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四〇歳からの勉強法
著者 著:三輪裕範
雇用なき成長という経済環境のなかで、ビジネスマンの側は自分の市場価値を高めるための努力を強いられている。ただ、そのための勉強本は数多く出版されているが、そうした本の著者の...
四〇歳からの勉強法
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四〇歳からの勉強法 (ちくま新書)
商品説明
雇用なき成長という経済環境のなかで、ビジネスマンの側は自分の市場価値を高めるための努力を強いられている。ただ、そのための勉強本は数多く出版されているが、そうした本の著者のほとんどは学者や評論家で、読物としては面白くても、実際に使えるものは意外に少ない。では、役に立つ勉強法とはどのようなものなのだろうか。商社マンとして数冊の著書を持つ著者が、「時間をどう作るか」「効率的な情報収集はどうすべきか」「ビジネス英語の習得法」「ハウツー本の値打ち」など、自分の体験を整理しながらすぐに使える勉強法を提示する。
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紙の本
時間の下に人は平等
2005/12/17 17:17
8人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:高橋波子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
六〇歳を人生の放物線のピークに、と学んでいるそのまんま東さんに私は共感している。したがって前向きである。遅すぎるという言い訳もない。サラリーマンだが、出世などの上昇志向もなければ、ひがみもねたみもない。加島祥造に老子の思想を教わったせいもある。考課制度で給料が下がったとぼやく同年代の同僚に、これ以上給料が上がっても税金に取られるだけだよと、慰めてみたりもする。そして来年か再来年は大学院へ行って研究をしたいな、税務関係の、などとおもっている。だから自分なりに時間管理などについては確立した考えを持って生活しているつもりだ。それでも勉強術の本をみると立ち読んだり、買ったりしてしまう。この本は本屋で衝動買いだ。ほぼ同世代の著者は総合商社勤務であるから、よもや中学英語事典などを手元において40歳以降学習したとはおもえないが、推薦している。新聞雑誌との付き合い方は、月刊文春の切り抜き読みが効果的としているがこれは事実で、特集記事ひとつが雑誌一冊の値段としても1、000円以下だから、それほど高いわけではないだろう。下手なセミナーに参加するのに比べてもいい。さて時間は誰の下にも平等に24時間が与えられているが、それを自由に使える人とそうでない人がいるので、一概に著者のいうとおりにはならないが、酒が好きならやめる必要もなく、さっさと飲んで寝ちゃってその代わり朝は早く起きるというのは、こと時間に関してはこれ以外のうまい方法はないのだろうなと私もおもい、安心したところである。
紙の本
有用な本です。
2020/04/11 18:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:永山の老人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が40歳の英語勉強法として、高校受験用の英語参考書を薦めるのは実体にあっていると思う。平均的な大卒の会社員の英語学力のレベルは中学生レベルです。社会人は現役の中学生とは別の道を目指すべきだと書かれている著書を数多く見かけるが他には道がないと考える。使える英語・実用的な英語は、高校入試・大学入試のための受験英語の先にしかないという当たり前のことを一切の忖度・遠慮なく直言する人が極めて少数派であることが英語難民を蔓延させている一番の原因であると思う。著者の紹介する勉強法はまっとうな正攻法であると強く支持するものであるが、高校受験レベルからビジネスマンの教養としての英語学習への飛躍が大きすぎるのではないかと危惧する。大学受験生としての受験英語の地道な努力が必要だと思う。センター試験や難関大学の個別試験の過去問題集の活用にも触れていただきたい。英文精読のための構造分析を強化するための受験参考書にも触れていただきたい。高校入試の長文読解問題の参考書として紹介されている「英語長文問題精講」(旺文社)は間違いでしょう。この本は、中原道喜先生が書かれた大学受験用の参考書です。しかもハイレベルすぎて現在の難関大学の受験生でも使いこなせる人はいないのではないかと思われるほどのものです。
紙の本
素直な一冊
2007/02/12 12:02
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に素直な本である。
この手の「勉強法」は 大概 学者やジャーナリストなど 「勉強」を生業としている人が書く場合が多い中で 総合商社勤務の会社員が書いているという点で珍しい一冊である。
内容的には 鬼面人を驚かすようなアイデアがあるわけではない。但し 著者が 地道に真面目に勉強を重ねている点は よく伝わってきた。
実際 高校受験の参考書を 40歳を超えたサラリーマンに薦めるということは 実に 融通無碍であると感心するばかりだ。学者やジャーナリストだったら こうは書けないはずだ。著者の「アカデミズムからはなれたポジション」があって 初めてそれを可能にしていると言っても過言ではない。
その意味では 本書は アカデミズムから自ら離れたところで書かれている。そうして 著者と同様にサラリーマンである僕にとって 非常に 励みになる一冊でもある。