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陋巷に在り5―妨の巻―(新潮文庫)
著者 酒見賢一
とうとう業師五六まで取り込まれてしまった……。媚術に操られた美少女は、厳重な見張りをものともせず、次第に国を揺るがしかねない勢力を形成してゆく。一方、孔子の使者として費城...
陋巷に在り5―妨の巻―(新潮文庫)
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陋巷に在り 5 妨の巻 (新潮文庫)
商品説明
とうとう業師五六まで取り込まれてしまった……。媚術に操られた美少女は、厳重な見張りをものともせず、次第に国を揺るがしかねない勢力を形成してゆく。一方、孔子の使者として費城に赴いた公冶長は、そこで意外な裏切り者と対面した。少正卯一味に撹乱される孔子一族の危機。春秋の世を戦国の世に踏み込ませていったのは誰か――。東洋の房中医学にも分け入る、興味津々の第5巻。
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紙の本
巫術や呪術による戦いの場面は少ないが、それでもおもしろい
2009/01/08 20:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻の続きである。もっとも全13巻が続き物ではあるが。前今次巻が一連で、孔子が魯を亡命する原因となった、一政治事件を扱ったものになるらしい。並行してヒロインらしい少女の話も展開するが。
資料に記載された「小正卯を誅す」という一言をもとに、創造力と想像力でさまざまに敷衍し、いろいろと物語を紡ぎ出す。小説家の頭の中はどのような構造をしているのかと、いつも考えてしまう。特にこの小説のような伝奇小説とかファンタジーとかいうものについてはそうである。前巻までよりは、巫術や呪術による戦いの場面は少ないが、それでもおもしろくて夢中になってしまう。