紙の本
ロジックで説得力のある内容
2013/10/05 20:47
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブ-ニ- - この投稿者のレビュー一覧を見る
大前氏のロジックと説得力にはいつも驚嘆する。内容も極めて明快だ。理科系出身でここまで幅広くかつ極めた人は他にいないのではないか。。それにしても、大前氏の本を読むたびに、自己啓発の意思が増幅され鼓舞される。傍らにおいて、いつでも読み返したい本だ。
紙の本
なんとなく元気が出る読後感...カラ元気かもしれないけど。
2020/10/23 14:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店のビジネス書の棚には、マッキンゼー出身者の著作が大挙してある昨今。そのマッキンゼーの日本支社長をつとめ、彼らの親分みたいな大前さんの著作は、いまもって、時代の先端を行っている気がする。「仕事がなくなる」時代は「自分で仕事を創る」チャンスだというコトバを胸に刻もう。
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テーマも著者も非常に興味をそそり、Amazonで発注。
一人一人がきちんと稼げるようにならないとというある意味当たり前のことが書かれていたけれども、当たり前のことに実は高い価値があると思う。
人事DBに載せられるべきことが叙述的なこと、というのと、経営コンサルティングがつまらない仕事になっているという二点は、気づきの多い部分でした。
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本屋でさらっと立ち読み。
経営コンサルティングの仕事が面白くなくなっている(→優秀な人は自ら起業等)などは一部納得。
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今の閉塞した日本に必要なのは、まさしくこの意識だと思う。
甘えた危機感のない日本に一石を投じる一冊。
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会社人生の3フェーズ①受命・拝命②管理職経験X3③スタートニュー・ターンアラウンド・ドウモアベター
新プレゼン2割:共通理解の確認、4割:自分の新しい視点、4割:Q&A
の二つは新しい考え方。
特に会社人生2ndフェーズ終盤になった自分はそろそろ新しい仕込みをしようかななどと思った。
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マッキンゼー組が書いた本は、誰の本を読んでもほぼ同じロジックで構成されており、会社の教育がすさまじいいと実感する。
<以下読書メモ>
・個人の力が大事。平均の仕事をしていたらだめ。
・ストーリーを語り自分に名札をつけれる人は値札もすぐつく。もっとも大切なのはたった一つの物語。プレゼンで大事なのは何を達成したいか。
・本当に使える人事データベース。
・日本の場合は人のスキルによって仕事の幅が延び縮みする。
(アメリカ式では仕事の定義がはっきりしている)
・ハードスキル(専門スキル)とソフトスキル(交渉術など)のバランス。
歳をとればソフトスキル中心になる。
・価値(value)を出すことが大事。
・時間ではなくて仕事で縛れ。仕事を定義しろ。
・最終フェーズでは
①新しい事業を立ち上げる
②だめな事業を立て直す
③うまくいっている中核事業を伸ばす
の3つのスキルのうちの適正がある。全部は無理。
・年齢+勤続年齢=75歳で定年にしろ。第二の人生を歩め。
・英語はEQ(心の知能指数)が大事。英語にも婉曲な表現はある。
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•海外事業では、エリア毎ではなく国毎にマネージャーを置かないとうまく回らない。
•大塚製薬、東洋水産等過去の事例では、一人のキーパーソンが長期で滞在し土着化することで成果を挙げている。これには最低でも15年はかかる。
・上司から言われたAに自分のやり方、新しい仕事Bをこなして初めて価値が出る
・グローバル人材にはハードとスキル、両方のスキルが求められる。どちらか一方が欠けてもいけない。ハードは会計、財務、マーケティング、統計学等ビジネスで必要とされる道具で、ソフトは英語ができる前提で国籍の異なる人ともコミュニケーションをとりビジネスを進めていくスキルである。こうしたスキルは会社で普通に働いているだけでは十分に身につかず、アフター6や休日に時間を割く必要がある。
・ディーエヌエーの南波さんはハーバードビジネススクールでの生活を、マッキンゼーに比べたら易しくてバケーションのようだったと話している。
・具体的にどんな仕事ができるか。人にできないことをできるか。
・本来ホワイトカラーは定型業務に時間を割くのではなく、企画のような否定型業務に時間を割き成果を出さないと高い給料に見合わない。
・全く新しい事業を立ち上げる。ダメな事業を立て直す。うまくいっている会社の中核事業をさらに伸ばす。
・他の人にできない仕事は、スポーツ選手のように個人レッスンでの特訓が必須である。
・プレゼンで大切なのは、プレゼンの結果何を達成したいか。達成の為のストーリーの構築である。
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米国は産業構造を転換し新しい産業を創出している。欧州は途上国に投資してそのリターンで食べていく国になっている。では日本は何で食ってくのかと、政治、企業経営、そして教育について、お馴染みの大前節を唸る一冊。
氏の著書を何冊か読んでいると、取り立てて新鮮味は無い。だがしかし、モバイル、クラウドそしてEVなど新しいテクノロジーを踏まえて論じる大前氏、70を越えても毎日勉強していると語るその姿勢に頭が下がります。
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大前氏が現代の仕事とはどういうものか、どういうスタンスで臨むべきものかについて述べた一冊。
印象としては、申し訳ないが「もはや錆びついた書き手」という感が拭えない。もう大前氏が言う事に特に新鮮味も無いし、最近目立つのが「私はこれだけの人財を育てたor育てている」という自己アピール。
この御年でアピールが必要だろうか、という疑問もあるが、詐欺的スマホゲームで利益を上げているだけのDenaの南場氏を褒め称えるのには白けざるを得なかった。利益を上げられる人=良い人、本当にそうですか?
改めて買うような魅力もないし、もう過去の人として決別して良いと個人的には感じた一冊だった。
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日本の基盤産業が揺らぎ、海外の人材が流入し、若者はがむしゃらに働くことを望まない。日本はどこへ向かっていて、この時代に生きていくために必要な力は何なのかを説く。
大前さんの本は初めて。視野の広さ、物事の見方を思い知った。民主党政権は日本に何をもたらしたのか、なぜ日本には優れたリーダーが生まれないのか。事実を報じられる角度のままに受け入れがちだったけれど、もう少しいろいろな視点から見るようにしなくてはと思わされた。
最も印象に残ったのは、「仕事の再定義」。たしかに定義を共有しないまま、なんとなくで進んでいくのは日本の特性なのかもしれない。この時代だからという以前に、ビジネスに携わる者として、その姿勢は忘れないようにしたい。
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企業もアラブの春状態という。強力なTOPが去った後は、混沌とする。上に立てば、立つほど、システムを通して人を動かすことを考えないといけない。
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成功している人の特徴は何か。人と違うアクションをおこすことだと思う。大前氏のこの本にも、分析と論理の上に大胆なアイデアが描かれている。大前氏の優れた点の一つに、既存の制度や事実に縛られず、大胆に思えてもアイデアを描き、それを着実に実行してきたことが挙げられるのではないだろうか。
もう一点、勉強の重要性を改めて感じた。特に、技術関連の勉強が全く足りていないことは改めて思い出した。
また、最近色々な本を読んで思ってきたのが、どうやらビジネスには頭の良さや知識を多さなどだけではなく、人間性といったものが重要なようである。部下にどうやる気を出してもらうか、関係者にどう信用し理解してもらうかといった問題に対し、どうアプローチするのか、それは正解がある問題ではなく、自分のスタイルが必要なものであり、自分という人間性自体を磨いていく必要がある。
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「稼ぐ力」が問われる時代。当たり前かと思っていたら、実はそうではないというのが日本企業。上司が言うこと、先輩がやってきたことをそのまま同じようにやれば給料がもらえるという、今の50歳前後の人達が持っている固定観念と自分はできるという妄想を打破すべし。その為には、語学、金融、ITという3つのスキル、当たり前になるViberなどのツール、様々な日本固有の技術自体がコモディティ化(アプリ化)しているトレンドを理解するアンテナ、グローバル化にともなったコミュニケーションスキルなど。ソフトとハードスキルをしっかり身につけることが大事だ。もう一つ新たな指摘だと思ったのは、日本のホワイトカラーは仕事の定義ができないということである。そもそも我々が20世紀型の場所と時間を縛るマネジメントを強いられている原因は、間接業務が曖昧でアウトソースできず、高給取りがみんなでこうした付加価値の低い作業をしているからで、会議なども「これは非常に難しい問題で」で始まり「軽々に結論付けられない」で終わってしまうことにある。例えば意味の無い会議が多いのも、何をすればいくらもらえるかということが非常に曖昧で、出来ない人は仕事をやっている風を装う必要があるという面白い状況にあるからだ。あまりにも意識が低いと、こうしたことさえ考えなくなるだろうね。若い時には一生懸命走ることで上司の仕事の分担をしているイメージだが、これが仕事の定義として付加価値に焦点が当たり始めると、とたんに付加価値が無くなる。スキルを使って、新しい事や進んだ何かを探さなくてはならない。大前氏は、日に500本以上のニュースをインプットして、それがどんな意味を持つのか考えることに時間を割く。ニュースを追うことでトレンドも理解できているし、そこから何が起きるのか、原因は何なのか等をまっすぐに持っていて、特に大きく数字でしっかり頭に入っているのは凄いと思う。自身が持つ考え方に、大きな変化をもたらした人だ。
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辛辣ながら、的を得ている、というのが最初の印象。
ビジネスの世界や仕事の現場での、漠然と感じていたことを明確に示してくれた気がした。
日本企業が、現在、何に苦しんでおり、その原因は何なのか、結局は経営者も含めた人材であり、それを育成していく教育システムにまで言及している。
このように書くと、ただの精神論が述べているだけのように聞こえるかもしれないが、どれも具体的な実例を企業名を挙げて解説してあるだけに説得力がある。また個人的に身の回りでも感じるところが多いため、これまた説得力を感じる。
「人の数だけ仕事が増える」、「本社部門がやるべき仕事の定義をしなおせ」、「ハードスキルとソフトスキル」、「余人を持って変えがたい管理職がいない」、「商品ではなく「機能」の選択と集中を図れ」、等、印象に残った内容が多かった。
結局は、人材であり、その個人が持つ大志であり、それを育成し、持ち上げる教育なりシステムであるといったところか。
タイトルだけ見ると、ありがちな自己啓発的な書籍に思えるかもしれないが、そういうレベルではなく、もっと上位から警鐘を鳴らしている内容になっている。大前氏だから当然か。
最後になるが、ちょっと鼻についた点をいくつか。まずは色々な企業のやり方や失敗点を挙げているが(これはこれで主張は必要であるが・・・)、是非、挙げられた方々の反論も聞いてみたいと感じた。公正な判断をするためにも。
もう一点は、大前氏のビジネスブレークスルー大学院の自慢が多い点も気になった。当然、彼の考え方を反映した内容になっているので、主張すべきカリキュラム、構成にはなっているのではあろうが・・・