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漱石人生論集

著者 夏目漱石 (著)

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漱石人生論集

税込 880 8pt

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「小生は何をしても自分は自分流にするのが自分に対する義務であり且つ天と親とに対する義務だと思います。天と親がコンナ人間を生みつけた以上はコンナ人間で生きて居れと云う意味より外に解釈しようがない」(書簡より)屈指の漱石の読み手である出久根達郎が、厭世家ではあるが決して人生を悲観しない漱石の生き方の真髄を全集の中から選んで編集した、今に新しい人生論集。

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紙の本

「愚見数則」という7ページほどの漱石の文。

2009/01/21 04:43

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田浦海岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

すべては読みませんが、私に驚きだったのは、夏目漱石の「愚見数則」。
明治28年の愛媛県尋常中学校『保恵会雑誌』に載ったものだそうです。
この文は、講談社学芸文庫の「漱石人生論集」の最初に載せてありました。
この文庫は、解説が出久根達郎。文庫の年譜を見ると、
「愚見数則」は漱石29歳の時のもの。
年譜を省略してたどると、
明治26年7月帝国大学文科大学を卒業し帝国大学大学院に入学する。
10月高等師範学校英語嘱託になる。
明治27年。この年、神経衰弱の症状が著しい。
明治28年。一月頃、『ジャパン・メール』の記者に応募、不採用になる。
三月、高等師範学校を辞して、四月、愛媛県尋常中学校の教員として赴任。
この年、日清戦争の従軍から帰った子規が漱石の下宿に同宿、子規を中心として、松山の俳人たちとの交遊が盛んとなる。
この「愚見数則」には、きちんと前口上がついておりました。
それを引用しないと雰囲気が伝わらない。まずはそれを引用しましょう。

「理事来って何か論説を書けと云う、余この頃脳中払底、諸子に示すべき事なし。しかし是非に書けとならば仕方なし、何か書くべし。但し御世辞は嫌ひなり、・・・
思ひ出す事をそのまま書き連ぬる故、箇条書の如くにて少しも面白かるまじ。但し文章は飴細工の如きものなり。延ばせばいくらでも延る、その代りに正味は減るものと知るべし。」

本文は途中から引用します。

「 ・・・己れの非を謝するの勇気はこれを遂げんとするの勇気に百倍す。
孤疑する勿(なか)れ。
躊躇する勿れ。
驀地に進め。
一度び卑怯未練の癖をつければ容易に去りがたし。
墨を磨して一方に偏する時は、なかなか平にならぬものなり。
物は最初が肝要と心得よ。
善人ばかりと思ふ勿れ。腹の立つ事多し。
悪人のみと定むる勿れ。心安き事なし。
・・・・・・
小智を用る勿れ。
権謀を逞ふする勿れ。
二点の間の最捷径は直線と知れ。
・・・・
馬鹿は百人寄つても馬鹿なり。
味方が大勢なる故、己れの方が智慧ありと思ふは、了見違ひなり。
牛は牛伴れ、馬は馬連れと申す。
味方の多きは、時としてその馬鹿なるを証明しつつあることあり。
これほど片腹痛きことなし。
・・・・・
損徳と善悪とを混ずる勿れ。
軽薄と淡泊を混ずる勿れ。
真率と浮跳とを混ずる勿れ。
温厚と怯懦とを混ずる勿れ。
磊落と粗暴とを混ずる勿れ。
機に臨み変に応じて、種々の性質を見はせ。
一あつてニなき者は、上資にあらず。
・・・・・・
命に安んずるものは君子なり。
命を覆すものは豪傑なり。
命を怨む者は婦女なり。
命を免れんとするものは小人なり。
理想を高くせよ。敢て野心を大ならしめよとはいはず。
理想なきものの言語動作を見よ、醜陋の極なり。
理想低き者の挙止容儀を観よ、美なる所なし。
理想は見識より出づ、見識は学問より生ず。
学問をして人間が上等にならぬ位なら、初から無学でゐる方がよし。
欺いて悪事をなす勿れ。その愚を示す。
喰わされて不善を行ふ勿れ。それ陋を証す。
黙々たるが故に、訥弁と思う勿れ。
拱手するが故に、両腕なしと思ふ勿れ。
笑ふが故に、癇癪なしと思ふ勿れ。
名聞に頓着せざるが故に、聾と思ふ勿れ。
食を択ばざるが故に、口なしと思ふ勿れ。
怒るが故に、忍耐なしと思ふ勿れ。
・・・・・・                   」

え~と、リズミカルな箇所を引用してみました。
ここから、話題をかえてみます。

鶴見俊輔著「悼詞」(SURE)。
鶴見和子著「女学生」(はる書房)。
この二冊。姉弟の二人の本なのですが、
「悼詞」には、姉・鶴見和子への追悼文が載っており。
「女学生」には、弟・俊輔を語った文が載っております。
「女学生」に載った文。
そこからの、引用。姉が弟を語っている中に留学の際の様子がでてきます。
その、すこし前から

「母はサムライ気質で、長男は立派に育てあげなければ、『ご先祖さまに申訳がない』という強烈な責任感を持っていた。立派に、というのは、決して、立身出世を願ったのではない。『正しい人になる』ということであった。ひとのお世話になったり、ひとに迷惑をかけたりせず、自分で自分の始末のできる人になるように、という、まことにつつましい、しかし最もきびしい価値基準をもって、弟の日常茶飯の小さな行いにいたるまで苛酷に糾弾した。・・・・わたしが、弟と喧嘩するゆとりが全くないほどに、母は弟を攻めたてた。・・・・1942年12月7日、日米開戦の日、俊輔はハーヴァード大学に学び、わたしはコロンビア大学で勉強していた。ボストンでFBIに拘束され、訊問に答えて、クロポトキンの倫理哲学を滔々としゃべったために『アナキスト』というレッテルをはられて、留置場に入れられた。ニューヨークのわたしは、一週間の外出禁止があっただけで、FBIの訪問はうけなかった。そこで、わたしは、俊輔の荷物を整理するために、かれの下宿にいって驚いた。屋根裏部屋の一室には、天井と壁一面に、張紙がしてあった。はっきり覚えていないのだが、すべて、自己に対する戒律のことばが書かれていたのである。その時すでに病気になっていたらしく、毎日、大瓶の牛乳をのんで、必死の勉強をしていたことがわかる。張紙の戒律は、母の訓戒の内面化であったかもしれない。」

夏目漱石の「愚見数則」の中の「勿れ」から、
鶴見俊輔の「張紙の戒律」を思い浮かべたのでした。
それにしても、「天井と壁一面」の張紙には、どのような言葉が書かれていたのでしょう。

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