星がひとつほしいとの祈り
著者 原田マハ (著)
時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣い...
星がひとつほしいとの祈り
09/23まで通常528円
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商品説明
時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。
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また泣かされちゃった、マハさんに。
2015/11/18 18:17
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
盲いた老婆按摩の幻想的な思い出話の表題「星がひとつほしいとの祈り」に呼ばれた。華族のお姫様が時代に翻弄され、按摩として人生を歩む。けれど転落への詳細は謎。そういう謎めいている部分が非常にいい。「斉唱」の佐渡弁。「夜明けまで」の大分弁。「長良川」の岐阜弁、そして「沈下橋」の土佐弁。みごとに方言を使い分け物語を書き上げているマハさんって一体。方言を活かすことによって、読み手のわたしも容易にその地へ飛ぶことができる。秋田弁の「寄り道」には馴染みの二人が。にくい演出!どのお話も最後はほろり。また泣かされちゃった。
星がひとつ欲しいとの祈り
2019/11/22 20:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性が主人公の短編集。とくに、「星がひとつ欲しいとの祈り」に圧倒されました。短編なのにとても濃い内容です。
感涙、必至
2018/07/23 17:03
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゴジラ世代 - この投稿者のレビュー一覧を見る
また泣かされてしまった!
しかし今までの温かい涙というよりは切ない涙かもしれない。
それでも、作品の中の力強さをとても感じる作品になっている。
短編集それぞれの構成も素晴らしい!
祈りが伝わる
2017/01/15 22:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムジクムジカミュージック - この投稿者のレビュー一覧を見る
こちら短編集です。はじめはウォーミングアップ。しかしタイトルの作品にきたとたん、ぐっと引き込まれます。不思議なお話の中に、一人の女性の人生がつまっていて、涙があふれてしまいました。原田さんの本を涙なしに読めたことがあまりないのですが、こちらの本は爽やかな涙というより、切ない涙。祈りという言葉に込められた思いを感じます。
星がひとつほしいとの祈り
2021/02/08 09:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
初読み作家 原田マハさん
主人公は皆 自分なりに一生懸命生きているのに
なかなか「普通」の幸せに届かないのが切ない。
だけどそもそも普通の幸せ、人並みの幸せって何?
・・・と考えさせられる短編集でした
優しくつよく
2022/06/23 22:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。
マハさんの人に対する目線が優しい。
そして、物語の中の人たちの、生きていくつよさに心を動かされる。
出会う縁があり、それに気づき、大切にできるステキさを思う。
女性たちが生きている7つの物語
2015/04/04 22:15
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作をはじめ、7つの物語が収められている。
どの作品も、著者のセンスが光るものばかりであるが、
私が特に強く良いと感じたのが、「夜明けまで」と
表題作の「星がひとつほしいとの祈り」だ。
「夜明けまで」では、最後に骨になって一緒になるという、
固い想い。絆が余りにも眩しくて見ていられないほどだし、
表題作では、時代に翻弄されてもなお、生きる老女の強さ。
そして、その強さはどこかから来るのか。
それは、愛する人との想いが通いあったこと・・・
どの作品も、女性たちが生きている。
切なく、さみしく、悲しくもあるが、
いくらか前を向いている。また、時には力強くもあるのだ。
どこか懐かしい
2024/05/22 08:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和の頃に放送されていた一時間ドラマを観るような、どこか懐かしい感じがしました。人がどういうことで泣くかは、そうそう変わらないのでしょう。