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【キャンペーン特別価格】TUGUMI(中公文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2014/07/24
  • 販売終了日:2014/08/07
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • ISBN:978-4-12-201883-9

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【キャンペーン特別価格】TUGUMI

著者 吉本ばなな 著

病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。少...

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【キャンペーン特別価格】TUGUMI

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商品説明

病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。第二回山本周五郎賞受賞作。[装画・山本容子]

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みんなのレビュー618件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

つぐみになりたかった。

2010/04/08 16:49

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ふとしたことから吉本ばななを読み返しており、
これはきれいだなぁ~と感想を記しておきたくなった。
いまさらという気もするのだけれど・・・・・・。

文章が本当にきれい。ひとつの夏をきらきらと光るびんに
閉じ込めたみたいに。
まるで詩のような表現が多くて、読んでいると癒される。

つぐみはたしかに意地悪でへそまがりな扱いにくい女の子だ。
でも心の中に宝石を持っている。
それはまだ磨き抜かれていない原石みたいなものなので
注意深く、心の目を澄ましていないと見えない。
でもそのきらめきを見つけたとき、
つぐみとほんとに通じ合ったときの喜びはどれだけ大きいだろう、
と思う。

生きていることとか、一緒に笑ったり一緒に海を見ることのできることの
大切さも美しく織り込まれている。
著者のエッセイで、小学生の読者から、おすすめは?と聞かれて
本書をあげているが、納得。
小学生とか中学生の人にぜひ読んでもらいたい。
その若い感性で、つぐみの意地悪なとこだけじゃなくて、
ぜひ彼女の宝石を見つけ出してほしいと思う。

時間は、人生は、本当は無限じゃない。
必ず終わるし、必ずなにかしらの変化がある。
でもそういうことに無頓着だった時代。
私もできれば小学生くらいのときに「つぐみ」を読みたかった。
いや、つぐみみたいな子になりたかった。
こういう子が大きくなったらきっと優しくなれるだろう。
自分を良く見せるためだけの優しさじゃない、ほんものの。
原石は驚くくらいにきれいなダイヤとなって
内面の光が外面さえも輝かしていくに違いない。

私が小学生のころに読んでも、感性がまだまだ磨かれておらず
なにも感じ取ることはできなかったかもしれない。
選択肢もそう多くなくのんびりとしていたから。
いまの時代の子どもたちの周りには、
醜いものや有害なものが溢れている反面、
たくさんのきれいなものや本物のものに触れるチャンスも多いはずで
アンテナが鋭くなっていると思う。
おおげさかもしれないが、
「つぐみ」から深いなにかを感じられるような子どもたちが
増えたら、未来はきっと、明るい。

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紙の本

予想外の結末。

2003/08/08 11:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書も「キッチン」同様、著名なのに自ら手を伸ばさなかった一冊。吉本ばななさんを知ったその頃は読書に楽しみを見出した、まだ駆け出しの頃で、友人や教師の方々に紹介された本を、片っ端から読んでいた時代だった。月日を経て、本書は不意に私の手元にやってきた。

 つぐみは身体が弱く、ともすれば命を奪われる病に侵されている。そのせいか女の子なのに言葉は乱暴になり、換言すれば屈折した性格になった。私自身“女の子”の基準をどこに定めたら良いか聞かれたら、返答に窮するだろうが、つぐみは一般的な女の子ではない。でもそれは、寂しさ故の事である。

 私は何度か本書を閉じては熟考した。自分がつぐみの立場で、周囲には健康という言葉に適した人たちが笑い合って生きている。時折その姿を見せる死と、向かい合っている自分がいるのに。わがままだって言いたくなるだろう。乱暴だと分かっている言葉を浴びせたくなるだろう。その裏に隠れる寂しさに、気付いて欲しいと思うだろうから。
 自分なりの答えに辿りつくと、再び本書を開いた。

 つぐみは、年頃なら誰でも経験するだろう“恋”を知る。私は純粋に嬉しかった。思いの丈を伝える手段にはさすがに苦笑を殺したが、相手を想う心はつぐみも世の中の女の子と同じだと思う。つぐみの想像を絶する言動や心情は、思いの外読者の感情を揺るがす。生きている確かな実感と、生きる悦びを味わい、つぐみは自分の最期を予感するのだ。そして初めて、死を恐れる。

 吉本ばななさんの著書には死が去来する。他の作家の本では味わえない感慨を、ばななさんの本によって得られる。死は、意外に近くに息を潜め、なにをするでもなく漂い、不意に接近したかと思えば遠ざかる。そんな不思議な死というものの雰囲気を事細かに感じることができる。途中で深い哀しみを伴う結末を予想するが、予想を覆す小説というのは、激烈な印象を心に刻んでくれると思う。また、そういう一冊を書き上げた著者の力量も、計り知れない。

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紙の本

やっぱりこの作品は良い

2019/01/19 22:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「海のふた」に続いての吉本作品、タイトルにもなっている「TUGUMI(つぐみ)」は美少女なんだけど、病弱で性格は最悪、家族に毒を吐くことを生きがいにしている。その美少女と私との民宿での最後の夏を描く。つぐみにその夏、彼氏ができる、その彼氏はホテルのオーナーの息子、そのホテルができるせいでつぐみ一家は民宿の経営をやめることになる。でも、つぐみとその彼は似合いのカップルでそんなことはどうでもよくなる。この夏が終わって、この二人の仲がこれから先も続くかどうかはわからない。ちょっと、このつぐみはいろんな意味で捨てることはできないだろうなと感じる

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紙の本

つぐみの強さに感動します

2015/11/06 16:34

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えんぴつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の題名のもなっている主人公の、つぐみは体が弱い女の子です。
それでも、強い心と、強い意志があります。
とてもいい話です。

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紙の本

その人が自分といっしょに歩くようになるだけで世界はうまくいくだろう

2001/03/14 19:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゴトウマリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「その人が自分といっしょに歩くようになるだけで世界はうまくいくだろうと信じていた頃」。このお話は、そんな、初恋の頃の世界観、宇宙間で描かれている。

 学生の頃、校舎と校舎の間から見える空を見上げて、私も確かにそう思っていた。未来の自分の姿は具体的にはちっとも見えていなかったけれど、その人がいっしょにいてくれるから、私は前に進んでいけるのだろうと思っていた。
 あれから数年。幼かった私たちは傷つけあって別れ、今ではお互いにどこで何をしているのかさえわからない。当時の自分から見れば「うまくいっていない世界」に住んでいる私は、その人といっしょに歩かなくても、楽しく笑いながら暮らしていけることを知ってしまった。でも、あの頃の自分に教えてあげたいことが多いのと同じくらい、あの頃の自分に教えてもらいたいこともたくさんある。

 「その人が自分といっしょに歩くようになるだけで世界はうまくいくだろう」。今は決してそんなふうには思えないのだろうけれど、『TUGUMI』を読むと、また恋をしたくなる。

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電子書籍

文体がきれい

2018/12/29 11:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者の文体は透明感があってとてもきれい。キッチンにもこの作品にも言えることだが安易に死をあつかうのは好きではない。しかしそれを上回る美しさがある。

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電子書籍

TUGUMI

2017/08/16 13:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

かなり昔、短大時代に読みました。その頃は吉本ばななさんの本が流行っていて・・・私はTUGUMIを買い友達にも貸してあげました。その友達はまた別の本を買いお互いに貸し借りして読んだ本です。。このTUGUMIは海辺を舞台にした夏に読みたくなるような本です。久々に再読出来て良かったです。

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紙の本

つぐみのバランスを描く吉本氏の力量は疑い得ない

2002/02/17 13:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:楓   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 連作短編という形で書かれた、美しい小説です。舞台は西伊豆。病弱でワガママで、でもめちゃめちゃ美しい少女・つぐみと、語り部・まりあと、そして周りの人々の物語です。この小説を美しいと感じるのは、おそらく、つぐみが起こす数々の事件が、可笑しくも、なぜか少し悲しみを含んでいるからだと思います。それは、いつも死と隣り合わせのつぐみの心と体が、危ういながらもバランスをとっている様を、見事に描きだす吉本氏の力によるものでしょう。
 また、つぐみはこの物語の中で、一番変人ですが、一番きらきら輝いていて、目をひきます。作中に、そういうつぐみの性格をよく表した、告白シーンがあります。(以下引用)
 『つぐみが恭一をまっずぐ見て言った。「おまえを好きになった」』
 …やさしい文章の中にある、凛としたつぐみの言動にはグッときます。
 吉本氏の本の中では、なかなか明るく前向きな、そして女の子っぽい雰囲気が漂う作品です。

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紙の本

テクニック

2000/08/16 04:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小説としては、人を感動させよう、人に誉められたいといったちょっとあざとい部分も見え隠れするんだが、それでも心になにかを残す本はあるものである。 たとえば吉本ばななとか村上春樹の一部の作品はそういう傾向にあるのではないだろうか。若いうちのある時点にこういう本を読むと、なにかが心に引っかかってしまう。 詳しくは

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2004/09/23 21:14

投稿元:ブクログ

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2004/09/24 13:35

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2004/09/28 17:57

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2004/09/26 11:36

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2004/10/04 15:44

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2004/10/26 15:11

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