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コーヒーを自分で淹れてみたくなる
2015/10/17 23:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一話完結のお話で読みやすいです。絵は人を選ぶかもしれません。
コーヒーが絡んだやや非日常的なテーマが多いですが、どこか懐かしい雰囲気も感じます。
自分も素敵な体験を求めて、コーヒーを淹れてみたくなります。
ほっこりしたい人にはおすすめです。
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タイトルはボブ・ディランの同名曲から。カップ一杯のコーヒーのような、甘いけれど少しほろ苦い物語集。温かさを感じさせる懐かしいタッチの絵と、ちょっと切ないストーリーに、胸が締めつけられる。「『明日』に旅立つその前に、一杯の温かいコーヒーとささやかなロマンを」という帯コピーも好き。
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「生活の中にコーヒーがある」人々の漫画。何気なく、そして当たり前のように主人公の傍らにコーヒーが登場する。普段コーヒーなんかを好んで飲まない私の心も揺るがせてしまうくらい、美味そうなコーヒーがたくさん出てきます。確実にコーヒー人口を増やしていると思われる一冊。
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なんといってもコーヒーを飲みたくなる一冊。
コーヒーとカタカナで書いてあるがこれは珈琲であってcoffeeである。
前川つかさの名著「大東京ビンボー生活マニュアル」と並んで、現代の日本におけるブルースの雰囲気をリアルに伝える漫画だと思います。
どのエピソードも素晴らしいのだが、『ヒコおじさん』というエピソードの科白「ヒコおじさん、あんたが誰で、俺の何であってもかまわない〜いま、あえたらなあ、あの頃のあんたの部屋とそっくりな俺の部屋で、今度は俺がコーヒーを淹れて、あんたとディランの話ができるのにー」というのが好きです。(ものすごくはしょっていますが)
BOOK OFFで買ったので全く作者に還元できないのが口惜しいですが、BOOK OFFで出会っていなかったら読めなかった本です。
間もなく(2006.4.26)2巻が出るらしいので楽しみです。
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05-12-15
「君とよくこの店に 来たものさ
わけもなく お茶を飲み話したよ
学生でにぎやかな この店の
片隅で聴いていた ボブ・ディラン」
このフレーズがすぐわかる人は、40歳代半ば以上の方でしょうか。’72年にブレイクしたガロの「学生街の喫茶店」です。コーヒー、喫茶店と聞くと、この詩をすぐに連想してしまいます。「コーヒーもう一杯」の作者もボブ・ディアランが好きなそんな一人です。
マンガに登場する人物は、毎回変わり、人生の一カットが描かれます。友人の家にコーヒーを飲みにやってくる人、喫茶店にコーヒーを飲みにやってくる人、人生にコーヒーがある風景、不思議な喫茶店。短編ですが、読んでいると、それぞれの話の登場人物に、気持ちが引き込まれます。失恋のせつない話でも、最後の場面で希望が見えるように描かれています。ですから、読んだ後は、ホッとしたり、思わずニコリとしたり、すがすがしい気持ちになったりすることができます。また、絵も、版画調で黒を基調とした暖かい感じです。
ついこの前までは、専門店でコーヒー豆を買って、家の電動ミルで豆をひき、ペーパーでドリップしてコーヒーを飲んでいました。でも今は、通販のドリップバックで飲んでいます。なぜかといえば、豆をひいたり、ドリップするのがちょっとめんどくさくなったということ、いろいろな種類のコーヒーを飲みたいということからです。でも、このコミックを読んで、久々に豆をひいて、ドリップしてみようと思いました (^_^) 。
http://d.hatena.ne.jp/ote/20051215
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一杯のコーヒーを巡る、儚く切ない、それでいて心優しい物語集。
『明日』に旅立つその前に、一杯のコーヒーでも。
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行きつけの喫茶店においてあるコーヒー漫画。しみじみ、染みる!!コーヒーにまつわる、ちょっとノスタルジィなショートストーリー
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コーヒーにまつわるマンガのシュート・ショート。
(連作ではなく、一話ずつの短編)
短編12話に加えて、
Coffee Break(エッセイ)が5話。
山川氏の画には、好き嫌いがあるかもしれない。
でも、読んでいくうちに引き込まれ…
時間の経過をの〜んびり感じながら、
ストーリーや画によって、まったりとした、
コーヒーブレイクを楽しめます。 \(⌒∀⌒)/
全体的に、懐かしいような、寂しいような、
じんわり暖まるような そうですね…
心で感じる 心で読んでいるような(?)
何とも言い表し難い作品でした。(^^;
流れる時間と空気が、現実からふっと離れさせてくれる・・・。
短編ですから、一つ一つはほんの少しの間なのに、
まるで一眠りしたかのように、心が落ち着いた。
物語の奥が深くて、後から後からジンワリ。(゚ーÅ) ホロリ
読みながら、コーヒーを飲み続け・・・・・・
読後は余韻に浸りながら、飲み続け…・・・。
いつものお安いコーヒー豆が、
なぜか高級ブルマンの味に変わっている錯覚を。 アハハ
とにかく、コーヒー好きには、もってこいの作品。
コーヒーは好きでも嫌いでも・・どちらでもない人は、
きっと…好きになってしまうかも。 (^▽^)
個人的に…
「夜の子供たち」の主人公が歌う♪
♬♫♬♫ 夜寝ない子のともだちは 星と猫とお月様 ♬♫♬♫
♬♫♬♫ 夜寝ない子が怖いのは 風とカーテン時計の音 ♬♫♬♫
に、ジーンときました(苦笑)
そう言えば、まえがきのような一文に
著者がボブ・ディランを愛していることが、記述されていた。
本書のタイトルもボブ・ディランの曲目だそうです。
ボブ・ディラン… ボブ・ディラン…
ボブ・ディラン・・・ !!!
閃いたわ!
山川氏!伊坂氏と熱く、語れるのではないかしら〜! ね?!
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なんだかほろ苦い珈琲のような大人の漫画です。
あたたかさと同時に苦味もあります。
しみじみしながらどこかセンチメンタルにチクチクもします。
線のタッチも独特です。
喫茶店の珈琲が飲みたくなりました。
珈琲と一緒に読みたくなる本です。
あとからじわじわときます。
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最近の漫画なんて思えません。
ありきたりだけど
ちょっと優しく、ちょっと苦い
あぁ・・あったなぁそんな事もなんて
思ったり。
サイコーです。
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「明日に旅立つその前に、一杯の温かいコーヒーとロマンを。」
人生は時に苦くて、時に甘い。その味は、人生を教え、人生を癒す。
生活には温かいぬくもりが必要だ。一杯のコーヒーは何より温かい。
女、酒、賭け事。孤独に寄り添う娯楽に馴染めない小心者のわたしへ。
そして、人生の苦さを知る全ての人に送る、珠玉のコーヒーストーリー。
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コーヒーをテーマにしたマンガ連作集。
山川直人のマンガは、ゆっくりちびちびと読みたい。読み終わるのが惜しい。
とても穏やかな気分になる。
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コーヒーをアイテムに人の生活の叙事詩描くといったら大げさか。
おいしいコーヒーがこの世に存在することありがたさを感じます。
全五巻で後半ほど漫画のネームを漫画にしようと感じるのが残念もっと退屈な話を揃えても良かったと思う。
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何より、本当に個性的な絵に魅入られる。
そして、そこに展開されるストーリーは、日常的であったり非日常的だったり、理不尽もあれば王道もある。
職人技、と言いたい。
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漫画界を放浪する吟遊詩人、山川直人さん。今晩も日本の何処かで起きていそうなシチュエーションとちょっと香る懐かしさと悲哀。理想を追うだけでなく、多少シニカルに現実をしっかり見据えた上で紡がれる物語の後味は驚く程に爽やか。