う。

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紙の本

一体、どこが、美しい国なのか?

2007/08/28 10:06

12人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

生田は20世紀は難民の世紀であったかもしれないが、21世紀はホームレスの世紀となる可能性があるとおっしゃる。村上龍が近未来(2011年設定)小説『半島を出よ 上』の冒頭、当たり前の日本の風景として、ホームレスたちを登場させていたが、リアリティがあったもんね。ありえると思います。
 大阪・釜ヶ崎で野宿者支援活動に20年以上携わった体験に裏打ちされた本書のルポは説得力を持って迫ってくる。
 最近創刊された『フリーターズフリー』(人文書院)で、生田は長文の論考を掲載しているが、前作『<野宿者襲撃>論』との三部作として読んでみれば、生田の日雇い労務者としての当事者性と、野宿者たちを他者として受け入れ、悩みつつ、運動として明日へ繋げて、何らかの希望、処方箋を見いだそうとする誠実さは、本来学者がやらねばならぬ理論武装の流域まで言及している。
 (1)「資本=市場」、(2)「国家=行政」、(3)「家族=共同体」の三者が、それぞれに(1)にあっては右肩上がりの高度経済成長で、みんなして今日より明日の方が懐が暖かくなり、(2)にあっては、冷戦時代、55年体制のもとで、社会主義システムより福祉が充実出来るんだと、会社主義を中心にした行政が駆動したし、平和憲法にも守られて、物つくりにも邁進出来た。(3)にあっては郊外化が促進されたにしても、都会と地方は出稼ぎ仕送り、帰るべき故郷として80年代前半頃までは往還があった。 バブルの謳歌は一方で共同体を壊して行き、やがてバブル崩壊、大店法廃止による規制緩和の進行で、商店街が徐々に消えて行く。「リアル場」から「ネットの点」へと世界の見取りが変わったとの認識がグローバル化の内実だと思う。ダメ押しは人材派遣法の施行で、労働市場は規制緩和されたわけで、憲法で保障されていたはずの基本的人権も危うくなってきた。
 そして、外部であった南北問題が国内化したのは、この十年でしょう。今や文字通りの「寄せ場」は釜ヶ崎だけで、日雇い労働者は高齢化し、ケイタイメールでの「ワンコールワーカー」が常態の若年の「新・日雇い」、「フリーター」が表面化する。
 ネットカフェ難民、マクドナルド難民と言われるような「現代の貧困」が問題化したわけですが、生田のいうように釜ヶ崎が国内化したと言える。  「寄せ場」は消えたのではなく、一見、見えない形で身近になったとも言える。他人事ではないのです。そのような危うい基盤が足下にあるとの危機意識はもつ必要があると思う。
《海外の難民問題に関わってきた「国境なき医師団」は、ここ数年、日本の野宿者の医療問題に関わってきた。「国境なき医師団」の先進国での診療所開設は異例であり、日本は本格的な「支援対象国」である。費用は全額寄付で賄い、医師、看護師、ソーシャルワーカー、事務担当者がひとりずつ計4人でワゴン車に医療器具を積み込み、週2回、公園などに出向いて診療する(医療面のほか、ソーシャルワーカーが住まいの確保や多重債務などの問題についても相談を受ける)。大阪の「国境なき医師団」のメンバーと話したことがあるが、前記の大阪府立大学の研究データを元に「大阪の野宿者のおかれている医療状況は海外のキャンプのかなりの悪い状態に相当する」と言っていた。いわば、大阪という大都会の中に「第三世界」が広がっている状況である。》
 ある人がかっての貧困は耐えられたとして「現代の貧困」との差異を述べていたが、それは(3)による拠り所があったと思うのです。でも、少なくとも、(2)による生活保護による公的扶助が大事であるが、生田は「経済的貧困」だけではない「関係的貧困」の重要性を指摘する。そのような「他者問題」は(1)の資本制そのものに手を付けないといかんともしがたいのか、それとも、資本制を維持しながら可能なのか、そのことがまだ、本書では見えない。
歩行と記憶

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電子書籍

阪神淡路大震災を経て

2015/08/31 17:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る

最終章に阪神淡路大震災に触れてあり、共感を覚えた。あの時一瞬にして家を始め様々なものを失った。屋根は有るが付き合いや人とのやりとりが無く孤独死した仮設住宅のことも生々しく思い出される。人が人らしく暮らしていけるような社会になるにはどうすれば良いのだろうか。

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紙の本

日本で格差が広がった本当の理由から目をそらすな!

2007/08/30 18:14

18人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨今、格差論議ばやりである。世の中には「今の日本がひどい格差社会になったのは、小泉が行った悪政の帰結だ」などという見てきたようなうそを言いふらす輩が溢れている。しかし、こうした議論は、日本が置かれた国際環境を無視した丸で世間知らずの無責任なものであることは、少し経済を知っている実業界の人間ならみんな知っていることである。日本でなぜ格差が広がったのか。それは日本の国内政策のせいではない。原因は、ずばり、中国である。中国が資本主義経済に乱入し、低廉な労働力を世界に提供したことで、低付加価値の組立産業は、みんな中国に持ってかれてしまった。従来、日本の製造業はピーク時に備え工場労働者を確保し、不景気時も解雇をせず従業員を手厚くもてなし続け次の繁忙期に備えるということを繰り返してきた。しかし日本経済が世界第二位の規模にまで拡大し、トヨタに代表される無敵のスーパーカンパニーが幾つも生まれた結果、日本の通貨・円はその価値を増大させ、気が付いてみると日本は非常に人件費の高い国になってしまったのである。そこへ中国が殴りこみを掛けてきた。中国の挑戦を受けて立つには、毒を食らわば皿までで、敵地に直接乗り込み、中国に組立部門を移し、中国の低廉な人件費を我がものとすることしか、生き残る道はないとうところにまで日本の企業は追い込まれたのである。さあ、ここからが問題だ。日本の工場を全部締めて日本の工場労働者を全部解雇するのが本当にベストなソリューションなのか。ひとつには何時までも中国の人件費が安いままなのかという問題がある。次に中国に工場を移せばノウハウを盗まれてしまうというリスクもある。何とか日本の工場を潰さずに、しかも日本の人件費を大幅に下げて、競争力を維持しつつ日本でモノを作り続ける道はないのかと、真剣な模索が行われた。そこへ彗星のごとく登場したのが、従来の正社員に替わる派遣労働者だったのである。派遣労働者は所詮は臨時雇いの期間工だから、マーケットでの製品の売上に応じ、自由に解雇することが出来る。期待を込めて市場に送り出した製品が空振りに終わっても、従来なら正社員なのでくびに出来ず企業トータルの人件費を押し上げていたものを、派遣ならすぐに解雇できる。しかも人材派遣業が急速に発達した結果、トヨタでいらなくなった派遣は翌日からシャープで雇用される、九州でいらなくなった労働者が翌日には北海道で雇用されるということが可能になったのである。こうして日本は中国という人件費ダンピング国家の挑戦に立ち向かうことが出来るようになったのである。日本という国は、誠に柔軟で強靭な「とてつもない社会だな」と私は感心した。こうしなければ日本から工場はどんどん無くなり日本の失業率は今よりもっともっと高くなっていたことだろう。最も派遣に身をやつさざるを得なかった人たちは大変である。日本と中国の狭間に落ちて、その矛盾を全部背負わされる羽目になったのだから。昨今、中学受験、学歴獲得競争が熾烈化しているが、これも全て自分の息子を「派遣に身をやつす低学歴者にしないため」の親心が原因であると言って良い。以前なら中学、高校でやんちゃをしてヤンキーになっても、それなりの職に就くことが出来た。社会に出て改心し、堅気になることが出来た。今は違う。中学、高校で「やんちゃ」をした連中は、もはや日本人同士で競争する贅沢は許されず、競争相手は海の向こうの中国人、インド人、ベトナム人となるのである。グルーバル化とは、こういう結果を必然的に生む。もはや後戻りすることは出来ない。日本人として日本人らしく生きたければ、幼少期から塾に通い、超有名大学に入って、高度な専門性を必要とする職業に就かないといけない。このことを忘れるととんでもないこととなる。努々小泉・竹中を痛罵して、下がらぬ溜飲を下げようなどと夢想してはいけない。

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電子書籍

底辺から這い上がれない理由がわかりました

2017/01/22 18:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なし - この投稿者のレビュー一覧を見る

底辺から這い上がれない理由がわかりました
解決できるかどうか以前に、とりあえず知っておくべきかと思います

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2007/09/05 00:01

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2007/11/29 03:06

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2008/03/18 01:32

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2008/07/06 19:51

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2008/12/25 10:45

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2009/02/05 19:10

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2009/03/28 21:49

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