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銀の魔物の契り
著者 著者:初津 輪 , イラスト:森原 八鹿
乱暴な人間たちを嫌い平和を好む魔物の村の主・銀芳は、ある日、村に迷い込んだ人間・冬星と出会う。魔物と聞いて脅える冬星に陰湿な気持ちが膨らんだ銀芳は、人間を貶めてやろうと命...
銀の魔物の契り
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銀の魔物の契り (B-PRINCE文庫)
商品説明
乱暴な人間たちを嫌い平和を好む魔物の村の主・銀芳は、ある日、村に迷い込んだ人間・冬星と出会う。魔物と聞いて脅える冬星に陰湿な気持ちが膨らんだ銀芳は、人間を貶めてやろうと命と引き換えに服従を誓わせ夜伽を命じた。香を炊かれ、訳もわからず銀芳を抱いてしまう冬星。脅迫によって始まった二人の関係だったが、銀芳は冬星の実直な姿に自分の行いを悔やみはじめ……。
魔物と人間の下剋上中華ラブロマンスv
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中華風ファンタジーで主従関係愛に萌え
2015/09/23 00:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖の主、美しい銀芳(受け)と、友を助けて自分を犠牲にする覚悟で妖の村に囚われの身になった人間、冬星(攻め)のラブストーリーです。
過去の恨みから人間嫌いの銀芳と、自分の村を滅ぼすと脅されて言いなりになることに決めた冬星の間にはギスギスした主従関係で始まります。
そんな中で銀芳は冬星に夜伽も命じて関係だけが深まりますが、冷ややかな関係です。
しかし冬星の生真面目な態度や、銀芳の背負っている責任の重さなどが、いくつかの事件を経て二人の気持ちを変えていきます。
ただ銀芳が妖の長なくらいなので超ツンデレキャラで、
冬星も寡黙で実直なキャラなので、
互いに恋愛感情がありそうで中々両者、相手がよもや自分を好きかもとは夢にも思わず、気持ちが伝わらない感じです。
とくに意地っ張りな銀芳は自分の気持ちもままならず、
読んでいて焦れったい関係のままやがて妖の村を揺るがす大きな事件が起こります。
終始、妖の村が舞台で人間は冬星しか登場しないようなものです。
焦れったい主従関係が最後に無事くっつくところが美味しかったです。