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コンニャク屋漂流記
著者 星野博美 (著)
わたしは一体、どこから来たのだろう? 著者自身の先祖は江戸時代、紀州から房総半島へ渡った漁師で、なぜか「コンニャク屋」という屋号で呼ばれていた。祖父が遺した手記を手がかり...
コンニャク屋漂流記
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コンニャク屋漂流記 (文春文庫)
商品説明
わたしは一体、どこから来たのだろう? 著者自身の先祖は江戸時代、紀州から房総半島へ渡った漁師で、なぜか「コンニャク屋」という屋号で呼ばれていた。祖父が遺した手記を手がかりに、五反田から千葉、和歌山へ、時空を超えたルーツ探しの珍道中が始まる。体内に流れる漁師の血を再確認しつつ、家族や血族の意味を静かに問い直す、感動のノンフィクション作品。各紙誌絶賛、読売文学賞、いける本大賞ダブル受賞の傑作!
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紙の本
コンニャク屋一族の話がおもしろい
2019/06/30 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンニャク屋さん(おでん屋さん)が各地を転々とする話ではなくて、和歌山の漁師が外房でなぜ漁師になったのかというルーツ探しの話、作者の祖父・量太郎、親類の量治、巌、栄一などのコンニャク屋一族の話がおもしろい、作者の母・良子のとぼけた味にも魅力がある。なかでも巌さんという人はあこがれすら感じる、といってもああいう生き方はできないが地元の人間としては、「湯浅は必死に往年の景観をとどめようとしているが、広川は意図せずともそのまま保存されているような感じがする」という感想がなるほどそう見えますかとニヤッとする。加太に関する描写もおもしろく、加太の有名人が登場したりする。