紙の本
ヤンキーが分析概念になる
2014/03/31 10:13
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投稿者:ふとっちょパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い込みによる整理だとは思うが、なかなか面白い。
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目からウロコ
2023/05/12 18:42
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投稿者:AR - この投稿者のレビュー一覧を見る
とくに隈研吾さんとの対談は面白かった。
電子書籍
モヤモヤが晴れた一冊
2016/01/27 03:11
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投稿者:くま太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この書籍が発売された当時、ワンピースやEXILEの人気がピークを迎え、それまでの10年間、個人的にモヤモヤと感じていた日本を覆う雰囲気に一つの定義を与えてくれた一冊。スマートフォンとアベノミクスを経て、イオンモールにおいてもニューバランスが普通になった現在、ヤンキーも東京オリンピックに向けて、新たなトレンドに入ったように感じる。新しいモヤモヤが立ち篭める前にもう一度、読み返してみようと思う。
紙の本
結局、気合い?
2016/06/04 23:07
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場するのは、
村上隆さん
溝口敦さん
デーブ-スペクターさん
与那覇潤さん
海猫沢めろんさん
隈研吾さん
と、豪華なメンバーですが、どうも内容が「薄め」に感じてしまいました。得るものがハッキリせず、残念。
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ヤンキー的芸人は島田伸介
ヤンキー的政治家は田中角栄
利益誘導、口利き政治、金権政治
地頭が良いのがヤンキー
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2014年3月初版
斎藤環 著
==
若者に限らず、日本は今“ヤンキー化”が全体的に進んでいる
日本人論=日本人特殊論であり、=ヤンキー論。ヤンキー文化とは“気合いとアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ。
本物の非行少年や不良が減る一方で、彼らに特有と思われていた文化的エートス(ヤンキー性)が、非行とは無関係な層にまで浸透している。知性よりも感情を、所有よりも関係を、理論よりも現場を、分析よりも行動を重んじるのが特徴。
などなど。
ヤンキーはそもそも、ある意味この島国の「原住民的」な気質を表出させている、という捉え方をしている本。面白かったです。
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ヤンキーをコケにすることを経由して、最近の保守化右傾化する日本社会をバカだといいたいのかな、と。
隈研吾との対談だけは面白かった。
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ヤンキーが流行だが、その発信元の一人の著者が各界の人達と対談。おもしろかった。日本人の総ヤンキー化が言われている昨今、マーケティングを考える際にも考慮に入れるべきで、ヤンキーに人気のあるヴィトンのモノグラムやディズニーなども取り上げられている。
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こうやって何かにカテゴライズしてしまうのってあまり好きではないけど、この「ヤンキー化」の雰囲気はなんだかすごく腑に落ちた。私がこの世の中の雰囲気になじめないわけも。だって私、相田みつをキライだし(笑)。なんだかなーこんな雰囲気の世の中を生きていかなきゃならないのかと思うとなんかウンザリ。。。
デーブ・スペクターさんとの対談と、與与覇潤さんとの対談が面白かった。
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冷静さと情熱,理性と情念,合理と非合理,といった異質な要素の何らかの結合によって生み出された行為への一定の傾向性。エートスを,人間と社会の相互規定性をとらえる戦略概念として最初に用いたのはアリストテレスであり,社会認識の基軸として再びとらえたのがM.ウェーバーである。ウェーバーによれば,この行為性向は次の三つの性質をあわせもつ。(1)ギリシア語の〈習慣(エトス)〉に名称が由来していることからうかがえるように,エートスは,それにふさわしい行為を実践するなかで体得される〈習慣によって形作られた〉行為性向である。
アマルガム (amalgam) 水銀と他の金属との合金の総称。 広義では、混合物 一般を指す。
シンメトリー 【symmetry】左右の大きさ・形・色などの釣り合いがとれていること。対称。均斉。ファッションにおいて,左右対称の形状。
コミュニケーションスキル スクールカーストの解体 オカルティックな信念 大和魂 日露戦争 一世風靡セピア デフォルト標準仕様 ヤンキーはポエムが大好き 和洋折衷わようせっちゅう うまいこと言ったドヤァ感 ビリーブユア鳥肌 閑話休題かんわきゅうだい おたくとヤンキーのフュージョン融合が最も人々の心を掴みやすいアイテムになる
何故か千葉県に多いけど、車の後ろに7人の小人を全部並べていたり 頑張れって言葉には言い訳が入っている 日本はアマチュアが大好きなのね 盆栽文化 アデル 小林克也 たすき掛け
タカ派(タカは、鷹派)とは、強硬的な政治信条を持つ人または集団を指す言葉。強硬派(きょうこうは)ともいう。対義語はハト派である。
経済力や趣味性の誇示 オタク痛車 ルイジアナ 偉大なる田舎、ヤンキー都市、名古屋 都市の美学がない 快楽原則ぜんぶ載せ ひつまぶし CoCo壱番屋 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 地球のはぐれ方 都築響一 ヌエ的 そして山本太郎だけが残った ビジョンが欲しかったのに
ヨシキ バッドセンスの系譜 基本的にロリコン性がなければオタクになれないといわれるわけで 瓜田純志 戸塚ヨットスクール スパルタの海
アーバニズム(英: urbanism)は、一般には、都市を志向し求める文化的・社会的な傾向のこと。あるいは専ら都市において特徴的な生活様式。または、近代以降の都市計画全般を指す。
アイロニー【irony】1 皮肉。あてこすり。2 反語。逆説。3 修辞学で、反語法。4 ソクラテスの問答法。無知を装いながら、知者を自認する相手と問答を重ね、かえって相手が無知であることをあらわにし、その知識が見せかけのものでしかなかったことを悟らせる。
パビリオンpavilionとは、展示会や博覧会などに用いられる仮設の建築物、テント、展示館のこと。大阪万博で一般化した言葉であり、何々館と言う場合の館とほぼ同義である。
同じ事象でも視点を変えるとこれほど違った風景が見えるものか 海猫沢メロン 全滅脳フューチャー フェイクを取り込んで本物にしてしまう変換回路 外道 横浜銀蝿みんな大卒か大学中退 綾小路翔 ネタとベタを完全に理解した上であのスタイルを選んでいる 相田みつを ヤンキーはつっぱってるのにディズニーが大好き よなはじゅん 名古屋はええよ!やっとかめ=久しぶり
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新書というサイズなので
仕方がなかったのでしょうが
もう少し突っ込んだ
お話を聞きたかったなぁ
が どうしてもしてしまいます
個人的には
最近「建築家走る!」を読んだこともあり、
隈研吾さんとのお話が秀逸でした。
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ヤンキーという言葉であらわされるもの。気合という名の「エア資源」、バッドテイスト、そしてポエジーな表現でまたエア資源を消費(?)する。
なんといっても僕らが(誰のだ)海猫沢めろんも対談に名を連ねているし、めろん先生のあとには隈研吾が登場する。めろん先生はヤンキーとオタクのハイブリッドな実体験から生々しい語をする一方で、隈研吾はバッドテイスト建築のことを語り、また丹下健三の「美しいものは機能的である」という言葉からヤンキー思想を、そしてマンションポエムさえ語っている。僕がヤンキー嫌いなわけも再確認し、そして我が中にあるヤンキー成分にゲンナリするのである。
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「Believe your 鳥肌」「心でっかち」等々面白いフレーズ満載。『瑞穂の国の資本主義』を内容空疎な極上ポエムと言い放つ。斉藤先生は安倍が大嫌いという事がひしひしと伝わってくる。橋下はヤンキーだが、石原はヤンキーではないという指摘もわかるような、わからないような。『金八先生』はヤンキーで『鈴木先生』は非ヤンキーという比較はわかりやすい。(『いまを生きる 』はどっちなんだろ?ヤンキーかな?)
知性よりも感情を、所有よりも関係を、理論よりも現場を、分析よりも行動を。日本人のほとんどはヤンキーでそれが自民政権の支持基盤(愛国NG郷土愛OK的「左版ヤンキー2.0」の存在を指摘する与那覇氏の考えも興味深い)。但し、斉藤先生は安倍は矮小なのでファシズムにはならない(ヒトラーにはなれない)と楽観している。その指摘は間違ってないのかもしれない。が、ヤンキーが集団的パワーで暴走しはじめた時はちょっと怖いような気もする。
自分も『男はつらいよ』とか高倉健の任侠モノとか大好きだし、ヤンキー的な所も大いにあるが(そもそも映画というメディアが大衆文化でありヤンキー的なんだろうけど)、物事をヤンキーか非ヤンキーかを意識し見極めつつ、ファンタジーを現実世界に持ち込まない、適用させない理性は必要なんだろうと思う。
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対談は與那覇潤、溝口敦、デーブ・スペクターを読んだ。興味深い分析だが、ヤンキーの定義が感覚的で、しっくりしない感もある。小泉政権が用いた「B層」とどう関係するかも興味ある。
著者は、ヤンキーをバッドセンスな装いや美学と、気合や絆といった理念の下に家族や仲間を大切にするという倫理観が融合した文化と定義する。コミュニケーションが巧みで、キャラが立っている。
気合を入れれば限界を超えられるという発想は、戦争では「大和魂があれば資源がなくても勝てる」という根性主義につながった。気合で勝てるなら兵站のことなど考える必要がない。インパール作戦では、10万人の歩兵が武器や食料の補給もないまま敵地へと送り込まれ、7万人の兵士が飢えと病に倒れた。太平洋戦争での戦没者の60%は餓死者だった。家族のため、仲間のため、お国のために入れる気合いは、個人を集団主義に引き寄せる匿名的意志が潜んでいる。
気合い主義のルーツは陽明学にある。中国の宋朝以来、知性主義である朱子学の思想が科挙によるインテリ支配を支えたが、陽明学はそのアンチとして明朝の末期に台頭した(小島毅「近代日本の陽明学」)。
ヤンキー文化は、生存戦略に最適化されており、治安や秩序維持のための意義が大きく、政治的には保守に親和性が高い。思春期に芽生えた反社会性はヤンキー文化に吸収され、絆と仲間と伝統を大切にする保守として成熟する。日本では、集団的現象がしばしばヤンキー化して、反知性主義的な行動主義が支配し始める。
ポエムは、知識や論理とは無関係に依拠すべき肯定的感情をもたらしてくれるため、ヤンキーは好む。
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『どうしてみんなEXILEが好きなのか』『どこの町でもよさこいソーラン』『LINE大人気とスクールカースト』『ラーメン屋は作務衣でポエム』『地元LOVE、母性、ファンシー。コミュ力、保守志向、現実的ー。』
そう、これらは帯紙に書かれている宣伝文句。分かる。非常に分かる。ただ『浜崎あゆみ』が入ってないぞ、まだまだヤンキーが分かってないなあこの筆者。
筆者曰く、ヤンキーとはバッドセンスな装いや美学と、「気合い」や「絆」といった理念のもと、家族や仲間を大切にするという一種の倫理観とかアマルガム的に融合したひとつの“文化”であると。
分かる。非常に分かりやすい。ヤンキーは『絆』好きだよなあ、地元のお祭りも大好きだし、ただこの点については『マイルドヤンキー』と言う言葉を生んだ原田曜平氏著『ヤンキー経済学』の方が面白い。こんな感じの軽いヤンキーdisり本を期待してたんですが、何ですかこの筆者様。イデオロギー臭プンプンで、全ては安倍総理が悪いらしいです。本当にありがとうございました。
私が思うヤンキーとはセンスなんですよ、センス。このセンスをもっと深く探求して欲しかったなあ。手首や首に数珠してるオッサンゴルファーのヤンキー指数の高さ、40過ぎて時間が止まったような茶髪、最高の親友!とか言ってSNSで一緒に呑んでる写真をアップする偏差値低めの奴とか、期待したのはそこなんですよ!安西先生!!自民党批判はどうでもいいです。
とは言え、基本各著名人とのヤンキーをテーマにした対談で、タイトルとズレは有りながら面白く読めた本ではないでしょうか。
結構勉強になる事も有りましたし、まあ、そんな本としてはいいんじゃないでしょうか。
左巻きの人にはお勧めです。