- 販売開始日: 2014/06/20
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900731-6
ラブレター 神様も知らない3
著者 高遠琉加 (著)
美貌の青年社長・佐季(さき)の周囲で起きた数々の不審死――。13年前から幼い佐季が重ねた犯罪が、徐々に明るみになり始める。そんな佐季と強い絆で結ばれつつ、人目を忍び隠れた...
ラブレター 神様も知らない3
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商品説明
美貌の青年社長・佐季(さき)の周囲で起きた数々の不審死――。13年前から幼い佐季が重ねた犯罪が、徐々に明るみになり始める。そんな佐季と強い絆で結ばれつつ、人目を忍び隠れた共犯者として生きてきた司(つかさ)。けれど刑事の慧介(けいすけ)と共に青空の下を歩きたいと願う今、もう協力はできない……。永い執着と新しい愛の狭間で司の取った選択とは!? 罪を犯した青年と愛ゆえに追い詰める刑事との恋の終着点!! ※電子版には、紙版に収録されている挿絵は収録されていません。
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最初で最後のラブレター
2022/06/25 18:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだか空しい
刑事は犬のように犯人を追い詰める。
でも流が仕掛けた煽りは、麻薬中毒者を最悪な暴走に追い立ててしまう。
追い詰められて、ついに糸が切れるように壊れて、みんな血を流す。
以下、ネタバレです。------
「早く捕まえてやれば、救えたんだろうか?」
それより、最初の罪を犯す前に、佐希を施設に保護していたら、
犯罪に手を染めずに、済んだんじゃないかと思う。
喫茶店のおばさんが、ネグレクトに気付いていたなら、佐希を保護していたら、違う展開になっていたはず。 小説を面白くするためとは言え、ネジくれている。
佐希が置いたメモは、佐希の本心の告白。
あれを遺された司が、ジューンベリーを見る都度に思いだすだろうと思うと切ない。
生き残るっていうのは、
想いを抱えながら死を待つ、残酷な罰のようだと思った。
シリーズ完結編
2016/03/31 19:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻の引きが、めっちゃハラハラするところで、ぶちっと切られたので、
そのまま3巻も一気読み。
「神様も知らない」シリーズ、完結編です。
2巻は主に13年前の過去編でしたが、
3巻は、司視点で4年前の過去がちょっと挟まれる以外は
ほとんど現在の時間軸で話は進み、クライマックスに向けて
今までの謎がどんどん明かされ、物語が収斂していきます。
この巻を読んだら、
思っていたよりずっと、佐季と司は罪を重ねてました…。
もう泥沼です。
これ、絶対幸せになれないよ…。
1巻は慧介と司の交互視点、
2巻の過去編は、流視点と佐季視点、ときて
とうとう3巻は、司、慧介、佐季、流の四人の視点が章ごとに切り替わる形に。
2巻を読み終わった後でも、主役は恋愛関係になる慧介と司、
佐季は当て馬で準主役、流は脇役でしょ?と思ってた私。
・・・作品の捉え方を間違ってた気がする。
3巻を最後まで読み終えて、
主役はいない、少なくとも慧介と司のラブは主題じゃない。
むしろ佐季と佐季を追い続ける流、この二人の関係が主題じゃないか?
ひょっとして、佐季と流こそが主役じゃないのか??(ラブは無いけど)
とまで思うように・・・。
読み終わった今も、
佐季と流の関係を反芻するだけで、涙が滲みます。
BLとしてではないけれど、すごく心を鷲掴みにされた作品でした。
最終巻
2018/07/31 12:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は完全に「佐希」が主人公。
ここまで追い詰められてしまった彼を思うとやるせないです。
現実にこのような子どもがいれば、もう少し誰かが何かに気づけば…と悔やまれてならないが、物語としてはこの着地点しかないのかな…。
私は、守られ流されるだけの司が結局最後まで好きになれず、慧介との恋愛部分について流し読みしました。
流のほうがよほど魅力的だったなぁ…。