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とまどい本能寺の変
著者 岩井三四二
天正十年(一五八二)六月、本能寺の変勃発! 天下にあと一歩まで迫っていた織田信長死す! これはピンチか、はたまたチャンスか!? この驚天動地の事態に、息子・織田信孝は誰に...
とまどい本能寺の変
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とまどい本能寺の変
商品説明
天正十年(一五八二)六月、本能寺の変勃発! 天下にあと一歩まで迫っていた織田信長死す! これはピンチか、はたまたチャンスか!?
この驚天動地の事態に、息子・織田信孝は誰につこうか右往左往し(「最後の忠臣」)、家臣・滝川一益はかつて褒美として関東の領地より茶道具を選んでおかなかった決断を後悔し(「関東か小なすびか」)、敵将・安国寺恵瓊は秀吉と和睦を結んだ後で真相を知って歯ぎしりし(「南の山に雲が起これば」)、側室・おなべは誰も安土城を守ろうとする者がいない中、懸命に声を張り上げた(「信長を送る」)。
思わぬ事態に接した時ほど、人間の本性は出てしまうもの。あなたに似た人物もどこかに出てくるかも。信長の死によって運命を変えられ、大きな岐路を前にとまどう男たち、女たちを温かく(?)描いた、共感たっぷりの連作短編集。
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紙の本
トホホ風味の多彩な視点。
2016/03/09 18:36
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩井氏の描く人間味というのは、どうも人間としての弱さにあるらしい。
それが十全に発揮された短編集。
「決戦!本能寺の変」という多彩な作家によるアンソロジーを事前に読んでいたが、まったく見劣りがしない。
それに加えて、なんともとぼけたおかしみを感じる。