真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―(新潮文庫)
著者 本多孝好 (著)
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のか...
真夜中の五分前―five minutes to tomorrow side-A―(新潮文庫)
商品説明
少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。
著者紹介
本多孝好 (著)
- 略歴
- 1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞。ほかの著書に「真夜中の五分前」など。
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違和感
2016/07/06 12:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carin - この投稿者のレビュー一覧を見る
たった5分なのに、主人公の住む世界が全然違って、周りとの違和感がリアルに感じられました。その世界に徐々にカノジョが入りこんでいくのが、じんわり心に響きました。
こんなに薄いのに二冊ってなんだよ…って思ってました。
2013/07/29 07:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Lea - この投稿者のレビュー一覧を見る
side-Bに続く表紙の如く明るいENDを迎える小説です。やはり二部構成(というより二冊構成)にしているのには意味があったんですね。。
なのでこれを読み終えた後、直ぐにside-Bに入ったり、Bから読み始めるのは個人的にはあまりオススメできません。物語の内容を忘れない程度に間をあけてから読んで見て下さい!
時計の針が動き始める
2020/08/28 21:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなった恋人を忘れられずに、5分だけ遅れた世界を生きる主人公が切ないです。美しき双子の片割れとの出会いから、6年間の遅れを取り戻していくラストが感動的でした。